希望のステージ 南杏子(著) 講談社 (2021/9/15) 946円

舞台に立たせてあげることが、寄り添うこと──市民会館で出演者の医療サポートをする女医の姿を、現役の医師が描く感動の医療小説!

ある医療事故をきっかけに都心の大病院を飛び出した女医・菜々子は、兄が経営する東京近郊の個人病院で働き始める。

それから間もなく、中学時代の同級生に誘われ地元の市民会館で、ステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことになってしまう……。

──命を削ってでも市民会館の舞台に立とうとする患者たちは、末期癌であったり、白血病であったり、歩行困難者であったりとさまざま。

現役の医者が身近な設定で、現代の超高齢社会と高度医療のありようを直視する連作短編集。

文庫化に際し『ステージ・ドクター菜々子が熱くなる瞬間』より改題。


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