マイナンバーカード所持率は6割…けっこういい数字だと思うけど

マイナンバーカード「持っている」6割にとどまる 発行しない理由は?

保険相談サービスを提供する保険マンモス(東京都港区)は、男女500人を対象にマイナンバーカードについてアンケートを実施しました。

現在マイナンバーカードを持っていない人は37%に上ったのです。

発行しない理由は「メリットがないから」などが挙がっていました。

取得率は高いとは言えないが

マイナンバーカードの取得状況を見てみると、「持っている」と回答した人は63%。

制度の開始から6年が経過するが、取得率が高いとは言えない状況だ。

マイナンバーカードを作った人に「なぜ発行したのか」を尋ねると、「ポイントがもらえるから」と回答した人が182人で最多となりました。

次いで「顔写真付身分証明書、本人確認書類になるから」(140人)、「住民票や印鑑証明書など各種証明書をコンビニで取得できるから」(95人)となったのです。

マイナポイントがきっかけで申請

マイナンバーカードの発行時期について聞くと、「覚えていない」という答え以外で多かったのが「2021年1月~6月」でした。

総務省によるマイナンバーカードを活用したキャッシュレス還元事業「マイナポイント第1弾」は20年9月にスタートし、当初は21年3月に終了する予定だったのですが、21年12月末まで延長。

同事業が終了する間際に申請した人が多かったとみられます。

マイナポイントは、クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレスサービスを利用して買い物をすると、利用金額の25%のポイントがもらえます。

そこで、どの決済サービスを登録したか尋ねてみると、「楽天カード」(66人)と「PayPay」(64人)が上位を占めました。

持っていない人は今後も発行したくない

現在マイナンバーカードを持っていない人に今後発行したいか尋ねると「発行したくない」と回答した人がおよそ6割に達したのです。

「必要性を感じないから」「個人情報の紐づけが嫌」「手続きが面倒そうだから」などの理由が挙がっていました。

ほかにも「個人情報と紐づけられることの安全性が信頼できない」や「作っても更新しなくてはいけないため面倒」なども理由として挙がったのです。

※調査は男女500人を対象に3月30日にインターネットで実施しました。

ネットの声

「10年後有効期限切れになってたりする人多数だと思いますよ?
「住民票がコンビニでとれる」といったって。この10年住民票とった記憶がない。マイナカードの受け取りで役場に行く必要があるなら、結局その方が余計な仕事になる人も多いでしょう。しかも10年ごとに写真も用意して。
転勤族にはメリットもあるでしょうが、少なくとも親の身分証明で足りる子供や学生証で用が足りる層にはほとんど意味はなさそうです。
確定申告だってID方式で事実上問題ない。
普及のCMは多いけど「いろいろメリットあるんですよ」ってその色々を具体的に示さないと・・・」

「この原油高にトリガー条項の発動をためらう国がなぜ補助金出してまで普及させたいのか?
補助金の元が取れる目算があるからに他ならないと考えるのが自然では無いですか?
それでもこの普及率の低さは賢明な国民多さの表れでは?
結局国は国民が不安なく豊かに暮らす事など考えてはくれないと知るべきです。
カードの更新が必要と言う事はまた安定的な天下り先が増えたと言えるでしょう。
結局補助金出してもそれ以上のメリットを得ていると言わざるを得ません。」

「持っていても利便性を感じられないからだよ。情報流出も怖いしね。
これを持っていたら確定申告もコロナ接種も年金請求も面倒な書類作成も提出も予約も不要、というなら持ちたい、という人も増えるだろうけどね。
役所はこんなマイナンバーの有効活用をやろうと思えばすぐできるはずだが縦割り行政の欠点で前に進まない。だから利便性を感じないし、情報流出してもだれも責任を取らない役所の体質が透けて見えていては浸透するはずがない。」

おすすめの記事