
ノロウィルスにかかると、激しい嘔吐と下痢に襲われます。
腹痛もありますし、人によっては発熱も起こります。
感染性胃腸炎で、空気感染することから、ノロウィルスと診断されると、学校や会社を休まなければいけませんから、生活にも支障を来たします。
もっとも、腹痛や嘔吐下痢だからと言って、すぐにノロウィルスと判断するのは早計です。
ただの腹下しかもしれませんし、当然自分だけでは判断できないので、病院の医師に診てもらうことになります。
ここでは、ノロウィルスの検査方法を紹介します。
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ノロウィルスの病院での検査方法は?
毎年、多くの人がノロウィルスに感染します。
感染性胃腸炎ですから、感染しないに越したことはありません。
そして、残念なことにノロウィルスのワクチンは現在のところ、存在しないのです。
鋭意開発中であり、厚生労働省の審議会でも、開発優先度の高いワクチンという位置づけでもあるのです。
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そのため、現在は、予防の徹底、さらには、検査方法を充実させての早期発見が最善の措置とされているのです。
問診のみ
ノロウィルスは、他の感染性胃腸炎であるロタウィルスやアデノウィルス、さらには食中毒でも似たような症状が出ます。
ですから、判断がつきにくいので、検査が必要になるのですが、一般の病院では検査ができません。
設備の問題でもあるのですが、その場合は問診で判断される場合が多いのです。
また、通常では、検査キットも通常の検査も保険適用外となります。
ただし、3歳未満の乳幼児、65歳以上の高齢者では重症になる場合もあるので、この場合は保険適用となります。
ですから、一般の人は保険は適用されないと考えていいでしょう。
また、特定の疾患のある人も保険適用がされる検査方法があります。
検査キット
一般の病院では問診のみで、診断されることもあるあるのですが、多くの病院では検査はできなくても、検査キットを用意している病院が多くなりました。
検査キットと言っても簡単で、患者の便を取り出して、検査キットに垂らし、その反応で陽性か陰性かを判断するのです。
便は、前日分の便であれば持ち込み可能です。
当日、便が出なければ綿棒を肛門に差し込んでの採取となります。
もっとも、検査キットで陰性であっても、後で陽性となる場合もあり、確実な検査方法ではないとされているのです。
ただし、即日のリアルタイムに診断結果が出るので急いでいる場合は検査キットが有効です。
最近では判定の精度も上がっているということです。
リアルタイムPCR法
RT-PCR法ともいいます。
食品の仕事に従事している人はこの種類の検査を受けることが必須となっています。
便を採取しての検査となります。
これは、遺伝子を解析する方法ですが、ノロウィルスは遺伝子を持ちません。
そこで、ノロウィルスはRNAという成分を持っているので、これをDNAに変える薬を使って検査をするのです。
費用は8千円から1万5千円くらいが相場です。
検査期間は、3日~5日となっています。
電子顕微鏡
検便などの検査方法と似ています。
便を採取して、それを電子顕微鏡で確認する方法です。
この検査の費用は、1万円から3万円とされています。
精度は100%で、検査機関は3日~5日となります。
ノロウィルス抗原定性検査
ノロウィルス抗原定性検査が平成24年から、保険適用になっています。
ただし、制限基準があって、臓器移植、免疫抑制剤投与中、悪性腫瘍などの場合に可能で、感度が低いのが難点です。
検便以外の方法ではこの検査方法が唯一となるようです。
ノロウィルスの病院での検査価格は?保健適用される?
上述の、ノロウィルス抗原定性検査以外は、検査キットも通常の検査方法も保険適用外となります。
費用は、検査キットが5千円、リアルタイムPCR法が、8千円から1万5千円、電子顕微鏡が1万円から3万円となっています。
ノロウィルスの検査キットは?
ノロウィルスの通常検査方法では、早くても3日以上の検査期間が必要です。
三重県浦村の2/20の検査結果は『ノロウィルス検出されず』
安心して食べられますね😃🎉
ちょっと疑問。ノロを「人類がした海洋汚染」と言うには汚染の基準が低いのでは?煽りのように感じますねぇ。 pic.twitter.com/iMLbwd1etT— オイスターズジャパン🍂牡蠣の人 (@ezmimura) February 23, 2018
学校や職場などで、早く検査結果を知りたいと言うこともあるでしょう。
そのときは、検査キットが唯一のリアルタイムで分かる方法となります。
約20分でわかります。
判定の精度が良くないのが難点ですが、腹痛、嘔吐下痢などになると、何らかの感染性胃腸炎であることは間違いないので、検査自体が不要という説もあります。
ノロウィルスの検査キットの費用価格は?
検査キットの費用は5千円が相場となっています。
病院によって検査キットの費用はまちまちです。
相場が5千円ということで、それ以上もあれば、それ以下もあります。
要は自由診療であり、要望があれば検査するというスタンスですね。
これについては保険適用外となっています。
激しい下痢や腹痛で医療機関に言っても、申し出をしないかぎりは、検査キットでの判定はしないようです。
学校や職場の関係で速やかに判定をしてもらいたいときは、自分から検査キットの使用を申し出るようにしましょう。
ネットの声
「急性腸炎かしらん?ということで、ノロウィルス等の検査されました。お尻に綿棒ズボッと。もうお婿に行けないよ。」
「病院行って検査してもらったらノロウィルスに感染してました。吐き気は治まったけどお腹と背中が痛む。ウィルスって怖いね。一気に身体がおかしくなる。今日は会社休んで寝てます。」
「間違いなく土曜に牡蠣食ったからだよなぁ。初めて当たった。つーかノロウィルス検査済みって話だったんだが...?」
自覚症状には個人差があるようなので、疑わしくは病院へ…ですね。