
戦艦「大和」など10隻の“海に浮かぶ姿”模型セットで発売へ
模型メーカーのタミヤは2025年4月30日、艦船模型「1/700ウォーターラインシリーズ」で、「大和最後の決戦《菊水作戦BOX》」を7月に発売すると発表しました。
特製専用パッケージとポスターが特典で付属
この商品は、戦艦「大和」最後の戦いとなった海上特攻「天一号作戦」の参加艦艇10隻(第一遊撃部隊)をセットにしたもの。
過去にも販売されたことがありますが、限定再販となります。
「大和」のほか、軽巡洋艦「矢矧」、駆逐艦「雪風」「磯風」「涼月」「初霜」「浜風」「冬月」「朝霜」「霞」が入っています。
このうち「大和」と「矢矧」がタミヤ製、「雪風」「磯風」「涼月」「初霜」「浜風」「冬月」はアオシマ製、「朝霜」「霞」はハセガワ製です。
「大和」以下の艦隊は「天一号作戦」の際、豊後水道~大隅海峡を通過する際は、第1警戒航行序列(対潜警戒用の陣形)、その後は第3警戒航行序列(輪形陣)で沖縄を目指しました。
「ウォーターラインシリーズ」は喫水線以下の艦底部分を省略した模型で、艦艇が海に浮かぶ情景を再現するのに適しているため、上記のようなシーンを再現できます。
価格は1万9250円で、特製専用パッケージとポスターが特典で付属します。
商品詳細
タミヤ 1/700 ウォーターライン 戦艦「大和」最期の戦い 菊水作戦BOX (10艦入り) プラモデル
第二次大戦中から最新鋭の艦艇まで230隻以上ものラインナップを誇る1/700ウォーターラインシリーズ。
世界最大級の戦艦「大和」でも全長367mmというコンパクトサイズに加え、喫水線以下の艦底部分を省略したスタイルはコレクションにも最適です。
その中心となっているのはもちろん旧日本海軍の艦艇群。
太平洋戦争で連合軍と歴史に残る戦いを繰り広げた連合艦隊の勇姿を、あなたの手で机上に蘇らせてください。
昭和二十年四月六日<菊水作戦BOX>大和最期の決戦
沖縄に上陸した連合軍を迎え撃つ天一号作戦<菊水作戦>の参加艦艇10艦を集めた特別セット
特性専用パッケージ
上田毅八郎 画 「大和最期の決戦」 ポスター付き(38×28cm)
1.日本戦艦 大和 (タミヤ)
2.日本軽巡洋艦 矢矧 (タミヤ)
3.日本駆逐艦 朝霧 (ハセガワ)
4.日本駆逐艦 霞 (ハセガワ)
5.日本海軍 駆逐艦 磯風 (アオシマ)
6.日本海軍 駆逐艦 涼月 (アオシマ)
7.日本海軍 駆逐艦 初霜 (アオシマ)
8.日本海軍 駆逐艦 浜風 (アオシマ)
9.日本海軍 駆逐艦 冬月 (アオシマ)
10.日本海軍 駆逐艦 雪風 (アオシマ)
「この陣容が、日本海軍の最期の出撃だったんですね。昭和の海軍では出撃した艦隊の「作戦中止」判断は、連合艦隊司令部や軍令部で判断し、艦隊に下達される規則だが、この「菊水一号作戦」に限っては、大和に座乗した第二艦隊司令長官の伊藤中将(戦死後大将)が、出撃前に「作戦中止の判断は私にお任せ頂けるのでしょうな?」と草鹿龍之介連合艦隊参謀長に談判し草鹿中将が「お任せします」と回答した事で、史上初の「現場での作戦中止判断」となり、沈没を免れた駆逐艦は本土に帰投出来た背景が有る。悲惨な海上特攻ではあるが、最後に僅かながら救いが有った様に思います。」
「こうして並べてみると満載排水量72000トン超の大和が大きいのはもちろんですが、意外に3000トン前後の駆逐艦もそんなに小さく見えませんね。46㎝砲9門を搭載した大和型戦艦をいかにコンパクトにまとめるか設計陣の苦心がうかがえます。」
「あまり言いたくはないが、初期のWLだった雪風は作りがイマイチだった。その後アオシマも冬月では結構しっかり作られていた。今は全て精度が良いのかもしれないが。ここにはでてこないが、タミヤ製の島風は駆逐艦ではダントツに作りがよかった。値段も高かったが。
タミヤ製が作りが良いとは思うが艦船によるかも知れない。」
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