岡本太郎は意外にも読書家だったそうです。
その生き様は、本当は誰しもが心の奥底で秘めている願望を実現したに過ぎないのでしょう。
つねに人間らしくあろうとしたのは間違いありません。
自分らしさを追い求める昨今の風潮とは違ってますね。
そこが天才たる所以なのでしょう。
本書はどこまでも難解…果たして少しでも理解できるのか。
もちろん、わざと難しく書いて「ついてこれるものならついてきな…」みたいには思ってないでしょう。
岡本太郎の頭の中がこうなのですから。
理解できなくても、岡本太郎という不世出の天才を知るには十分な書です。