「下着は透視できない」 日本女子たちを守る一着に米国からも注目、馴染みのロゴも話題の五輪
夏のパリ五輪では多くの名場面が感動を呼んだ。
中には競技以外でも注目を集めるなど、4年に一度の世界的祭典ならではの出来事も。
そんな数々の名珍場面を振り返る。ユニホームも話題となった今大会。選手を守る日本の技術も発揮された。
目次
「下着は透視できない」 ミズノ社製、選手を守るユニホームに注目
バレーボール日本代表などで導入されたのは“盗撮防止”という画期的な機能を持つユニホーム。
ミズノが新素材を用いて開発し、バレーボールや卓 球の女子日本代表が試合で着用。
赤外線の吸収に優れた新素材の糸を使うことで選手の体が発する赤外線を封じ込め、赤外線カメラを使っても選手の体のラインや下着が写りにくくなるという機能がある。
開発に携わったミズノの田島和弥さんは
「このユニホームをきっかけに問題への関心が広がれば、周りの目が厳しくなる。そうなれば盗撮そのものが減っていくのではという期待はあります」
と口にしていた。
米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は
「気味の悪い者が赤外線カメラで透視できないユニホームだ」
「赤外線を吸収する生地により、アスリートの下着や体は赤外線カメラで透視できない」
などと注目していた。
東京から25%の軽量化実現、パフォーマンス向上の一助に
アシックスジャパンから発表された陸 上の公式ユニホームは「パフォーマンスとサステナビリティの両立」をコンセプトとし、軽量性、通気性、持続可能性を柱に開発。
21年東京五輪から約25%の軽量化を実現し、重量はわずか46グラムになった。
通気性アップで汗による重量増加も最低限に抑制。軽さを追い求め、アスリートのパフォーマンス向上の一助となることを目指した。
日本人馴染みのロゴに注目「ちょっと嬉しい」
卓球スウェーデン代表が、男子団体戦で日本と対戦した時のこと。
スカイブルーの右胸部分に赤地に白字の四角いロゴが話題になった。
日本ではおなじみの「UNIQLO」の英字ロゴ。
ユニクロは今回、スウェーデン選手団の公式ウェアを担当し、卓 球の選手たちも同ブランドを着用した。
日本戦とあって注目したファンも多く、
ネット上には
「ユニクロなのちょっと嬉しい」
「かっこいいですね!! 色合いがいい」
「何でH&Mの国スウェーデンがユニクロ着てんだよw」
との声が上がった。
そのほか、新競技のブレイキンでオーストラリアの女子選手がヤマト運輸の作業服とそっくりと注目されたり、
ビーチバレーは女子選手が大会史上初めてレギンス着用が許可されたり。
ユニホームひとつとってみても、さまざまなファンの関心やスポーツ界の課題を生み出した大会となった。
ネットの声
「赤外線を通さないユニフォームは知ってましたが、25%の軽量化は凄いですね。伸縮性なども性能の一つだし、その上でこれというのは本当に凄い。」
「昔スポーツメーカーにいました。機能の向上が凄いなと驚かされます。これぞジャパンメイド。今は停滞してますが日本の技術は継承し続けていけば廃れません。海外のものより、できる範囲で国産を選ぶ様にしていけると良いなと思います。」
「昔からどのスポーツでもイベントでも居ますよ。ネットが手軽な物になって、安易にアップ出来るようになったので表面化しただけの事。
まあ、女子だけが問題になっていますが、実は男子の試合でも下半身を狙ってる人(性別関係なく)も多いようです。最終的にはまずモラルの問題。」