
運転免許不要 新車18万7000円 ちょい乗りに便利な電動ペダルなし特定小型原付 その価格のワケは?
「glafit(グラフィット)」(本社=和歌山市/鳴海禎造社長)は、特定小型原付のカテゴリーができる以前から、自社開発に取り組んできた電動パーソナルモビリティのパイオニアです。
2025年3月3日に新製品「NFR-01 Lite」を発表しました。
同社ウェブサイトや大手家電量販店などのリアルショップ販売を開始し、各地で試乗会も始まっています。
目次
大幅なコストダウンを実現
「NFR-01 Lite」は、「NFR-01」シリーズとして先行する「NFR-01 PRO」の外観を継承するフルタイム電動の特定小型原付です。
「PRO」との最も大きな違いは価格です。
同モデルより10万円安い18万7000円(消費税10%込み)を実現しました。
「PRO」にはスマホと連動する通信機能があります。車両の位置情報やバッテリーの充電割合をスマホに表示可能。
メーンキーのオンオフはなく、Tagkeyやスマホ、ICカードなどでロックを解除すると電源オンになるなど、唯一無二の強いガジェット感が支持されています。
一方、今回登場した「Lite」は、コストの大きな割合を占める通信機能を大胆にカットし、さらにインホイールモーターの定格出力を500Wから350Wに落とし、大幅なコストダウンを断行。
手軽な移動を実現しました。
【これが電動サイクルの決定版】
「電動サイクル NFR-01 Lite」3月から予約販売開始!?16歳以上ならばどなたでも免許なしで乗れる
?アクセル操作で一生漕がずに進む!
?一家に一台あるとみんなで使える 便利なモデル
?普段使いにちょうどいい。でも、性能は妥協なし!… pic.twitter.com/SZKo48ikx8— glafit (@glafit_official) February 3, 2025
町散歩に最適な電動モビリティ
電動パーソナルモビリティの本格的な登場から約5年。
草創期はこうした乗りものにも混合交通で負けないパワフルさや長い航続距離に加えて、新しいモノ好きを惹きつける個性が必須でした。
しかし、速度域20km/h以下で軽量コンパクトな特定小型原付のイメージがユーザーの間でも見えてくるようになったいま、次世代の電動パーソナルモビリティは、ユーザーそれぞれのライフスタイルに合わせた「ちょうどいい」性能が選択できることが必要になっているのです。
「NFR-01 Lite」は、近場の通勤や裏道を探索する町散歩に最適な電動モビリティに仕上がっています。
小型軽量でも「クラス最高水準」、スムーズな走行安定性で段差5.2cmまでOK
「NFR-01 Lite」の航続距離は、定地走行で33km、実走行に合わせたJEMPA(一般社団法人日本電動モビリティ推進協会)規格測定でも24kmをマークしています。
グラフィットの社員が全国各地のリアルショップなどで試乗会を展開中(撮影=中島みなみ)
電費はわずか0.35円/kmと、ガソリン車と比較しても経済的で、出先での充電も目立たない細身で軽量なバッテリーは最低から5時間でフル充電できます。
全長1300mm×全幅560mm×全高1080mmとコンパクトな車体ですが、ケーブルをフレームの中に収納して持ち上げやすい構造で、ちょっとしたスキマに止め置くことができます。
車輪のサイズは14インチと小径ながら、5.2cmまでの段差を超えることができる走行安定性を備え、坂道の登坂性も傾斜22%まで息切れすることなくスムーズな移動を実現しており、「クラス最高水準の走行性能を維持するレベル」(NFR-01 Lite開発担当者)、というモデルです。
車種区分は免許不要の特定小型原付(最高速度20km/h以下)ですが、モードの切り替えで歩道走行が可能な「歩行モード」(=特例特定小型原付。最高速度6km/h以下)を装備しており、幹線道路などで幅の広い歩道がある場合、巡行スピードの速い車道を避けたいシーンで役立ちそうです。
走行モードを示す識別灯はウインカーとの兼用で、ハンドルまわりもスマートです。
また、手荷物はフロントバスケットやリアキャリアなどのアクセサリーで、積載に困らない用意があります。
四季の郷公園フードハンターパークにて、本日は試乗会を開催中!
なんと!
3月から予約販売開始となる
電動サイクル NFR-01 Lite の試乗を実施中ちなみこのカラー
パンダホワイト 言います笑#glafit #和歌山 #四季の郷 #電動サイクル #電動キックボード #電動バイク #新製品 #試乗会 #NFR01Lite pic.twitter.com/LN9Je31KVb— glafit (@glafit_official) February 23, 2025
ネットの声
「ここまで手軽な動力付きの乗り物ですと運転する方のモラルが問われますし、ハンドルコラムがホームセンターにて数万円で販売されている折り畳み自転車と同じ部品に見えますので、強度と耐久性やアフターサービスなどが不安です。ちょい乗りに便利だと言われても中途半端な存在であることは否めず、自転車やスーパーカブなどを購入した方が良かったと後悔しそうな印象です。」
「ナンバーの取得が必要でウインカー等の保安装置や自賠責必須、任意保険も普通は入る。安全のためにヘルメットもかぶったほうがよい。それでいて速度は20km/hしか出ない特例特定小型原付の場合は6km/hで自転車通行可の歩道のみ走れる。もう特定小型原付という区分自体が原付と電動アシスト自転車の悪いとこ取りでしかない
本当に限定的な用途にしか使えず車体自体は原付とあまり変わらない。何のために存在するのかわからない乗り物だ。」「免許が無いと交通法規を何も知らない状態で走り回る人がいるのが問題。せめて運転者講習の受講を義務付けしてほしい。」