ランニングと筋肉の関係ってどうなの?

「ランニングをすると筋肉が落ちる」って本当?トレーナーが実践する「対策法」

健康やダイエットのために、あるいは大会に向けてなど、日頃からトレーニングやランニングに励んでいる人も多いと思います。

しかし、「ランニングをすると筋肉が落ちる」と言われていることをご存じでしょうか。

ランニングのような“有酸素運動”では、糖質や脂肪をエネルギー源とするため、その糖質が不足すると、自らの筋肉の材料となっているアミノ酸をエネルギー源として利用するために筋肉の分解が始まってしまうことがあるのだとか。

これが、走ることで筋肉量が落ちる原因だと考えられています。

せっかく様々な目的のためにランニングに取り組んでいるのに、筋肉が減ってしまうなんてことがあれば、残念ですよね。

ここでは、ランニングで筋肉を減らさないために筆者が実践している対策をお伝えしたいと思います。

きちんと対策を行えば、筋肉量の減少は避けることが可能だといえるので、ぜひ参考にしてみてください。

筋肉を減らさないための対策とは?

日頃からスポーツジムに通ってトレーニングを頑張っていたのに、いつの間にか筋肉量が減っていたなんてことがあったら残念ですよね。

5つの対策

バランスの良い食事を心掛け、炭水化物も食べる
過度な糖質制限は控えましょう。糖質不足の状態の中で、ランニングのような長時間の有酸素運動を行うと、筋肉量の減少を引き起こす可能性が高くなると考えられています。

ランニングのような有酸素運動の前後には、糖質と必須アミノ酸BCAAなどを摂取する
強度にもよりますが、活動の時間が長時間になればなるほど摂取は必要と考えます。

早朝など空腹時の有酸素運動は避ける
寝ている間もエネルギーは使われているので、早朝に有酸素運動をする場合は消化の良いものを食べてから行うと良いでしょう。

筋力トレーニングを疎かにしない
筋量を増やすためや怪我をしないためにも、積極的に取り入れていきましょう。

長時間の激しい運動後は、すぐ休息を取り、免疫力が落ちないように心がける
免疫機能が低下するオープンウインドウという考えがあります。休息もトレーニングの一環と考えてください。

糖質摂取も大切

いずれも、筋肉量を減らさないために実施しているオーソドックスな対策です。

最近は少し対策も変わってきましたが、自分自身の体の様子を見つつ、工夫しながら取り入れてみてはいかがでしょうか。

近年、糖質制限をすることがブームなっていますが、糖質を摂取することが運動をする上で非常に重要なことがわかります。

特に有酸素運動が好きな人は、筋肉の分解抑制のためにも糖質を積極的に摂取していきたいところ。

誤った認識のままだと、低血糖になりやすいので注意が必要です。

好きな運動を続けていくためにも、糖質の摂取の重要性を考えるきっかけになれば幸いです。



おすすめの記事