
2025年にMotoGP最高峰クラスへデビューするトラックハウスの小椋藍は、開幕戦タイGPに向けて「スタートが待ち切れない」と語った。
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2024年はMoto2クラスでチャンピオンに
昨年、小椋はMoto2クラスでチャンピオンに輝いた。
日本人ライダーとしては250cc時代の青山博一以来となるチャンピオンの誕生となり、日本のファンも大いに盛り上がった。
そんなMoto2王者は今年、最高峰MotoGPクラスで新たな挑戦を始める。
キャリアの大半をホンダの育成ライダーとして歩んできた小椋だが、MotoGPクラスではアプリリア陣営のトラックハウスからデビューする。
アプリリア陣営からMotoGPスタート
小椋は2月に行なわれたプレシーズンテストを通じ、積極的に走り込んでMotoGPマシンへの適応を進めてきたが、ついに2月28日に開幕戦がスタート。
実戦を迎える時がやってきた。
「新しいカテゴリーで新しいチーム、そして新しいバイクと新シーズンを始められることを、とても嬉しく思っています」
小椋はタイGPのプレビューでそうコメントを寄せた。
「ウィンターテストでは、チームと素晴らしい日々を過ごすことができました。毎日自分たちが改善しているのを感じられていましたし、今のモチベーションはものすごく高いですよ」
タイGPから見逃せない戦いが始まる
「僕達はレースを求めています。何レースかを経験していけば、もっと多くのことを学べると思っているので、この(開幕戦の)レースウィーク、そしてチームとまた一緒に仕事をするのが待ちきれませんよ」
「MotoGPバイクに乗り、エキサイティングな年になってくると思います。このバイクで自分に何ができるかを本当に知りたいですし、スタートが待ちきれません」
なお2025年シーズンは、小椋の他にもグレシーニからフェルミン・アルデゲルが、LCRからソムキアット・チャントラの2名がMotoGPクラスへデビュー。
彼らルーキーの中で誰が頭角を表してくるか、タイGPから見逃せない戦いとなるだろう。
ネットの声
「あの原田哲也さんが小椋くんのテストに挑む姿勢を見て「開発ライダーに向いているかも」とコメントされていたのが印象的でしたね。
本当は初めてのmotoGPクラスのテストで一発のタイムを出したいところなのに、淡々と自分を抑えてテストプラグラムをこなしていたと言っていましたね。」
「取り敢えず最初は、なるべく怪我をしないようにしてGPマシンに慣れて行ってほしい。シーズン中盤くらいには表彰台に上がれたら素晴らしいと思う。期待してますよ!がんばって!!」
「小椋選手には期待しかない。将来、日本人初のMotoGPチャンピオンになってくれると思います。マシンカラーがリズラスズキっぽいのも個人的に大興奮!」