ラーメンやカレーといった炭水化物をガッツリ食べても大丈夫!“不摂生でも病気にならない人の習慣”

働き盛りのビジネスパーソンから寄せられた相談に対する「小林式処方箋」は、誰もが簡単に実行できるものばかり。

自律神経の名医が、様々な不摂生に対する「医学的に正しいリカバリー法」を解説します。

理想は朝4、昼2、夕4のバランス

食事を「抜く」ことほどマイナスなことはありませんが、炭水化物のとりすぎも考えものです。

特にランチは、朝食、夕食に比べて、少なめがベスト。

昼食時に短時間で牛丼やラーメン、カレーなどをガッツリ、炭水化物メインの昼食をとってしまうと、交感神経の働きが急上昇してしまい、食後は、そのリバウンドで一気に副交感神経が優位になってしまいます。

昼食後、「なんか疲れやすいなあ」「眠くなりやすいな」と感じているなら、それは、昼食のとりすぎが理由である場合が多いのです。

理想は、朝はパンでもご飯でも炭水化物をガッツリ。

昼は軽めの食事をゆっくりとって、腸を穏やかに動かす、というものです。

量の比率で言うなら、朝4、昼2、夕4、というバランスが最適でしょう。

夕食は、夜9時までに終わらせるのが理想です。

好きなものをゆっくり、味わいながら食べる、というのがいいですね。

とはいえ、これもあまりガチガチと自分を縛ってしまっては息苦しくなり、本末転倒。

私自身、カレーもラーメンも大好きですし、お昼に、ガッツリ系、コッテリ系を無性に食べたくなることもよくあります。

いくら、「軽めの昼食」が理想だとしても、我慢してストレスが溜まってしまうなら、むしろマイナス。

そういう時は我慢せず、食べてしまったほうがいいでしょう。

何も食べないのはNG

しかし、あまりに頻度が多いようでしたら、毎度ガッツリ完食してしまうのもお勧めできません。

例えば、ラーメンやうどんなどの麺類の場合。

最初から、「麺は半分だけ」と決めて、スープも飲まないようにします。

牛丼やカレー、定食ものだったら、これも同じ。具も半分、ご飯も半分です。

ようするに、最初から「半分しか食べない」と決めてしまうのです。

食べながら半分残すのではなく、最初から取り分けたほうが誘惑に負けにくくなります。

今後、意識しながら口に入れてほしいのですが、実は、人間の「食べたい」「おいしい」という感覚は、最初の一口、二口だけで十分に満たされるものです。

その時点で、脳は満足していますので、完食しなくてもあまり影響がないのです。

ところが「全部食べなければ満足できない」という思い込みや錯覚が働くので、最後まで食べきってしまっている。

ですから、最初から「半分しか食べない」と決めておけば、それ以上食べずとも、満足を得られるのです。

もし残すのがもったいないならば、注文の際に、量を減らすようにお願いすれば、たいていのお店は、協力してくれます。

最近では、最初から量の少ないメニューも増えてきました。

こうしたものをうまく利用しながら、「食べたいものを食べる」が「量は控える」ということを実践してください。

朝食同様、食べる時間がない日もあるでしょう。そういう時でも、おにぎり1個、豚汁1杯でもいいですから、何かは口に入れるようにしてください。

昼食を抜いたまま夕食をとると、血糖値が急上昇してしまうからです。

そうすると、夕食でとったカロリーがエネルギーとしてうまく代謝されず、そのまま脂肪として蓄積されてしまいます。

1日3食、規則正しく食事をとったほうが、食事を抜くよりも、実は体型を維持しやすいのです。

不摂生でも病気にならない人の習慣 小林弘幸(著) 小学館 (2020/1/30) 924円

なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?

乱れがちな食事と生活から「毒」を抜くコツ

突然ですが、問題です。

健康にいいのはどっち?

  • 寝坊したら朝食は、【とるorとらない】
  • 上司や取引先から理不尽に叱られたら、【反論するor沈黙する】
  • 精神的疲労の解消は、【運動or食事】
  • 長時間労働の休息は、【帰宅後ゆっくりとor勤務中こまめに】

「人生100年時代」に向け、ビジネスパーソンの健康への関心が急速に高まっています。

しかし、医療や健康に関する情報は玉石混淆。

例えば、朝食を食べる、食べない。炭水化物を抜く、抜かない。

まったく正反対の行動にもかかわらず、どちらも医者たちが正解を主張し合っています。

なかなか医者に相談できない多忙な人は、どうしたらいいのでしょうか。

すべての答えが本書にあります!

働き盛りのビジネスパーソンから寄せられた32の相談に対する「小林式処方箋」は、誰もが簡単に実行できるものばかり。

自律神経の名医が、様々な不摂生に対する「医学的に正しいリカバリー法」を、自身の経験も交えながら解説します。

食べたいように食べていい。飲みたいように飲んでいい。

健康のためだけに、好きなもの、やりたいことを断つ人生など真っ平だ!

【編集担当からのおすすめ情報】
カリスマ医師として数々のベストセラーを世に送り出してきた小林弘幸先生。

ところが、本書ではご自身の健康管理に対する数々の「過ち」を告白しています。

「超こってりラーメン」だけではありません。

しかし、先生はむろん健康。

常に若々しく、新たなことに挑戦し続け、様々な成果を出し続けています。

その秘訣はどこにあるのか?

本書にまとめた「小林式処方箋」は、現代人が仕事や人生を、より謳歌するための大いなるヒントになります。

ネットの声

「いや、見事裏切られた!啓発本なのに、指南本なのに……面白い!凄く理に叶ってる。的を得てる。そして文章として、面白い!」

「超こってりラーメンに惹かれて読みました。
糖質をとることをよしとしない風潮の今日この頃ですが、著者は何よりも『正しいリカバリーの方法を知っている』ことが大事だと言います。そのリカバリー方法やものの考え方、生活習慣に至るまでわかりやすく書かれています。」

「そこまで躍起になって頑張らなくても良いのだと気持ちが楽になりました。」

 

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