プロテインは太るの?痩せるの?ダイエットできないの??

プロテインで太る、その理由

「プロテイン=痩せる」は間違い。

パッケージに女性向けと書かれた商品も多く目にするようになり、以前より手に取りやすくなったプロテイン。

ダイエット目的で気軽に摂取する人も増えています。

しかし、「プロテインを飲み始めたら太った」そう感じたことはないでしょうか。

もしかしたらプロテインの摂り方、選び方を間違えているのかもしれません。

プロテインは脂肪にも変換される

筋トレを始めたら、プロテインを摂り入れた方が効率のいいカラダづくりができます。

多くの人はそんなふうに思っているでしょう。

ただし、これは半分正解、半分不正解なのです。

たしかにタンパク質は不足すると筋トレ効果が半減します。

だからといって大量のプロテインをカラダに入れても、使いきれずに余った分は脂肪として蓄えられるのです。

なぜなら、1日に必要なタンパク質量は決まっているから。

つまり、筋肉をつくるつもりで摂取したプロテインが脂肪に変換されているケースがあるのです。

プロテインは食事の補完と心得る
プロテインをうまく摂り入れるにはどうすればいいのでしょうか。

プロテインを含め、スポーツにおけるサプリメントは必要な栄養素を補うダイエタリーサプリメントと、運動のパフォーマンスや運動効率を上げるためのエルゴジェニックエイドの2種類に分けられます。

前者は日常的な栄養補給の下支えが目的であるのに対して、後者は運動をするカラダのために開発されました。

プロテインを摂り入れるなら、まずは前者のダイエタリーサプリメントとして活用するのをおすすめします。

「食事で必要なダンパク質量を補えなかった」という場合にプロテインを摂るのです。

たとえば、本来なら肉を200g食べてタンパク質を補給したいけれど、若い頃に比べて消化吸収能力が衰えていたり、カロリーオーバーになるリスクがありまう。

代わりに肉を100gに納豆を1パックプラスし、さらにプロテインを15g摂取するといった摂り方です。

1日3度の食事で必要量のタンパク質を摂るための補完としてプロテインを位置付けるようにしましょう。



一度に吸収できるタンパク質の量は40gまで

ところで、具体的に1日に必要なタンパク質はどれくらいか知っているでしょうか。

一般的に定期的な運動習慣がない人の場合は1kgにつき0.93g、筋トレをするという人なら1.6g?1.7gが適正量と言われています。

つまり体重が55gの人で運動習慣がない人は約51g、筋トレをする人であれば約88gを1日で摂ればよいのです。

食事で十分タンパク質を摂れている人、特にスマートな人が筋トレを始めたからといってプロテインをプラスすると簡単に必要量をオーバーしてしまいます。

本当にプロテインが必要なのか…タンパク質の必要量をあらためて計算してみるといいでしょう。

また、カラダが一度に吸収できるタンパク質量が40g程度と上限があることも覚えておきたいところです。

プロテインは目的で使い分ける

プロテインで太る理由
プロテインを摂取する場合、豊富な種類のなかからどれを選べばいいのでしょうか。

プロテインには大きく分けて3つの種類があります。

1つは牛乳に含まれる乳清を利用したホエイプロテイン。

同じ牛乳を原料とするが製法が特殊なカゼインプロテイン。

そして大豆からつくられるソイプロテインをはじめとする植物性由来のプロテインです 。

吸収率が最も速いといわれているのがホエイプロテイン。

さらにタンパク質含有率が高いものをアイソレートタイプと呼び、タンパク質以外の栄養素も含むものをコンセントレートタイプ(ミックスタイプ)と呼びます。

多くがホエイアイソレートを選ぶ傾向にありますが、タンパク質は消化吸収のプロセスでエネルギー源となる糖質、ビタミンやミネラルなどの補酵素も必要とするので、必ず食事と一緒に摂るなど摂取するタイミングを考えなければいけません。

基本的な選び方ですが、まず、体重やコレステロールが気になる人は植物性のソイプロテインを選ぶといいでしょう。

食事と一緒に摂る場合や運動直後に摂るならアイソレートタイプでよいですが、食事代わりに飲むならコンセントレートタイプを飲みたいところです。

また、食事後にトレーニングの予定があるならホエイプロテインより持続的に消化吸収されるカゼインプロテインを選ぶのも手です。

このような知識と意識がプロテインともうまく付き合える。賢く取り入れて理想のカラダに近づきましょう。

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