
若者のLINE離れが進んでいる…そういった声も出ています。
しかし、若者の間ではすでにオワコン(終わったコンテンツ)なのだそうです。
LINE全盛期は2012年から4年間
ブームプランニングによると、LINEは2012年から4年ほどは高校生、大学生に爆発的に使われました。
一方、2016年からはインスタグラムも浸透。
「高校生の時間がインスタグラム、LINE、Twitterに3等分された」(ブームプランニング清水さん)
Instagramに、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」ができ、ビジュアル版のTwitterのような役割を果たすようになったのです。
投稿された写真をDM(ダイレクトメッセージ)でやりとりをすれば、わざわざLINEを使う必要はありません。
「機能がインスタで完結してしまうようになった」ということです。
さらに、SNSモンスターと呼ばれる清水さんは、インスタの小まめなアップデートが気に入っているそう。
「評判が悪いと機能が改良されて、思い通りに変化していき、愛着が湧く。アップデートに一喜一憂して楽しんでいる」と話します。
一方、LINEは「LINE Pay」「LINEデリマ」と「ファンクションが増えすぎた」と指摘。
インスタグラム側は取材に、ユーザーのコミュニティが主催するフォトジェニックな写真の撮影会「インスタミート」に参加するなど、ユーザーの声を聞いて機能の改善に役立てている点も安心感があるというのです。
女子高生のLINEのアクティブユーザーは低い?
2017年10月の調査では、女子高生が利用するSNSは、LINE、Twitter、インスタグラムの順に多かったのです。
若年層調査の「TesTee」が女子高生500人にSNSの利用状況を調査した結果、利用するSNSはLINEが98%、Twitterが80%、インスタグラムが56%の順に続いたのです。
用途などを合わせて質問すると、LINEは「連絡用」と答える人が多く、Twitterは、「アカウントにより、キャラクターを変える」という割合となりました。
インスタグラムは、音楽やファッション、食事が趣味のユーザーが多かったのです。
TesTeeは2019年7月に、一部の女子高生の間で流行っていたという「おじさんLINEごっこ」を調査。
ごっこの文面は、「絵文字や顔文字」で溢れていました。
まさに、「ミレニアル脱落組」が使うような「ガラケー」を思い起こさせる文面だったのです。
データ上では、多くの女子高生に支持されるLINE。
しかし、ブームプランニングの中村泰子代表(57)は、
「女子高生のアカウントの所持率は100%だが、アクティブユーザーは減っているのが現状」
と分析しています。
女子高生からのブームが見えにくい
かつては女子高生を発信源にさまざまなブームが起きました。
中村さんは、約30年前から女子高生のマーケティングをしながら流行を見続けきたのです。
1990年代までは、プリクラ、カラオケ、ルーズソックスというブームが、
「女子高生自身のリアルな口コミで広がった」といいます。
「今はSNSの中で個々が動くので、ブームが見えにくい」と分析しています。
SNSを通じて、個々の趣味に合わせた情報を得られるので、女子高生の共通のブームは起きにくいのです。
しかし、「SNSでターゲットを絞り、万人には無理でも、コミュニティーにつながれば応援してもらえる」と新しい流行の作り方に期待しているということです。
まず大切なのは、世代、コミュニティに合ったSNSを選ぶことになりそうですね。
ネットの声
「確かにLINEが来なくなったし自分からも送信してないかも。既読未読でワーワー言ってたときに嫌気がさしたのもありますね」
「未読だったら電話かかってくるとかSNSとしては終わってるような…。未読既読機能がLINEの一番の大罪だと思うけどね」
「スタンプに疲れたかも…今買ってる人は痛い人だよ。というかLINEPAYもわかりづらいし、もう終わったんじゃないかな。でもたまには使ってるから無くなるのも困るか…LINEでしかつながってない人もいるし…」
おじさんおばさん世代もかつてのmixiの全盛から衰退を経験していますから、それと同じようなものだと思えばいいのかもしれません。
確かにmixiは肥大化染ましたし方向性が見えませんでしたね。それを思うとLINEもFacebookも似たような感じかも。