愛おしくなるほどマイナーな珍車たち…

クルマを乗る人なら誰もが知っているようなメジャーなクルマがある一方で、一部のマニアしか知らないようなクルマも存在します。

そこで、かつて販売されたマイナーすぎるクルマを3車種ピックアップしました。

ダイハツ「シャルマン」

ご存じのようにダイハツとトヨタは業務提携契約を結んでいます。

2016年にはトヨタがダイハツを完全小会社化し、直近ではコンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」をトヨタにOEM供給して、トヨタ「ライズ」として販売。

好調なセールスを記録しています。

一方で、トヨタからダイハツへOEM供給されるケースもあります。

代表例が、1974年に発売されたダイハツ「シャルマン」です。

初代シャルマンは、シャシとボディパネルの一部を2代目「カローラ セダン」から流用。

フロントとリアは専用にデザインされていました。

エンジンは1.2リッターと1.4リッターの直列4気筒OHVで、組み合わされるトランスミッションは5速MT、4速MT、2速ATが設定され、これらもカローラと同じものです。

1981年にフルモデルチェンジをおこない、4代目カローラをベースにボディパネルはすべて専用にデザインされたものになりました。

中身がカローラだったシャルマンを、あえて買うユーザーは非常に少ないものでした。

そのため、新車が販売されていた当時もレアモデルとして有名だったのです。

1988年にシャルマンは販売終了。

ダイハツが独自に開発した5ドアハッチバックセダン「アプローズ」にバトンタッチします。

しかし、このアプローズは設計の問題から車両火災を起こし、大幅なイメージダウンとなって販売は極端に低迷。

10年ほど販売していましたが、こちらも激レア車となってしまいました。

ダイハツで軽カー以外で知られているのは『シャレード』くらいでしょうか…。

三菱「ピスタチオ」

1999年に発売されたコンパクトカー、三菱「ピスタチオ」。

こちらはわずか50台の限定販売でした。

しかも、積極的に環境保全に取り組んでいる自治体や、公益企業などの法人で使われることが前提で販売されたのです。

ピスタチオに搭載されたパワーユニットは、当時、世界最小となる直列4気筒1.1リッターの直噴エンジンで、トランスミッションは5速MTのみでしが。

アイドリングストップシステムの採用によって燃費は30km/L(10・15モード)を達成しています。

この30km/Lという燃費は、純粋なガソリンエンジン車で世界初となる快挙でしたが、大量生産されることなく50台のみで販売を終了。

限定販売としたのは低燃費技術のスタディモデルだったからと言われています。

現存数は不明ですが、中古車市場でも、まずお目にかかれない超希少車。

新車価格は95万9000円(消費税含まず)と安価でしたが、装備も非常に簡素でした。

日産「MUJIカー1000」

良品計画が運営する「無印良品」は、生活雑貨から食料品、衣類など幅広い商品を扱っている販売店。

2001年に日産と良品計画との共同開発車を販売したことがあります。

車名は「MUJIカー1000」で、2代目「マーチ」の3ドア・1リッターエンジン車をベースに1000台の限定商品です。

当時、無印良品のホームページを通じて予約受け付けするという販売方法がとられました。

納車や点検整備などは日産ディーラーでうけることができ、維持についてユーザーが困らないように配慮されていたのです。

仕様については、マーブルホワイトの専用ボディカラーに、塗装されていない素地のバンパー、専用デザインのラジエーターグリル、同テールランプ、ブラックの電動格納式ドアミラーなど…。

無印良品ならではの余計な加飾を排除したシンプルな商品をイメージさせるデザインを採用していました。

価格は93万円(消費税含まず)と安価で、オーディオやエアコン、両席エアバッグなど必要最低限の装備は搭載されていたのも特徴的です。

なお、MUJIカー1000の売買契約が成立すると、無印良品オリジナルの14型折りたたみ自転車がプレゼントされていました。

まとめ

現在、旧車といわれるクルマの価格が高騰しています。

とくに1980年代から1990年代のクルマのなかには、新車価格を上まわる価格で取引されているものもあるくらいです。

しかし、現存数が少ないという理由だけでは価格が高騰しないモデルもあり、とにかく人とは違うクルマが欲しいならば、レアな中古車が意外と安く手に入れられるかもしれません。

シャルマンは当時、カローラよりも安かったので、安い車を…といった層に売れた印象です。他にどうしてもシャルマンを…という気にはなれませんからね。

MUJIカー1000についてはレアな印象ですが、まんまマーチなので買う気がしないのが本音です。

三菱「ピスタチオ」にしては、個人向けではないので、市場に出回ってないのかというと意外と見かけたものでしたね。

いずれにしてもレアな分、どれも手に入れても維持には苦労しそうです。

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