
「いま、会えるアイドル」のキャッチフレーズで2008年に結成した『ももいろクローバーZ』。
いまだに庶民派アイドルグループです。
2月のある日、メンバー4人が現れたのは、音楽番組の終了後に移動車に乗り込む駐車場。
全員が手にしていたのは、現場で出されたお弁当でした。
弁当を持ち帰り
ある番組スタッフは、
「出されたお弁当を食べる時間がなかったので、お持ち帰りしていたそうですよ。用意された弁当に見向きもしないアーティストもたくさんいる中、律儀な子たちですよね」
と笑顔で語っていました。
彼女たちはトップアイドルにもかかわらず、仕事の現場では驕るような姿勢を見せることなく謙虚に明るくスタッフと接することから、すこぶる評判がいいのです。
今年で結成12年目。
メジャーデビューからは10周年。
あるアイドル評論家が言います。
「五輪イヤーである今年、彼女たちは聖火ランナーに選ばれています。リーダーの百田夏菜子(25才)は地元・静岡県の選定で、高城れに(26才)と玉井詩織(24才)、佐々木彩夏(23才)は神奈川県の選定。これは息の長い活躍を評価された証しです」
良いイメージが持続している
4月18~19日には、彼女たちにとって思い入れの深いライブが計画しています。
東日本大震災の原発事故で被害を受けた福島県の楢葉町、広野町、浪江町との合同で、Jヴィレッジでのライブ『ももクロ春の一大事2020~笑顔のチカラつなげるオモイ~』を開催予定。
『春の一大事』は地方自治体とコラボし“町おこし”を目指すライブとして彼女たちのライフワークになっているのです。
今年は被災地復興への思いが詰まったイベントになる予定ですが、新型コロナウイルスの影響で開催の行方が注視されています。
「社会貢献も欠かさず、素朴な素顔も相まって、これだけ良いイメージを長続きさせてきたアイドルグループは稀有です」(前出のアイドル評論家)
ある音楽関係者は
「ももクロは2014年に旧・国立競技場で女性グループ初の単独コンサートを実現しています。彼女たちのひそかな夢は、いつか新しい国立競技場で再び単独ライブをやることなのです」と話します。
新国立競技場のコンサート収容人数は、国内最大級の約8万人。
壮大な夢を胸に秘めつつ、お弁当を手に、謙虚な彼女たちはこれからも歩み続けます。
いじめとは無縁
ももクロと「いじめ」について考えてみます。
ももクロのメンバー構成・役割においては、いじめは発生しません。
参考になるのは、メンバー5人がそれぞれカラー(個性)を持ち、グループの中での役割が違っているところです。
そしてライブでは、メインとなる人が5人の中でどんどん入れ変わり、すべてのメンバーが活躍できる場があります。
それぞれの個性はぶつかることなく、すべての人が主役になり、成長できる場面が用意されている。
それゆえ、お互いの個性ややり方、考え方を尊重するチームができあがっているのです。
そういう関係においては、いじめは起こりにくくなると考えられます。
いじめは悪い子だけがやるものだ。だから悪い子を正せばなくなるのだと思いがち。
しかし、人間はそもそも理想的な存在ではないということを、まず前提として受け入れなければなりません。。
「いじめ」は人間の機能という可能性をあえて吟味し、いじめについて科学的理解を深めること。
これにより有益なアプローチも見いだせるのではないでしょうか。
ネットの反応
「ここんところ、警視庁の交通安全運動のポスターはももクロちゃんだし、こういう活動もしっかりやってるし好感持てますね。今年の春のポスターも春らしくていいね」
「悪いけどこんなことが記事になること自体、芸能界の人間性が疑われるよね。作る人、用意してくれる人、梱包する人、色んな方がこの弁当で汗流してること気づかない人が多いってことだ。芸能人という職業が決して偉いわけではないことを自覚してほしい。」
「どんな職業でも偉いから(先輩だからとか)って態度取る人は嫌いです。親の躾がいいのでしょう、いや、これが普通なのかもしれません。見向きもしないでスタッフやマネージャーをこき使うような人は新人時代を思い出してもらいたい。」
弁当持ち帰りは、人として当然のような気がするのですが、芸能界では違うようですね。それなのにももクロは素晴らしい。
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