MotoGP第1戦タイGPスプリントで小椋藍が4位でポイント獲得

ドゥカティが123フィニッシュの中で小椋藍が大健闘!

3月1日、2025年MotoGP第1戦タイGPの2日目セッションがチャン・インターナショナル・サーキットで行われた。

MotoGPクラスのスプリントではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利を飾った。

小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は4位に入り、チャンピオンシップポイントを獲得した。

快晴のグッドコンディションでレース開始

ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)のみ欠場しており、ロレンツォ・サバドーリが代役出場している開幕戦。

初日から晴れており、ドライコンディションでセッションは進んでいる。

同日の午前に行われた予選ではマルク・マルケスがポールポジションを獲得、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1列目。

2列目はジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)と日本メーカーやルーキーライダーも入った。

午後にはMoto3クラスとMoto2クラスの予選を挟み、MotoGPクラスのスプリントが開催。

気温は37度、路面温度は57度で、ドライコンディションのままだ。タイヤ選択は全車がリヤはソフトだが、フロントはハードとソフトに分かれた。

13周のスプリントレース

フロントにソフトを選んだのはトップ10ではマルク・マルケス、アレックス・マルケス、小椋、マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)。

ハードはバニャイア、ミラー、モルビデリ、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)だ。

13周のスプリントはマルク・マルケスがホールショット、アレックス・マルケス、バニャイア、小椋は4番手につけた。

5番手のモルビデリは4コーナーで少しミスをしてミラーが5番手に。

クアルタラロは7番手まで上げている。9番手スタートのベゼッチはスタートミスで大きく順位を落としてしまった。

2周目は上位陣に動きはなく、3周目には各車の差が広がっていく。

4周目には9番手のアコスタが、8番手のブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)を抜き去る。

そこから順位変動はなく、7周目にはマルク・マルケスとアレックス・マルケスの差が約1秒、アレックス・マルケスとバニャイアの差が約1秒、バニャイアの後ろには小椋がつけている状態だ。

7周目の8コーナーではミラーがスリップダウンを喫して最初のリタイアとなった。

翌周にはアコスタがクアルタラロをかわして6番手に浮上している。

4位でポイント獲得…スタッフも祝福

残り3周、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)がスローダウンして最後尾まで落ちる。

最終ラップも危なげなくクリアしてマルク・マルケスは1秒差のリードを築いた状態で勝利、アレックス・マルケスが2位、バニャイアが3位となりドゥカティがメダルを独占。

小椋は4位に入りポイント獲得だけでなく、ルーキー初戦で表彰台まであと一歩の位置につけたことになる。

5位はモルビデリ、6位はアコスタ、7位はクアルタラロ、8位はビンダー、9位はジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)となり、全5メーカーがポイントをゲットした。決勝レースは翌日に開催される。

ネットの声

「もうドキドキして観てました。
あれだけ安定して上位にいるのだから大したもんです。MotoGPクラスに遅いライダーはいませんから、初戦のこのランキングは自信になりますね。速いマシンは慣れれは慣れるほど難しいと思いますが、気負わずにレースを作れるようになって欲しいですね。
バニャーヤの後を追っているシーンで涙が出そうになりました。今日はビールを飲んで乾杯したいと思います。」

「小椋選手、素晴らしい走りでしたね。予想の遥か上をいってくれて嬉しい限りです。
メディアの皆さんも、大谷君ばっかり追いかけないで、同じく海外で活躍している小椋選手にもスポットを当てて欲しいです。」

「小椋藍君はスタート直後のポジション獲りが本当に上手い!
最高峰デビュー戦でなんであんなに走れるんでしょう。元王者バニャイアにぴったり追走。終始ドキドキしてました。明日も楽しみです。」

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