火を止めて入れるのは何故??カレーのルウとインスタントラーメンの粉末スープ…

何気なく入れているカレーのルウとインスタントラーメンの粉末スープ調理方法には火を止めてから入れるようにという但し書きが…。これってどうして?

火を止めてから入れる…カレーのルウの場合

市販のカレールウの作り方は、いったん火を止めてからカレー鍋にルウを入れると書かれています。

実際にこれを忠実に守っている人はいるのかな?というくらい火をかけたままルウを入れている人が多いのではないでしょうか。

火を止めてから入れる理由はどういったものでしょうか。

下のみっつの選択肢の中に答えがあります。

①水分が無駄に蒸発しすぎるのを防ぐため

②カレーの完成を前にして気持ちを落ち着かせるため

③温度を下げてルウを溶けやすくするため

このみっつの中に正解があるのですが、おわかりでしょうか。

答えは③の「温度を下げてルウを溶けやすくする」でした。


誰もが熱い方が溶けやすいだろうと考えがちです。ですから、②とともに③の答えも無いと考えたら①が選択肢として残りそうですが…実際に火を止めずにルウを入れている人は多いでしょう。

いったん、火を止める手順にもちゃんと意味があり必然性があるということですね。

火をかけたまま、つまり沸騰したお湯の中にルウを入れると、ルウに含まれている小麦粉のでんぷんが熱によって糊状(のりじょう)になり、いわゆる「ダマ」ができてしまうのです。

そうなると、口あたりも味もイマイチの仕上がりになってしまいます。

ダマになるのを防ぐには、火を止めてから、濡らしたフキンなどの上に置いて温度を80度以下に下げるのが理想です。

そして、ルウを入れて無闇にかき回すのではなく、ルウを割り入れた後、ふたをして5分ほど待つのがおすすめです。

その後で、鍋全体をゆっくりと混ぜるようにするとルウがよく溶けておいしいカレーのできあがりとなるのです。

火を止めてから入れる…インスタントラーメンの粉末スープの場合

袋タイプのインスタントラーメンの調理方法について、火を止めてから粉末スープを入れるように書かれています。

あまり意識せずに火をかけたまま粉末スープを入れている人も少なくないでしょう

しかし、2015年に台湾で起きた粉じん爆発事故で「粉は引火しやすく危ない」という意識が広がりました。そのためか、インスタントラーメンの調理方法に書かれている、「火を止めてから粉末スープを入れる」という手順がいつのまにか「粉じん爆発を防止するため」ということと結びついてネットで広く流布されてしまいました。

そんな危ないことがインスタントラーメンの粉末スープで起こるのか…と思う人も多いと思います。

実際に大手インスタントラーメンのメーカーである日清食品グループ、サンヨー食品、ハウス食品の3社に問い合わせてみました

いずれのメーカーからも「スープの香りを飛ばさないようにするため」という回答を得ました。

「粉じん爆発」について聞いたところ「考慮に入れていない」ということで、普通に調理する分には全く問題がないということです。

粉末スープは食べる直前に入れる

インスタントラーメンやカップ麺とも、粉末スープなどは食べる直前に入れるケースが多いようです。カップ麺の「かやく」については柔らかくするために、お湯を入れる前に入れるように調理方法に書いてある場合があります。粉末スープや調理油については、食べる直前に入れる方法が一般的のようです。


理由としては、「スープの香りが活かせる」「スープの成分によって麺が戻りにくくなる場合がある」「スープではなく湯でもどしたほうが風味が良い」などです。

これらはどれも正解です。

また、調味油についてですが、これは最後に入れるのが必須です。

というのも、調味油(オイル)を先に入れてしまうと、麺に浸透してしまうからです。

オイルが浸透すると、お湯を油が弾いてしまうのです。それによって麺がなかなか柔らかくならないまま、時間が来たからといって、麺が固いまま食べてしまうことにもなりかねないからです

「カレールウについては、火をかけながら入れたほうがよく溶けると思っていたから盲点だった。確かに調理方法にしっかり書いてあった…」

「沸騰したお湯に入れると確かにルウがダマになるね。火を止めてさらに冷ませたほうがいいというのは初めて知った。こういうのは教えてもらうと助かるね。」

「ラーメンの粉末スープを入れるタイミングっていろいろな説があるから面白い。カップヌードルなんて粉末スープを入れる概念がないから(最初から入ってる)こんな疑問が出るんだよね。」

カレーのルウもインスタントラーメンの粉末スープも言われてみれば納得の回答でした。

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