緑色の実線まで出てきたよ…高速道路の車線だけど踏んでいいの?

高速道路の車線に「緑色の実線」初登場 踏んでいいの? その意味とは

関越道の路面に、見慣れない区画線のような線が登場しています。

区画線といえば白の実線か破線、あるいは黄色の実線ですが、「緑色の実線」が引かれたのです。

「緑色の実線」関越道に登場

場所は関越道下りの東松山IC付近で、第一走行車線(最も左側の車線)の両側に引かれています。

路側帯とを分ける白の実線の内側と、隣の車線とを分ける白の破線の内側です。

NEXCO東日本関東支社によると、ICの流入ランプから本線合流部を経て、そこから約4km先まで続くそう。

2021年7月に設置したこの線、NEXCO東日本は「車線キープグリーンライン」と呼んでいます。

目的は、左側車線を走る「キープレフト」を促進するほか、ICからの流入車を正しい進行方向へ誘導する逆走対策のためであるとのこと。

よって法令上の意味はなく、NEXCO東日本が自主的に設置したものです。

「第一走行車線を継続的に走行してもらう、正しい方向がわかりやすくなる、といった心理的効果が期待されます」(NEXCO東日本関東支社)

キープレフトを促すことは、渋滞予防につながるのだそう。

つまり、この線は“渋滞対策”の一環というわけです。

なぜこれが渋滞対策? NEXCOに聞いてみた

車線キープグリーンラインを設けた背景について、NEXCO東日本関東支社に聞きました。

――緑のラインでキープレフトを促すアイデアを思いついたきっかけは何でしょうか?

4年ほど前に同じ箇所で、簡易LED標識や横断幕を用いた「車線利用率平準化実験」を行いました。

具体的には、「渋滞予防のため左車線のご利用を」などといった文言を簡易LED標識や横断幕に記載し、路肩や中央分離帯に設置しました。

その結果、追越車線への車両集中の緩和や渋滞発生時交通量の上昇など一定の効果が得られましたが、このときの簡易LED標識や横断幕は仮の設置であったため、常設で実施できる対策が何かないかと考えた結果、ラインでキープレフトを促すという案に至りました。

――渋滞対策としてのキープレフトは、どのような効果があるのでしょうか?

渋滞の多くは追越車線から発生しています。

混雑時のドライバーの心理として、「少しでも速く進みたい!」という思いからつい追越車線を走りがちなのですが、その結果、多くのクルマが追越車線に集中してしまい、かえって渋滞発生を早めることになってしまいます。

キープレフトを促進することで、このような追越車線への過度な車両集中が緩和され、渋滞予防への効果があると考えております。

看板の設置で注意喚起

このほか、緑色のラインの箇所へ近づくにつれ、「この先4km左車線キープ」「この先2km左車線キープ」「合流後左車線キープ」といった表示内容の看板も設置しているそう。

この関越道下り線での効果を検証しつつ、別の箇所への展開も検討したいということです。

NEXCO東日本関東支社では2017(平成29)年から、関越道や東北道の渋滞しやすいポイントで、前出した車線利用の平準化を促す社会実験を行ってきました。

車線キープグリーンラインは、その結果を踏まえた、具体的かつ常設の対策。見かけたら「キープレフトにご協力をお願いいたします」としています。

ネットの声

「走行車線を走って欲しいなら、「追い越し車線を走り続けることは違反です」って書けばいいじゃん。
それが一番周知しなきゃいけないことだと思うけど違う?
この記事とはちょっと関係ないけどさ、煽り運転は犯罪ですって言う割にその原因になってる追い越し車線を意味もなく走り続けることに対しては何も言わないよね。
その時点で渋滞も煽り運転もなくそうなんて本気では思ってないよね。」

「高速道路の追越車線を走行車線と思い込み、煽り運転の原因となっているドライバーをどうにかして欲しい。大型トラックの並行走行然り、これらも煽り運転と共に渋滞の原因。」

「初見では緑線の意味が分からない。警戒して第2走行車線を走る車が増えたりして。」

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