
1965年の発売以来、『スター・ウォーズ』『風の谷のナウシカ』『アバター』など数多の作品に影響を与え続けている伝説の小説『デューン/砂の惑星』。
それを原作にした映画『DUNE/デューン 砂の惑星』(近日公開)の予告編の紹介です。
壮大なドラマ
砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に、主人公ポールの運命、宇宙世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される本作。
公開された映像は「僕の中で何かが<覚醒>し始めてる」と言うポール(ティモシー・シャラメ)のせりふで幕を開けます。
夢で未来を見ることができるポールは、チェイニー(ゼンデイヤ)と結ばれる将来や、反乱が起きることを予言します。
そんなポールの資質をテストするシーンでは、毒針を手にした教母ガイウス・ヘレネ・モヒアム(シャーロット・ランプリング)が「危機が迫ってこそ目覚める」と迫ります。
謎の小箱にポールの右手を入れさせる死と恐怖の箱に立ち向かうシーンをはじめ、ポールを中心に巻き起こるし烈な争いの様子が収められています。
広大な砂漠や雲海、空を飛び交うスペースシップなど壮大な世界観に期待が高まる予告編となっているのです。
主役は新世代ハリウッドスター
ベールに包まれた特別な<力>を持つとされるポールと、師であるガーニ―・ハレック(ジョシュ・ブローリン)の剣術訓練を皮切りに、
迫力のアクションも垣間見ることができます。
荒涼とした砂の惑星に降り立つ無数の軍艦、暗雲の下、地の果てまで続くかのような敵勢の立ち並ぶ様子からはその後の激しい衝突への予兆が感じられます。
ダンカン・アイダホ(ジェイソン・モモア)の無双シーンも挟まれ、激しいソードアクションもワクワクさせるのです。
「<恐れ>こそが敵。恐怖に打ち勝った時、自分が何者かを知る」というポールの印象的なせりふと共に、
物語の舞台となる砂の惑星デューンにとどろく謎の超巨大生物サンドワームと対峙するシーンで映像は締めくくられます。
死と隣り合わせの惑星デューンでポールに何が待ち受けるのか…。
主役を演じるティモシー・シャラメは、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』での活躍も記憶に新しいところです。
『君の名前で僕を呼んで』では21歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たした彼は「本物の映画スターで狂気のカリスマ性がある」と本作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督も絶賛する新世代ハリウッドスターなのです。
ティモシーの脇を固める俳優陣には実力派オールスターキャストが集結。
『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤがポールの夢の中に登場する謎の美女チェイニーを熱演し、
『アクアマン』でおなじみジェイソン・モモア、アカデミー賞俳優ハビエル・バルデム、
アベンジャーズの宿敵サノスを演じたジョシュ・ブローリンがポールを全力サポートする腹心を演じます。
また、『スター・ウォーズ』続三部作ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックと
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のレベッカ・ファーガソンがポールの両親役で登場。
名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
監督を務めるのは世界中で絶賛された『ブレードランナー2049』や『メッセージ』(アカデミー監督賞ノミネート作品)など、観るものを新たな物語と映像世界の深淵へと誘う名匠ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。
音楽は『ダークナイト』『ダンケルク』などのアカデミー賞受賞作家ハンス・ジマーが手がけました。
【ストーリー】
10,190 年、 銀河系は分裂した。
人類が地球以外の惑星に移住して宇宙帝国を築いたこの世界では、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれていた。
レト・アトレイデス公爵は皇帝の命を受けて、砂の惑星デューンを治める事になる。
そこは抗老化作用のほか、宇宙を支配する秘薬“メランジ”の唯一の生産地。アトレイデス家には莫大な利益がもたらされるはずだった。
しかし妻のジェシカと息子のポールを連れてデューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀。
壮絶な戦いで父を殺され地位を追われたポールは、現地の自由民フレメンの中に紛れて力をつけ、帝国に対する革命を起こす決意を固める。
すべてを飲み込む巨大なサンドワームが存在する意味とは!? そしてすべてを託されたポールの運命は!?
ネットの声
「日本語のタイトルは『DUNE/デューン 砂の惑星』だけれども映画の原題はただの『DUNE』で原作の小説と同じ。
『DUNE』というのは「砂丘」という意味で、舞台となる惑星アラキスが「砂の惑星」であることを表している。
再映画化ではあるけれど、今年、一番の期待作であることは間違いない。」「前作の映画は文庫本10冊の内容、それも難解な作品を2時間にまとめるという無謀な事をやったので、子供だった自分は訳わからんかった。
果たして今回はどうするんだろう?」「原作は読んだことありませんが、当時実現されなかったアレハンドロ・ホドロフスキー版の砂の惑星についてのドキュメンタリー映画「ホドロフスキーのDUNE」は名作です。」
旧作を比較する声が多いのですが、まったくの別物として期待大です。