知っておきたい新型コロナの基礎知識まとめ

よくある症状、危ない持病、ウイルスの生存期間、感染のメカニズムなど

パンデミック(世界的大流行)に

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は、何万もの人を死に至らしめ、私たちの生活を一変させています。

この病気や原因となる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)については、まだ解明されていないことが多いものの、いくつかの大切なことは既にわかっています。

コロナウイルスには多くの種類があるのですが、ヒトに感染するのは7種類のみ。

うち4種類は、かぜなどの軽い病気を引き起こし、残りの3種類はより深刻な症状をもたらします。

SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、そして今回の新型コロナウイルス感染症です。

コロナウイルスは動物からヒトに感染することもあります。

他のコロナウイルスによる病気と同様、新型コロナウイルス感染症は主に肺炎のような呼吸器系の症状を引き起こすのですが、全身に重篤な症状が表れることもあります。

これまでにわかったことを、図を使いながら以下にまとめてみました。

主に飛沫によって感染が広がる

新型コロナウイルス感染症は、他の呼吸器系の疾患と同じく、せきやくしゃみ、話をするときに放出される唾液や粘液の飛沫によって感染が広がります。

こうした飛沫は1~2メートルほど飛びます。

物の表面に付着した飛沫は、表面の材質よって4~48時間ほど感染力を保ち続けるのです(その他の感染経路として、排泄物や主に臨床現場で問題となるエアロゾル(空気中を漂う微粒子)などがありうるということです)。

物の表面に付着しているとより長く生存する

新型コロナウイルスに感染しないためには、他の人との間に2メートル以上の距離を保ち、せっけんと流水で20秒以上手を洗うことです。

また、アルコール含有量が体積比で70%以上の消毒液なら、プラスチックやステンレススチールの表面に付着したウイルスを殺すことができます。

「コロナ」の由来はスパイクのようなたんぱく質

他のコロナウイルス同様、新型コロナウイルスは球状で、コロナ、つまり冠のような形をしたたんぱく質の「スパイク」を持っています。

いったん目や口、鼻を通してヒトの体に入ると、ウイルスはお気に入りの「受容体」を持つ細胞を探すのです。

ウイルスはその受容体に結合して細胞の中に侵入し、自己複製を開始します。

そうした受容体を持つ細胞は、ヒトの肺と腸にあるのです。

症状の深刻さには年齢が関係している(ようだ)

現在のところ、子どものほうが大人よりも重篤になりにくく、死亡率も低いことがわかっています。

しかし、年齢による症状の重さの違いに関しては、まだよくわかっていません。

症状は共通ではないが、頻繁に見られるものはある

基礎疾患がある人は死亡率が高い

心臓や血管系の疾患、糖尿病、慢性肺疾患、高血圧、がんといった基礎疾患がある場合には危険性が高い。

感染を診断するには検査が必要

鼻または口の中を拭って採取したサンプルに、新型コロナウイルスに特有の遺伝物質がないかを検査します(PCR検査)。

現在、血液検査による判定方法を研究者たちが開発中(抗体検査)。

ワクチン接種が一般に可能になるまでには、少なくとも1年かかる

ワクチンには、死んだ(不活化)ウイルスまたは弱毒化したウイルス、ウイルスのたんぱく質、あるいはウイルスの遺伝物質のいずれかが含まれます。

このうち、新型コロナウイルスに対する免疫を獲得するのに、どの方法が最適かはまだわかっていません。

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