ベスト記録か層の厚さか…日中短距離戦争勃発!?

「中国のふたりがアジアの主役だ」山縣亮太の日本新9秒95に中国メディアが対抗心!「追い風を利用したもの…」

6月6日、鳥取市で開催された陸上の『布勢スプリント』。男子100メートル決勝で、山縣亮太が9秒95(追い風2.0メートル)の日本新記録を樹立し優勝。

2019年から腰、足首、膝に故障が相次ぎ、不本意な成績が続いていましたが、五輪イヤーの勝負のシーズンで完全復活を遂げたのです。

中国の余裕

好スタートを切った山縣desuが、前半は隣を走る多田修平にややリードを許す形でレースを展開。

60メートル付近で多田を捉えると、大きなストライドで突き放し、そのままゴールへと駆け込んだのです。

山縣は、サニブラウン・アブデルハキームが持つ9秒97を0秒02縮め、アジア歴代2位の記録を叩き出しました。

この快挙にも、9秒91のアジア記録保持者・蘇炳添を擁する中国は余裕を見せています。

スポーツメディア『捜狐』はこれまでの歴代トップ10の成績を比較した上で、「日本選手の方が全体的に優れているが、多くの場合は追い風を利用したものだ」と伝えたのです。

一度の記録に過ぎない

特に今回の記録は競技場の特性を利用したものだと言い、100メートルなどのスタート地点後方に設置されたシャッターの開閉で風を調節できる点を指摘。

一方、4月に広東省で開催された競技会では、蘇炳添が向かい風0.9メートルの中で9秒98で走っています。

また同メディアは、サニブラウンを除けば

「日本は9秒台を4人揃えているが、キリュウ、ヤマガタ、コイケはたった一度の記録に過ぎない」と綴り、中国の9秒台スプリンター2人を引き合いに出したのです。

「アジア最強のスプリンター蘇炳添は、現在31歳でこれまで6回9秒台を出している。そのうち4回は海外の大会であり、1回はアジア競技会で優勝したタイムだ」
「さらに謝震業(200メートルのアジア記録保持者)も9秒台を2回出している」

風の条件と安定性の2点を踏まえ、「中国の蘇炳添と謝震業が、依然アジアスプリンターの主役だ」と強調しています。

東京五輪で雌雄

本当に強いのは日本か中国か、東京五輪で雌雄を決することになるでしょう。

五輪の日本代表選考は、6月24日開幕の『日本選手権』です。

山縣は10秒05の参加標準記録を突破しているため、3位以内に入れば内定します。

ネットの声

「日本新に文句言ってどうしたいのか分からんw。別にアジアNo. 1を語った訳でもないのにね。記録としてもそちらのほう方が優れてるのは明らかなんだから、騒がなくていいのに。余裕の無さが格好悪いよ。」

「中国は国家規模のバックアップがあるからすごいよなあ。日本はそこまでの支援体制はないけど頑張ってる。これもまた選手とその仲間たちが素晴らしい。」

「蘇は確かに世界レベルのスプリンター。山縣をパワーで置き去りにするレースを見たが、間違いなくアジア最高の選手。9.91を2度、9.92でも走っている。実績は文句のつけようがない。蘇を超えることは世界の決勝でも戦え得ることを意味する。山縣はじめ桐生やサニブラウンらが蘇と競い合い、抜いていくシーンを見てみたい。」



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