
【MotoGP】ホンダ、バイク改善進む?
「序盤からトップ10フィニッシュ狙える」とザルコ確信
2月5~7日に行なわれたMotoGPセパンテストの結果、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)は今季はトップ10を狙っていけると感じたようだ。
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セパンテストでは向上が見られた
ホンダはこの数年大苦戦が続いて、2024年はトップ10フィニッシュもままならないという状態だった。
しかし2025年シーズンに向けたセパンテストでホンダはかなり改善が進んでいる姿を見せた。
3日間行われたセパンテストで、ホンダ陣営はザルコが1分57秒204で最上位の7番手。
タイムはトップのアレックス・マルケス(グレシーニ)から0.711秒差だった。
なおジョアン・ミル(ホンダ)が8番手で、彼は0.78秒差。コンディションが異なるとはいえ、昨年のマレーシアGPでのザルコの予選タイムは1分57秒971であったことを考えると、パフォーマンス向上は間違いないだろう。
ザルコとしても、セパンテストは予想以上にポジティブなモノだったと感じており、この調子ならトップ10フィニッシュが可能だと確信していると話した。
オートバイの最高峰レースがMotoGPです。
シーズンにむけセパンテストと言うイベントが行われるんです。
今年はヤマハ、ホンダがそこそこいい感じみたいです。そこでちょっと気になるのがこないだ倒産騒ぎがあったKTM
レッドブルのスポンサードを受け走ってました。
それもたくさん
面白いですね pic.twitter.com/qZdR3UDiSc— アンクルトム (@UNCLETOM_IKEDA) February 10, 2025
予想以上にポジティブ
「今回のテストは予想していた以上にポジティブなものになったと言えると思う」
ザルコはそう語る。
「3日目に発揮したパフォーマンスは本当に良かったし、上位陣に接近していくための自信をつけるためにも良かったと思う。とにかく今回のギャップは、これまでと比べるとそれほど大きいものではなかったんだ」
「今シーズン中にもっと良い結果を出せることを期待しているけど、序盤戦からトップ10フィニッシュを争っていけるとは確信しているよ。それが今の僕らの主な目標だ。この3日間でとても多くのことを試してきて、3日目にはそれらを組み合わせていくことができた。全てが上手く機能してくれたし、満足だよ」
ザルコは、ホンダの改善が進んだ背景には、様々な要素の組み合わせがあると話している。
「バイクに大きな違いをもたらすようなものは無いけれど、そういったものを組み合わせると、より上手くコントロールできることが分かった。タイ(ブリーラムテスト)ではこれをまたテストして、開幕戦に向けてベストなパッケージにしていく必要がある。ホモロゲーションがあるからね」
そして今MotoGPはセパンテストにて
「マルティンお気の毒にね。彼にお大事に言っておいt……え?マルティンの転倒はうちの品質管理のせいだって?そんなわけねえだろコースのコンディションのせいだろ」 https://t.co/xZ5qw6lbeW
— F鷹 (@FTaka_F2728) February 8, 2025
問題点の克服が鍵
ただ問題は残っているようで、ザルコはパワーとリヤのグリップが足りていないと指摘している。
「一部のライバルは加速がとても強力なようだ。後ろについているとき、こっちが常にタイムを失っているように感じている。難しい面だけどね」
「ただ、全てのコーナーでそこに最も集中すべきというわけではないという分析もある。ライダーにより良いフィーリングを感じさせるためには他にやるべきこともあって、僕としてはそういうものを見つけることができて満足している」
「エンジンについてはどう改善していくか僕には言えないけど、HRCはできる限りのことをしてくれている」
「リヤグリップはおそらくエンジンに関連していると思う。ただそれがパワーによるものなのか、グリップだけの問題なのか理解するのがとても難しいから、ここでも組み合わせになってくる。他のメーカーはそれが上手くできているんだろう」
MotoGPセパンテスト終わりましたね
タイムはヤマハのファビオずっと速くてホンダのジョアンも良いみたい。
これくらいトップと近いタイムで走れば、レースで勝負するためにあと何が足りないのかは明確になるかも。大事なのはこれからですね。
ロングランのタイムはどうだったんでしょうかね? https://t.co/yZOGJ1ElVz— Shinichi Sahara 佐原伸一 (@shinichi_sahara) February 7, 2025
ネットの声
「昔からホンダはマシンをフロントで良く曲がるように作るとリアのトラクション不足に悩まされ、トラクション重視にすると曲がらないことが問題になってた。」
「昔はフレディやKC、最近ではマルケスなどの天才肌のライダーの技量でカバーできてたけど、最後の方ではマルケスでさえも手に余るような神経質なマシンになった…
とどこかの解説者が言ってたな。」「そもそも論だけど、ホンダほどのリソースがあって(ドカはともかく)KTMやアプリリアの下っていうのが普通じゃないのよね。」