【MotoGP】2024年がレプソル・ホンダの最終年!30年の歴史にピリオド

【MotoGP】バイバイ、レプソル・ホンダ。総計15回タイトル&183勝の輝かしい30年間を写真で振り返る

30年という非常に長い期間、ホンダのロードレース世界選手権/MotoGPでのスポンサーを務めてきたレプソル。

その関係が2024年限りで終了したことは、多くの二輪ファンに衝撃を持って迎えられた。

レプソルがホンダのサポートを始めたのは、1995年のこと。その歴史を、写真で振り返ってみよう。

1995年 最強ミック・ドゥーハン時代

レプソルがスポンサーを務め始めたのは、言わずと知れたレジェンドライダー、ミック・ドゥーハンの時代だ。

この時、チームは3名のライダーを起用しており、アレックス・クリビーレと日本人ライダーの伊藤真一というラインアップだった。

当時のマシンはNSR500。

ドゥーハンはこのマシンを武器に、1994年から1998年まで5連覇という圧倒的な強さを見せた。

レプソル・ホンダとしてのマシンカラーリングパターンはその後変遷していくが、この時代が今でも最も好きだという人も少なくない人気のあるカラーだ。

2002年 MotoGP時代へ突入。RC211Vでロッシ&ヘイデン戴冠

それまでWGPと呼ばれ、最高峰クラスが500ccで争われていた世界選手権は、この年から現在のMotoGPという名称へ改称。マシンも4ストロークエンジン搭載へと移り変わっていった。

ホンダのRC211Vは2002年にバレンティーノ・ロッシの手でいきなりタイトルを獲得。

RC211Vのラストイヤーとなった2006年にはニッキー・ヘイデンがロッシの転倒もあり劇的な形でタイトルを獲得した。

2011年 ケーシー・ストーナーが久々タイトル→マルケス無双へ

ホンダは2006年のヘイデン戴冠からしばらくの間ライバルにチャンピオンを奪われていたが、2011年にドゥカティから移籍してきたストーナーがRC212Vでタイトルを奪還した。

さらに2013年に引退したストーナーの後継としてマルク・マルケスがMotoGPクラスに昇格すると、そこからはマルケスとホンダが他を圧倒。2019年までで、マルケスは計6度の王座をホンダにもたらすことになった。

ホンダ低迷時代

2020年にマルケスが大きな怪我を負った後、ホンダは低迷時代に入った。

それでもマルケスが気を吐いて2021年には勝利を収めたが、それ以降チームは未勝利……優遇措置の対象となったホンダは2024年も立て直しに向けて奮闘していたが、この年がレプソルとの最後のシーズンとなってしまった。

なお最終年はマシンカラーリングにおけるレプソルの存在感が大きく低下。

これまでのオレンジ色の要素が弱まり、ホンダの自社ブランドイメージであるトリコロールカラーの主張が強くなっていた。

最終的な”レプソル・ホンダ”としての成績は最高峰クラスにおいて15回のチャンピオン、10回のチームタイトルを獲得。

計183回の勝利を挙げ、455回の表彰台を記録した。

ネットの声

「ロスマンズからレプソルに変わってデゥーハンの無双時代が始まった。印象強烈だった。」

「以前はどんなレーサーでも憧れるホンダのシート。勝利を約束されるマシンだった。今はホンダに乗る=最下位のMotoGP…。何時までリアのグリップ問題から解放されるのか?」

「v型5気筒時代は無双だった。あれじゃ欧州メーカーは絶対勝てっこなかった。それくらい圧倒的性能差。」

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