【MotoGP】2025年のホンダはどうなる?2024年はどん底だったが…ジョアン・ミルに期待!

ホンダ、低迷も王者ミルの意欲維持望む。2024年のトライ&エラーでバイク開発には明るい兆し?

ホンダ・レーシング(HRC)は、再びMotoGPで競争力を発揮可能なマシンを開発できるようになるまで、ファクトリーチームのリードライダーであるジョアン・ミルがモチベーションを維持できることを望んでいる。

過去最悪の結果

ホンダの2024年シーズンは、最高峰クラスで過去最悪の結果と言っても過言ではなく、わずか75ポイントでコンストラクターズランキング最下位に終わった。

ファクトリーマシンのRC213Vを駆ったミルは、2024年を通して21ポイントしか獲得できず、ライダーズランキングではチームメイトのルカ・マリーニをわずかに上回る21位に終わった。

ただ、ふたりともサテライトチームであるLCRホンダのヨハン・ザルコと中上貴晶に敗れており、HRCの旗色は芳しくない。

チームマネージャーを務めるアルベルト・プーチは、ホンダの競争力低下が2020年チャンピオンのミルを苦境に追い込んでいることを認めたが、MotoGPで成功したいという気持ちを変わらず持ち続けてほしいと語った。

世界チャンピオンとホンダのアンマッチ

「ジョアンは既にMotoGPの世界チャンピオンであり、今の状況は彼にとって心地よいモノではない」

MotoGP公式サイトにプーチはそう語った。

「バイクのレベルが低い。彼は努力しているが、見ての通りクラッシュもいくつか経験している。チャンピオンである以上、プッシュし、結果を残したい。しかし結果がついてこないのだ」

「困難な時期でも彼がモチベーションを維持できることを願っている」

プーチは、ホンダが2024年シーズン前半に行なった様々な実験の結果、マシン開発の明確な方向性を見出すことができたと感じている。実際、ミサノでの2戦目からは明らかにパフォーマンスが向上し、ザルコはアジアでのフライアウェイ戦で2度のトップ10フィニッシュを達成した。

しかしプーチは、クルーたちの進歩を励みにしながらも、結果自体は予想をはるかに下回るモノだったと認めた。

ジョアンとホンダの復活への意欲

「簡単なことではなかった。結果は望んでいたモノではなかった」とプーチは結論づけた。

「しかし、この1年は……シーズン前半は色々なことや解決策を試してきた。そしてシーズン後半には、どんなアイデアが上手くいくのか、上手くいかないのか多少なりとも分かってきた」

「思ったほどではないが、いくつかの改良を行なった。改善し、来季マシンをどのように準備するかを常に研究している」

「それでも我々が求めている結果は得られなかった。しかし我々のエンジニアリングの観点からは、エンジニアたちがどのように進めるべきか、どこに向かえばいいのか、どうしなければならないのか、重要なことをどんどん理解している。それが大切だ。しかし結果が出るまでには時間がかかるだろう。それが現実だ」

そして、ホンダの上位復活のモチベーションを維持するということに関して、プーチは次のように主張した。

「我々が唯一失わなかったのは、復活への意欲だ。明らかに後れを取っているのが事実であるにもかからわず、前進しようとする意思だ」

ネットの声

「ホンダのせいで1番チャンピオンと呼び辛いチャンピオンだけが残った。何とか今後の巻き返しに期待したいけど相当な全集中が必要でしょうね。負のスパイラルの増幅スピードだけが唯一速いチームになってしまってます。」

「実力あるのにバイクが駄目だとこんなに落ちぶれてしまうのか。評価も駄々下がりで他には行けないんだろうな。ホンダさん何とか上位を争えるバイク提供してあげてよ。それに復活目指すならアコスタみたいな傑出したライダーを好待遇で獲得したら。今までもそうしてきたのだから。まぁバイクが良かったから集まっていたのだがね。」

「10年かけてマルケススペシャルに仕上げ、その本人がいなくなれば迷走する。その仕上げ、本人待避はマネージャーの責任でしょ。なぜプーチは残るのか疑問。そこがHONDAジャパンのダメなとこ。」

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