
「モバイルSuica・PASMO」スマホの電池が切れたらどうなる? 二種類の使い分けは?
交通機関のモバイル決済へ、Suicaに次いでPASMOが参入しました。
気になる「スマホの電池切れ」「カードの使い分け」には、それぞれ対応法があります。
スマホの電池が切れたらどうなる?
スマートフォンの端末に搭載された決済機能を利用し、交通機関の支払いもモバイル決済で行えるようになってきました。
長らく「Suica」のみがモバイル決済に対応していましたが、2020年3月に「PASMO」が開始(10月にはApple Payにも対応)、2023年には「ICOCA」が開始予定です。
財布もICカードもいらず、スマートフォンだけを持ち歩けば電車やバスに乗れるというモバイル決済ですが、
移動の途中で端末のバッテリーが切れてしまった場合、どうなるのでしょうか。
結論から言えば、「残量低下により電源が落ちても、端末に予備のバッテリーが残った状態であれば」改札を通ることができます。
iPhoneであれば、電源が落ちた後に電源ボタンを押すと「充電してください」を意味する電池マークが表示されます。
この状態であれば決済は可能で、これすら表示されない場合、決済はできなくなります。
このような画面の状態で、実際にどれくらいのバッテリー残量があるかは端末によっても違います。
iPhoneの古い機種では短時間しかもちませんが、iPhone11を含むiPhoneXS以降では、最大5時間分程度の「予備電力」が搭載されています。
改札を出るまでに電源が落ちた場合、今までに乗ってきた運賃の精算はどうするのでしょうか。
多くの鉄道会社では、改札内で行う精算は現金しか扱っていません。
現金の持ち合わせが無い場合、速やかに電車を降りて改札外に出ることを優先し、
クレジットカードできっぷを買い直すか、無料で充電できる場所として、付近の携帯電話ショップなどを探したほうがいいでしょう。
SuicaとPASMO、使い分けたい時は?
モバイルSuicaとモバイルPASMOを場合によって使い分けたいケースもあるかもしれません。
Android端末では使い分けに対応済みの機種で、iPhoneではApple Pay対応機種で、それぞれ設定により切り替えが可能です。
iPhoneではApple Payを扱うアプリ「Wallet」にて、普段の支払いに用いるカードを意味する「エクスプレスカード」をSuicaやPASMOなどどのカードに割り当てるか選択することで、切り替えを行います。
切り替えはApple WatchのWalletアプリでも可能です。
バッテリー切れを起こさない対策が必要
生活のあらゆる面でスマホが利用できる時代、スマホのバッテリー切れは致命傷になりかねません。
モバイルバッテリーを常に持ち歩くことが対策のひとつといえるでしょう。
ちなみに、出先で手持ちのバッテリーが無い場合、携帯ショップで充電を行う(営業時間に注意)、コンビニや家電量販店などでモバイルバッテリーを購入するといった方法のほか、
モバイルバッテリーのシェアサービスに登録したうえで、アプリから近くのバッテリースタンドを探し、スタンドでバッテリーを受け取り、移動先の空きスタンドで返却、といった方法もあります。
ネットの声
「そんな事より、全国のJRで統一してほしい。静岡だとJR東海とJR東日本の乗り継ぎできない。
JR統一にしてそんなめんどくさいことにならないようにしてほしい。」「コメント欄ではデメリットばかり挙げられているけど、いつでもチャージできるし、列車入線後に普通車の混雑状況を確認してからグリーン券買えるし、活用方法もある。でも、定期券入れるのはリスクが目立つかも。」
「現金を持ち歩きたくないって人多いみたいだけど、嵩張るもんじゃないから、1万円札1枚、それでも面倒って人でも5000円札1枚あれば、日本国内であれば大抵のことは解決できますよ。お守りと思って常備されてはいかがでしょうか?」
iPhoneの予備電力は参考になります。それだけでもスマホユーザーの半数は助かりますね。