スズキ100年…冒険もしたよ…名車の中に迷車あり

100年の間には冒険したクルマも! 「名車」だらけのスズキが生んだ「迷車」6台

手の届く名車を数多く生み出してきたスズキ

スズキは2020年3月で創立100周年を迎えました。

スズキの目の付けどころやひらめきは素晴らしいものがあるだけにジムニー、初代アルト、初代エスクード、カプチーノ、ワゴンR、スイフトスポーツ、ハスラーなど、多くの人が買える名車を多数生んでいます。

その反面、名車とは対照的な迷車もいくつかあるのです。

1)マイティーボーイ(1983年)

マー坊というニックネームが印象深いモデルです。

3ドアクーペだった2代目セルボをベースに、キャビン後方をピックアップトラック化した軽乗用車。

2人乗りのトラックと考えればキャビンは広く、シート後方の荷物置き場も実用的で、クルマ自体も新鮮だったのです。

しかしやむを得ないことながら荷台が狭く、軽トラックなどに比べると中途半端なのは否めず、一代限りで姿を消しました。

ただ、「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」というキャッチフレーズによりマー坊というニックネームが印象深かったのは救いでした。

2)X-90(1995年)

小型クロカンSUVにオープンカーの要素を合わせた個性的なモデルだったコンセプト。

初代エスクードをベースにボディを2人乗りのTバールーフとした、小型クロカンSUVにオープンカーの要素をミックスした欲張りなモデル。

面白いコンセプトだったのですが、決してスタイリッシュだったわけでもなかったため不発で、短命に終わりました。

SUVが多様化している今であればX-90の運命も変わっていたのかもしれません。

3)エリオ(2001年)

スズキのミドルクラスカーのイメージがユーザーには薄かった…。

エリオはカルタスの後継車的なモデルとなる、当時のカローラやシビック級のミドルクラスカーとして登場しました。

新開発のプラットホームが採用されたのですが、全体的に完成度が低いのに加え、ユーザーには「このクラスのスズキ」というイメージが薄く、

浮上することなく一代で静かに姿を消しました。

4)ツイン(2003年)

早くからシティコミューターに目をつけたモデル。

ツインは車名の通り乗車定員の2人が全長2735mmの中に乗る、シティコミューターを目指した軽乗用車です。

簡易なハイブリッドがあり、メインとなるガソリン車はエアコンなしなら49万円と安かったのです。

しかしエアコン付だと70万円といったところで、「ツインが70万円なら、軽トラックなり一番安い4人乗りの軽の方がいい」と考えるユーザーが圧倒的に多く、約3年間という短命に終わったのです。

しかしコロナウイルス禍もあり、シティコミューター的なクルマを考えるユーザーが増えそうな現代に安価で蘇れば、案外成功するかもしれません。

5)キザシ(2009年)

捜査用覆面パトカーとして大量に導入されたためにそのイメージが定着しています。

キザシはスズキがカムリやアコードといった、欧州流の表現だとDセグメントに初めて参入した歴史的なモデル。

初のDセグカーながら全体的に出来は悪くなかったのですが、登場時から受注生産だったのに加え、

やはり「カムリやアコード級のスズキ車を買う」というユーザーは非常に少なく、登場から短期間でその存在は忘れられてしまったのです。

このクルマが残したのは捜査用覆面パトカーとして大量に導入されたため「キザシ=覆面パトカー」というイメージくらいでしょうか。

6)バレーノ(2016年)

ターゲットユーザーが分かりにくいコンセプトだったために絶版となりました。

バレーノはスイフトの1つ上となる、輸入車でたとえればルノー・ルーテシアなどのようなサイズが大きめのコンパクトカーで、日本車としては初となるインド製でした。

当時のコンパクトカーとしては珍しく先行者追従型のアダプティブクルーズコントロールを装備するなど、決して悪いクルマではありませんでした。

しかしスイフトがあるスズキではやはり存在感が薄いなど、ターゲットユーザーがわかりにくく、つい最近絶版となりました。

ネットの声

「アルトベースでマイティボーイを復活させてほしい。ピックアップトラック欲しいけどでかいし高いし。アルトバンがトラックになれば欲しい。」

「マイティボーイが出たころは まだまだ車は4人乗り、実用性って時代だった。
車全体として最近販売台数は伸び悩んでるかもしれないけど、今の時代のほうがある意味 趣向性の強いマイテイボーイは受け入れられるかもしれない。
ちなみにマイティボーイのころのセルボのハッチバッククーペデザインもカッコよかった。
軽自動車ガーとか言わない小さい頃の思い出。」

「ツインって最近よく見かけますよ。昔はほとんどいなかったのに。今頃はやってるのか(^^;
バレーノって数回見たけどねパッと見、変な車ではなかった。しかしなあ。どこを狙ってるのか、この車もそうだし、キザシもそうなのよね。キザシってほんと警察にあるね。ソリオも結構いるし
スイフトもいるね。」

マイティボーイは人気がありました。

当時、国産車では唯一の2シーターの時期もありましたからね。

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