
サザンオールスターズは、2018年6月25日でデビュー40周年を迎えました。すでに41周年になっていますね。最近のサザンといえば、同年末の紅白歌合戦の大トリを務めたことが記憶に新しいです。そのときに歌った曲が「勝手にシンドバッド」でした。
今年はデビュー41周年
デビュー41周年…ロックグループがこれほど長きにわたって活躍するのは至難の業でしょう。サザンと同列で語ることができるのはジ・アルフィーくらいではないでしょうか。
もっとも、サザンもずっと活動しているわけではなく、充電期間を置くこともよくあり、昨年末の紅白には出ましたが、2008年の日産スタジアムのライブ以降無期限休業に入りました。
一部のファンの間には、
「このまま解散してしまうのでは…」
という声が聞こえていたのも事実です。しかし、桑田佳祐は「絶対に解散はない」と宣言しています。本人がそう言っているのですから、解散はないのでしょう。
それにしても41年は長いですね。それでいて、サザンといえば必ずヒット曲を飛ばし続けている印象があります。昔の曲にしがみついて、同窓会コンサートを行っている歌手が多い中で常に新曲で勝負するサザンは、今でも時代の最先端を走っているといっていいでしょう。
「勝手にシンドバッド」が日本のロックシーンを変えた
サザンのデビュー曲は、言わずと知れた名曲「勝手にシンドバッド」。今でも、インパクトありますね。
久々に紅白観たけどやっぱりこれ最高だわw
大物だからって斜に構えずお祭をお祭として全力で楽しんでる姿に余計に好感持てるんですよね!#ユーミン#サザンオールスターズ pic.twitter.com/8sMmeSozK1
— へい太 (@heytadasu) August 10, 2019
実際には「いとしのエリー」のほうが先にできていたようですが、この名曲を温存して、勝手にシンドバッドを持ってくるあたりが非凡といえるでしょう。
実際に、誰が出てきても負ける気がしないと豪語していた吉田拓郎が、サザンオールスターズが出てきたときに、「戦慄が走った…」と言っています。
海援隊でブレイクしていた武田鉄矢も、「サザンにはかなわない…バンドとしてやっていけない」と思ったということですから、そのときのミュージシャンに多大な影響を与えたといっていいでしょう。
「勝手にシンドバッド」は、日本のロックシーンを変えたと言われています。
「早口でしゃべっていて何言ってるのかわからない」
「歌詞を起こして読んでみても、物語になっていない…」
さんざんなことを言っていた批評家も少なからずいました。
それまでの歌の歌詞というのは、七五調でできたものだったのですが、「勝手に…」の歌詞はそういった古くからある歌詞の構造すらぶっ壊したのです。
現場(ミュージシャン)の多くは、
「かなわない」
「こんな曲ができるのか」
と思ったということですから、それほどエポックメイキングな曲だったのですね。確かに、それまでの常識を覆すようなメロディでした。
世代を超えて愛されるサザン
最近のサザンの活動では、雨中の日産スタジアムでの30周年ライブの印象が強いです。それから、5年後の2013年にSNS上で、「5年間の沈黙を破り、ついに復活することが決定しました」とサザン復活を宣言したのです。
サザン暑お見舞い申し上げます🍧🌻🎆☀️🍉#立秋#残暑お見舞い申し上げます #サザンオールスターズ pic.twitter.com/g79RnTUsjy
— さときう (@SASandsatoQ) August 8, 2019
実は、復活までの5年間は、桑田佳祐のがんの闘病生活があったり、東日本大震災があったりと、他のメンバーもそれぞれ濃密な期間を過ごしていました。
再始動後も、シングルの『ピースとハイライト』がヒットし、10年ぶりとなるニューアルバム『葡萄』はアルバムチャートで1位を獲得しました。これによって、1980年代、90年代、2000年代、2010年代と、4つの年代連続で1位を獲得したグループになったのです。
これは、グループとしては史上初の快挙なんですよ。
ネットの声
「4つの年代で1位獲得とかすごすぎる」
「確かに「勝手にシンドバッド」のインパクトはすごかった。初めて聞くメロディだったのでものすごく頭に残ってる!」
「サザンは時代の先駆者だった!」
間違いなくサザンオールスターズは、時代の先を走ってましたね。
今はいろいろなグループがサザンを真似てサザンを越したように見えますが、殻を打ち破ったのがサザンであったのは間違いありません。
そう思うと、まだまだサザンを超えるグループは出ていないということになるのかも!?