定年退職後は働かなくてもいい…家でゴロゴロする納得の理由

定年後、仕事も何もせず、どこに出かけるということもなく、家で新聞を読んだり、テレビを観たりしてゴロゴロしているのはよくないということはよく言われます。

最近では定年退職後に夫が家にいることで妻のストレスが溜まる現象は、「夫源病」とか「主人在宅ストレス症候群」と呼ばれているのです。

そのような状況が進むとうつになることさえあるというのですが…。

定年後は「あること」さえ守れば 自由で良い

しかしながら「家でゴロゴロしていてはいけない」という主張にはどことなく違和感を覚える人も少なくないでしょう。

なぜなら、定年退職した後は何をやろうが本人の自由だから。

60歳以降もできるだけ働いた方が良いと主張する声も少なくありません。

それでも、絶対に働かないといけないわけではないし、何か趣味を持たなければならないわけでもないのです。

ましてや何も用事がないのに、ただ「家にいるとうっとうしいから外に出て行け」というのも乱暴な話でしょう。

家でのんびり過ごすことの一体どこが悪いのでしょう。

何もしたいことがなければ家でボーッと過ごしていても一向に構わないのではないでしょうか。

「定年後が不安だ」という声をよく耳にしますが、それは定年後は家に居てはいけないなどと言われるから余計、定年を不安に感じるのです。

定年後、家に居ることが悪いとは決して思えません。

定年後は何をしようが自由…でもたった一つだけやってはいけないことがあるのです。

定年後にありがちな勘違い 妻にべったり…で家庭にヒビ

それは「人に迷惑をかけること」です。

この場合の人というのは家族のこと。

要は、家に居ること自体が悪いのではなくて、家で何もせずにいることで家族に負担をかけることがよくないのです。

ですから、そうならないように自分のことは自分でやるべきなのです。

おまけに定年前に会社で「セカンドライフセミナー」などという研修を受けると、やってきた講師の多くがこのように言うのです。

「定年後は奥さんを大事にしなさい。奥さんと一緒に過ごすようにしなさい」。

そこで多くの人は勘違いをしてしまうというのです。

この奥さんと一緒に過ごすというのは、奥さんにべったりくっつくということではありません。

よくありがちなのは、ずっと家に居るだけではなく、昼になると「おい、昼飯はまだか?」と催促する、

あるいは奥さんが出かける時に「どこへ行くの?」「いつ帰ってくるの?」、

そして「僕の晩ご飯はどうするの?」と何から何まで妻に寄りかかりきりになってしまうことです。

こんな状態が続けば奥さんもストレスを感じるのは当たり前でしょう。

子供じゃないのだから、「僕のご飯どうするの」とは、あまりにも情けない言葉です。

ご飯なんて自分で作れば良い。最近は冷凍食品でも、全く手間をかけずにレンジで温めるだけで美味しく食べられるものはたくさんあります。

それすら面倒ならコンビニでお弁当を買ったって、近くのお店に食べに行ったっていいでしょう。

それこそ自分の好きにやればいいのです。

出かける奥さんに対して「行ってらっしゃい。ゆっくりしてくれば良いよ。メシは適当に済ませるし、天気が良いから洗濯でもしておくよ」と言えば、どれだけ心地よく出かけることができるでしょうか。

基本、家事は分担がいいでしょう。

料理は自分でやってみると案外楽しいし、洗濯だってたいしたことはありません。

洗濯は洗濯機がやってくれるわけで、自分でやらねばならないのは干すだけです。

「自分は会社で大変な仕事をやってきたのだ」というのなら、その程度の仕事はどうということもないはずです。

会社人間ほど 定年後「大きな子供」になりやすい?

女性ばかりの会食で、その時にある女性の言った言葉です。

「子供はいずれ成長すれば大人になるけど、夫はいつまでたっても大人にならないのよね」

これは心に突き刺さる男性は少なくないでしょう。

振り返ってみても確かに妻に甘えている面が多く、結局は大人になりきれていない、「大きな子供」の自分がいることをあらためて感じさせられたひと言だったのです。

結局は普段、家でゴロゴロしていようが、何をしていようが一向に構わないのです。

要するに自分が家に居ることで家族に負担がかかっていないかどうかを考えるべき。

つまるところ、定年後に一番大事なことは「自立する」ということでしょう。

思うに会社員時代に地位の高かった人ほど、「自立する」ということができていない傾向にあります。

例えば、旅行に行くときは交通手段や宿の手配は全て自分でネット予約するでしょう。

ところが、会社で役員とか部長になった友人にこの話をすると「信じられない、そんなこと面倒だし、とてもできない」というのです。

恐らく現役時代は秘書や庶務の人が全て手配していたのでしょう。

しかし、定年退職するというのは「会社人間」から「社会人」になるということでっす。

生活の多くについて、自分一人でできなければ困ることになるでしょう。

「定年の常識」に 縛られると損をする

仮に明日、突然奥さんが病気で倒れて入院したとしても、普通に支障なく生活していけるかどうかを考えてみることが大切です。

そして自分が家に居るのであれば、料理でも洗濯でも掃除でも何でもいいので、それらにかかるパートナーの負担を減らすことを考えるべきでしょう。

家族というのは共同体です。

その共同体を構成するメンバーが応分の負担を負ってこそ成り立っていくものなのです。

会社という大きな組織の中でできることが小さな家庭の中でできないわけがないのです。

実際に多くの若い人は共働きをしつつ、家事はきちんと分担してやっています。

最近はシニア世代の中にも夫の定年後に妻が外で働いているというケースは珍しくありません。

そういう状況になったのであれば喜々として「専業主夫」になってみるというのも悪い選択肢ではないでしょう。

要するに定年後のライフスタイルは何でもかまわないのです。

何もすることがなければおおいに家でゴロゴロしていればいいでしょう。

強迫観念に駆られて無理やり趣味を始めたり、慣れない地域の人達との付き合いでストレスを溜めるくらいなら、家の中でゴロゴロしているほうがよほどマシです。

そして家の中でのフットワークを軽くして、家族のために家事をやるほうがよほど肉体面にも精神面にも良い影響があるのではないでしょうか。

ネットの声

「定年後に家事負担を変えようとか、教えてもらおうとか、遅いと思う。家事が趣味になるような夫でなければ。
恐らく妻側は、あと10年後には、5年後には、と現実を想像してもっと前から恐怖を感じている人が多くいると思う。生の声を聞いた事がある。
その頃には親の介護が必要かもしれない。妻も体力が無くなり教える気力も無くなるだろう。子供や孫に対して教えるならともかく、相手は夫。より快適な定年後の生活を望むなら、出来るだけ早くから、家事を生活に取り入れていく方が楽だと思う。」

「家でゴロゴロしてようがどうでもいい、ただうちの夫の様に常に不機嫌な怖い顔、口を開けば愚痴かトンチンカンな持論、定年まで数年ありますが、今でも辛い毎日です。会社でも嫌われ友達もゼロ、離婚準備始めてます。」

「家でゴロゴロするなどまだマシ、ウチの会社じゃ再雇用組が会社でゴロゴロしてる。」

再雇用されてゴロゴロできるのなら最高の会社かも?

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