
現代人が克服しなければいけないことの第一は塩を抜くことだとされています。
もちろん人間が生きていくためには水の他に塩も無くてはならないものですが、逆に現代人は塩分を摂りすぎだとされているのです。
そのためにもこの塩抜きダイエットは塩を抜く、さらにはそれが体重の減量に結びつくといったまさに一石二鳥のダイエット方法なのです。
Contents
塩分について
人間には水と同じくらいに塩分が必要です。
学名は塩化ナトリウム・・塩素とナトリウムの化合物が塩なのですが、働きは体内の塩分濃度の調整、あるいは体液のph値の調整などがあります。
塩分濃度は約0.85%の濃度に保たれていますし、人間の体は弱アルカリ性に保たれていてそれにも塩分が重要な働きをしています。
塩分が足りなくなる、あるいは過剰摂取をするとこれらの数値がおかしくなり体の様々な部分に悪影響を与えてしまいます。
他にも栄養素の消化吸収をサポートしていますし、筋肉の動きと神経伝達をサポートしています。
人は塩がなくなれば簡単に命を落とすと言われています。それほど気にしたことのある人はいないと思いますが、これは紛れもない事実なのです。
本日の体重推移
89.0kg(前日比-0.3kg)
塩抜きダイエット3日間終了です!結果はトータルで2.0kgの減量となりました!!今日は今までの糖質制限食に戻しますが、明日の朝の体重も気になるところ!乞うご期待!(誰が#糖質制限#塩抜きダイエット#ダイエッターさんと繋がりたい pic.twitter.com/atbbXSQNEx— [糖質制限]35キロダイエッター[ダイエット垢] (@35kgdiet) April 20, 2019
必要な塩分量
成人男性が一日に必要な塩分量は8グラムです。対して女性は7グラムとされています。
わずかな量です。現代人の普通の食事で、これらの塩分量は十分に摂取可能であることから、それほど問題視はされていませんでした。
もっとも満足に食べることができなかった昭和の戦中時代は塩がなくなると即命に関わることでしたので塩の増産が厳命されたほどなのです。
ですから、食べるものはなくとも塩だけはあったというのが戦前戦中を生きた人の共通の言葉となっています。
現在は濃いめの味噌汁を一杯飲むだけでも十分な塩分を摂取できるとされています。
塩分不足になるとどうなる?
めまいやふらつき、食欲減退が起こります。
夏の暑い時期は汗をかきます。
汗をかくと体内の塩分が体外に出てしまうので、血液や、リンパ液、消化液といったものがすくなくなり、消化力が弱まるのでそれがそのまま食欲減退となるのです。
さらに脱水症状などをお越しそれが原因で熱中症になります。
また、水の飲み過ぎはさらに体内の塩分濃度を下げることになるので、急激な塩分濃度の低下は、神経伝達にも影響を及ぼし精神障害などを起こすこともあるのです。
ですから、過度な運動をして汗をかいたときは水よりもスポーツドリンクの摂取が奨励されています。
塩分が多いとどうなの?
塩分を摂りすぎると塩分濃度が上がるために、体は水分の排出を抑えて塩分濃度が上がるのを防ごうとします。
このときに血液に多く水分を取り込もうとするので血圧が高くなってしまうのです。
これが顕著になるとむくみといった目に見える症状があらわれます。このことから高血圧症になりますし、他にも腎臓疾患、不整脈や心疾患といった症状を併発してしまうのです。
塩抜きダイエットについて
以上のことから塩抜きはとても大切なことです。
もっとも食事を例にとっても、塩を抜いた食事は味気なく病院食などは極力塩を抜いています。そのため、患者さんには不人気ですし、逆にコンビニ弁当などはカロリーよりも塩分が多く含まれているのでそちらのほうを気をつけたほうがいいでしょう。
防腐剤などにも塩が使われていることが多いので塩分が気になる人は外食やコンビニ弁当などは極力食べないほうがいいのです。
塩分過多は太りやすい
塩分が多くなると水分をなるべく体内に蓄積しようとする力が働きます。これが塩分濃度を調整しようとする働きです。
ですから、そのため脂肪が溜まりやすくどんどん蓄積されていってしまうのです。
塩は生きていくためになくてはならないものですが、現代のような飽食の時代はむしろ塩の摂取を控えるくらいの施策が必要なのです。
塩抜きはアンチエイジングにも効果有り
塩の過剰摂取は老化を早めます。これは塩分量の増加で体循環が行われにくくなるため、新陳代謝が落ちます。
さらに高血圧で血管を圧迫しますので必要な栄養素を体のあらゆる部分に運ばれにくくなり、それが劣化の原因になってしまうのです。
ですから、塩分を適量にすることで逆に栄養を体中に行き渡らせることができ、新陳代謝が促進されて、結果的にアンチエイジングになるのです。
塩抜きダイエットの極意
世界保健機関では成人の一日の塩の摂取量を5グラム以下としています。日本人男性の平均摂取量が8グラム、女性が7グラムということですから、もっと落とさなくてはいけません。
また、どこで入ってくるかわからないので、考えられる範囲で塩分を全てシャットダウンするくらいの気持ちが必要です。
塩分が入りやすいのは、調味料が圧倒的に多いですから、醤油、ポン酢、味噌、ドレッシング、ソース、マヨネーズ、バター、ケチャップ、チーズなどです。
もっとも調味料を全く使わない食事というのも不可能ですから、現在はカロリーオフ、減塩などの調味料もありますので極力それらを使うといいでしょう。
塩分を摂るのが仕方無い場合は塩分を和らげる働きのあるカリウムが含まれているほうれん草などを食べると良いとされています。
昨日は感謝デーに引き寄せられこれを食べてしまった。旨かったので反省はしない。だが塩分多かったので今日は塩抜きダイエット。最近時々やってる。 pic.twitter.com/9zFGCEcn3t
— P-7 (@p7drum) July 23, 2019
習慣としておきたいもの
水分をできるだけ摂ります。そうすることで尿と一緒に塩分を排出しやすくなります。
それと、運動もしないのにスポーツドリンクを飲むのは止めましょう。これは塩分を摂取するためのものですから、塩抜きダイエットの大敵と言えます。
塩抜きダイエットについて
考える以上に大変です。塩というのは全ての食事に深く関わっています。塩抜きを強く意識すると、食事がとても無味乾燥的なものになってしまうので、毎日の楽しみまで半減してしまうのです。
しかし、ダイエットには塩抜きダイエットがもっとも効果的です。強い目標があれば無味乾燥な食事も克服できることでしょう。
ネットの声
「スナック菓子など塩分の多いものは禁止!徹底的に塩分を口にしないようにする!お水をいっぱい飲みましょう!お茶などを飲んで排尿をうながす!3日続けて塩抜きをしたら、4日目に普通食に戻すこと!」
「塩抜きダイエットを終えて3日で2キロ痩せる事ができました!効果は早いですが3日目は目眩の症状があり、人に大切な塩分を抜く行為は危険な為オススメはしません!」
「塩も大切だと思う。塩抜きダイエットなどは塩の重要性を見くびっている。日本では、塩は厄除けの意味でも重宝されてきた。」
安易な気持ちで塩を抜く…というのはやめたほうがいいかもしれません。