トイレットペーパーのシングルとダブル、どれくらい値段が違うのか検証してみた
皆さんはトイレットペーパーを買うとき、シングルとダブル、どちらを購入していますか。
一般的にシングルの方がお得とされていますが、本当にシングルの方がお得なのでしょうか。
今回は、ダブルとシングルの使用量や値段の違いについて検証してみました。
目次
トイレットペーパーは「シングル」と「ダブル」どっちがいい?
ドラッグストアやスーパー、最近では通販などでトイレットペーパーを購入する際、同じトイレットペーパーの種類でも「シングル」と「ダブル」がありますよね。
\あなたは多数派?少数派??/
今回のテーマは…
【Q.トイレットペーパー、シングル派?ダブル派??】
トイレットペーパーの譲れないこだわり、使い方に関するご家庭のルールなど、トイレットペーパーに関するコメントもリプライでお待ちしています??
結果やコメントは番組でご紹介いたします??
— HBC 今日ドキッ! (@HBCkyodoki) March 29, 2022
人によっては、この2種類の違いを明確に理解している人もいれば、「よくわからず、なんとなくで買っている」という人もいるでしょう。
そもそも「シングル」と「ダブル」の違いは?
「シングル」と「ダブル」の違いは、以下の通りです。
- シングルは1枚、ダブルは2枚重ね仕様になっている
- シングルの方が1ロールが長く、ダブルは少し短い
- ダブルは2枚重ねで表面を外側にしているため表裏どちらもツルツルしている
- ダブルは2枚重ねのためふんわりとした肌触りをしている
主にこうした違いがあります。
そのため、肌触りを重視する人はダブルを、一般的に節約志向の高い人はシングルを選ぶ傾向にあると言われています。
地域によっても傾向に差があり、トイレットペーパーを扱う会社の調査によると、関東圏ではダブルを使用する人の割合が多く、関西圏ではシングルを使用する人の割合が多いという結果が出たそうです。
こんにちは??
【私のケチ自慢】
トイレットペーパーのダブルロールがどんなに好きだろうがシングルしか買わない位しかすぐ思いつかなかった??
贅沢してると思いながら、ティッシュを2枚重ねたまま使ってます??
(1枚ずつに分けるのはたまにやってる)— 福福@宮城 (@Kongousekinoumi) March 29, 2022
トイレットペーパーのシングルとダブル…どっちが安い?
今回、トイレットペーパーのシングルとダブルを使用した際、1回の使用量がどの程度違うか検証してみました。
その際、トイレットペーパーにある点線?点線までを「1ピッチ」とし、使用量の違いを確認しました。
シングルとダブルでは1回の使用に何ピッチ違いが出るか検証
早速検証の結果をご紹介していきます。
まず、このトイレットペーパーの使用量に関しては、個人差がとても大きいと思います。その点はご了承ください。
1回の使用量は、以下の通りでした。
- シングルの場合は3ピッチほど
- ダブルの場合は2ピッチほど
つまり、シングルとダブルでは2倍ほど使用量に違いが見られました。
しかし、先にお話しした通り、ダブルは2枚重ね仕様となっています。
そのため、同じ条件にするためには2倍にして比較する必要があります。
したがって。シングルが3ピッチほどに対し、同条件にするとダブルの場合は4ピッチという計算になります。
私の家のトイレットペーパーはシングル2倍巻きなんだけど、昔バラエティで聞いた「大腸菌はペーパー10枚分くらいは突き抜けてくる」みたいな説が怖すぎて毎回ダブルでちょうどいいくらいの量をむさぼり取ってしまうので燃費が悪い
— ラムネちゃん (@mtmtmmtsdsyo) March 26, 2022
シングルとダブルでは1つの長さも違うところがポイント
上記の検証結果では、シングルの場合は3ピッチ、ダブルの場合は2ピッチと、一見するとダブルの方が使われている長さが少なく見えます。
しかし、一般的に販売されているトイレットペーパーは、同じ種類のトイレットペーパーであってもダブルよりシングルの方が2倍ほど長さを持って販売されています。
例えば、ダブルが30mで販売されているのに対し、同じ会社、同じ種類のシングルのトイレットペーパーは55mで販売されています。
この点を踏まえて再度計算してみましょう。
前述した事例の長さを元に、検証結果と比較して計算してみます。
シングルの場合 55m(5500cm)÷3ピッチ(1ピッチ24cm×3)=約76.38回分
ダブルの場合 30m(3000cm)÷2ピッチ(1ピッチ24cm×2)=約62.5回分
いかがでしょう。
トイレットペーパー1個で、ダブルよりもシングルの方が多くの回数使用できることがわかります。
もちろん、1回に使用するトイレットペーパーの長さは個人差が大きいでしょう。
しかし、一般的に「ダブルでは5ピッチ、シングルでは7ピッチ」というように、ダブルとシングルでは使う量が2倍も差がないことが多いです。
すると、やはり上記の計算式に当てはめてみると、ダブルよりもシングルの方が1個で多くの回数使用することができるとわかります。
絶対実家暮らしあるある
シングルだったトイレットペーパーがいつの間にかダブルになってて、ダブルの意味がないくらい使う。— ノア☆デュラ (@FF38816493) March 28, 2022
実際に値段はどのくらい違う?
では、より詳しく計算した場合、ダブルとシングルではどのくらい値段が異なるのでしょうか。
今回は、「60m×12ロール入りのシングル(536円)」と「30m×12ロール入りのダブル(460円)」を事例に計算してみます。
- シングルの場合 536円÷12ロール=約44.6円/1ロール
- ダブルの場合 460円÷12ロール=約38.3円/1ロール
1ロールごとの値段では、当然ながらダブルの方が安くなります。
さらにここから1ロールずつの値段と使用できる回数を用いて計算してみましょう。
- シングルの場合 1ロール44.6円÷76.38回分=約0.5839円/1回
- ダブルの場合 1ロール38.3円÷62.5回分=0.6128円/1回
1回ごとの金額として見ると非常に些細な金額差と言えますが、1回使用するごとに約0.02円差が出ていること、さらに、シングルの方が約14回分多く使用できることを考えると、12ロール1パック分ではシングルの方がお得であることがわかります。
実際に節約を意識して公共の場ではシングル利用が多数
今回、ダブルよりもシングルの方が経済的には優しいということがわかりました。
実際に、駅や学校、店舗などの多くの人がトイレを利用する場所では、経済的な理由からシングルを使用しているところが多いと言います。
個人の家でも、トイレを利用する人数、つまり家族の人数が多いご家庭であればあるほど、シングルとダブルでは、1ヶ月、あるいは1年でかかる金額に差が出る傾向にあります。
悲しい時?ダブルだと思ったらシングルだった時?…(トイレットペーパー)
— ゆーし???????? (@yuushi_51) March 22, 2022
家族がトイレットペーパーに求める要素を基準に選ぼう
本当にトイレットペーパーはダブルよりシングルの方が安いのか、どのくらい違うがあるのかなどを検証してみました。
実際、シングルの方がお財布には優しいですが、肌触りや使い心地はダブルの方が良いという人も多いです。
したがって、トイレットペーパーを選ぶ際は、家族がトイレットペーパーに何を求めるかを基準に選ぶと良いでしょう。