
1993年に芸名「新加勢大周」をめぐる騒動で注目された元俳優で現在は千葉・八千代市で「SISパーソナルジム」を経営する坂本一生(48)が10日朝、フジテレビ系「とくダネ!」に出演。
“風評被害”の悲惨な現状を訴えました。
久しぶりの坂本一生
千葉では市川市のスポーツジムで新型コロナウイルスの複数の感染者が発生。
安倍晋三首相は集団感染を防ぐため、スポーツジムやビュッフェ形式の食事など、換気が悪く、不特定多数の人が接触する場所に集まるのを自粛するよう呼び掛けています。
これを受け、多くのスポーツクラブやジムは閑古鳥が鳴く状態。
健康ブームで好調だった業界に暗雲が垂れ込めているといわています。
坂本は番組の取材に「例年2~④月は夏に向けてダイエットや筋肉をつけたい人が入会してくるが、2月は0人で、このままでは3月も入ってこないんじゃないか。入会費無料とかやっているけど」と現状を明かしました。
そして「会員さんにはまず体調を尋ね、アルコール消毒と換気を欠かさない。アルコールは20リットル買ってあり、暇さえあれば器具などを消毒している」と万全の対策を強調。
「『坂本さんのとこ、休まなくて大丈夫ですか』と聞かれるが、来ない人は来なくても、うちはいつも通りやっている」と語っていました。
ジムの風評被害
さらに
「ジムというだけで風評被害がきている。そこで働いている人たちの気持ちになってほしい。援助というかカバーしてもらいたい。会員さんはお金を払わないでいいかもしれないが、インストラクターがかわいそう。このままでは路頭に迷う。国にはきちんと補償してもらわないと困る」
と声を大にしていました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休校や自粛要請で経済活動が停滞。
政府は自営業やフリーランスで働く人に日額4,100円の休業補償を検討しています。
坂本は「4,100円でもいいから補償してあげてください」と訴えていました。
坂本によると「ないよりはいいが、4,100円では生活できないから僕のところにも相談がある」ということです。
コロナウイルスによって、フィットネスに携わるインストラクターたちは追い詰められています。
スポーツジムで集団感染
歴史的な広がりを見せている新型コロナウイルス。
政府は、国立劇場などの施設の閉鎖や小中高の一斉休校を要請しています。
卒業シーズンに小中高を休校にする判断をするほど、日本全体で感染拡大防止のため、不要不急の外出・接触を避けるべきとの注意喚起や対応が求められているのです。
千葉県内のスポーツジムで集団感染が発覚し騒然となりました。
スポーツジムは清潔で、空気清浄機も設置され、湿度も保たれ、施設利用者も健康で免疫力が高そうなイメージがあります。
しかし、そのような施設ですらコロナウイルスの集団感染を招いてしまいました。
もはや安全な施設などないといっても過言ではありません。
不要不急の外出・接触の場といえるスポーツジムやフィットネスクラブ、屋内レジャー施設で今後、集団感染が発生した場合、施設管理者が損害賠償請求や刑事罰を受け、さらに企業倒産に至る可能性は非常に高いと言わざるを得ません。
多くの施設では除菌を励行するなどのとりあえずの対応はしているでしょう。
しかし、体調不良など感染を疑わせる利用者がいるのに、それを黙認・黙殺して漫然と経営を継続した施設で集団感染を招いた場合、利用者への安全配慮義務違反があるなどとして損害賠償請求を受ける可能性は十分にあり得ます。
さらに、死亡結果が生じた場合は、経営者が業務上過失致死罪という重い罪に問われる可能性もあります(当然、利用者にも相応の落ち度があるでしょう)。
施設側の落ち度や因果関係の立証が困難で法的責任を問われないことも多いとは思います。
しかし、施設内でのコロナウイルス集団感染や裁判沙汰が報道され、SNSなどで拡散されることになったら、施設が被る風評被害は計り知れず、倒産という取り返しのつかない事態も起き得ると思います。
全国のスポーツジム、フィットネスクラブは正念場に立たされていると言っていいでしょう。
ネットの反応
「風評ではなく本当に感染リスクが高いと思う。一番いけないのはパチンコ店だが。」
「運動して疲弊すると免疫力下がりますからね。免疫力下がれば当然感染する確率も高まりますからね。仕方ないかと思います。政府が急に決めた休校措置の割を食った給食業者は直接的な被害だと思うので給食業者に対しては、補償はあっていいかと思いますけども、ジムは行かなければいけない場所ではないですからね。」
「これは風評被害とは言わない。お気の毒とは思うが、感染リスクが高いのは認めざるを得ない。まだこうやって過去の経歴で記事にしてもらえるだけ他のジムよりかは恵まれてると思ったほうが良いと思います。」
ジムは感染リスクが高いのは風評被害ではないですね。ジムにとっては考えられる経営リスクです。