
手足口病にかかると、発熱や、水疱・発疹、喉の痛み、さらにはかゆみなど、様々な症状が出てきます。
しかし、手足口病に有効な治療薬というのはありません。
処方される薬は全て対症療法になります。
また、手足口病は感染症ですが、予防することも不可能と言ってもいいです。
そうなるとどうしたらいいのかというと、現在出ている症状を緩和させるための薬ということになります。
もっとも、発熱については、ウイルスを死滅させるために、体が熱を出しているのですから、解熱剤はよほどのことがないかぎり処方はされないでしょう。
また、市販薬の場合も解熱剤は飲まない方がいいです。
ここでは、手足口病に効果のある薬を市販薬と病院処方薬で比較してみます。
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手足口病に効果がある薬の選び方は?
手足口病になったら、まずは病院にかかるようにします。
特効薬というものはありませんから、すべて症状を緩和させるための処方薬を渡されます。
稀にその中に抗生物質が含まれているときがあります。
おはようごさいます😊
昨日保育園から
手足に少し発疹か出て
手足口病の疑いがあると連絡が来て
すぐ迎えに行きました😅大人にも飛沫感染する時もあり
子供が手をつけたもの・唾液に注意
マスク・手洗い・消毒が対策になるそうです✨熱もなく元気なんですけどね😊#頑張るパパママ応援隊 pic.twitter.com/s9KM6fOiJp
— Hideki @一児の愛娘のパパ👧読書好き📚 (@AuFV6mW7oTi5W8A) September 5, 2019
これは、直接的に手足口病とは関係ありません。
手足口病の症状に効果がないからです。
というのも、手足口病はウイルス性の疾患です。
抗生物質は細菌にのみ効果がありますので、ウイルスにはまったく効かないのです。
それでも処方されるのは、他の病気との合併症を気にしているからにすぎません。
医師からも説明がありますし、必要とされての処方ですから、服用したほうがいいでしょう。
また、手足口病に処方される薬として抗ヒスタミンがあげられます。
これは主にかゆみを止めるために処方されるもので、内服薬と塗り薬である外用薬の二つがあります。
大人がかかると想像を絶する痛みと痒みで、爪も剥がれたりするとか。読んでるだけで恐ろしい記事。この10年で最大の流行となっているそうです。/子どもの病気じゃないの?~戦慄!大人の手足口病~ NHKニュース https://t.co/7fjhRtn3yi pic.twitter.com/qPJ7PSc3LF
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) July 19, 2019
手足口病になると、湿疹ができて、耐えがたいほどのかゆみが襲ってきます。
赤ちゃんや子供などの場合は泣き叫びながら、痒いところをかきむしってしまうでしょう。
そのかゆみを緩和させるのが抗ヒスタミンですから、手足口病の対症療法としては最適なものなのです。
効果的な治療法がないことと、一週間もすれば治ることを考えて自然治癒にまかせる、いわゆる薬なしで安静にしておくということも一つの方法です。
手足口病に効果がある市販薬は?
自然治癒にまかせるしかない手足口病です。
それゆえに病院に行かずに市販薬で済ませる人も少なくないでしょう。
市販薬の中でも、効果的なものをいくつか紹介します。
口内炎パッチ大正A
口の中の痛みは手足口病の中でも最も大変なものです。
この口内炎パッチ大正Aは、有効成分がだ液で流れずに、口腔内で優れた付着力を持つので痛み止めにも効果的です。
非ステロイド性抗炎症薬で、ムラサキの根から抽出したシコンエキスとグリルレチン酸配合で、口内の炎症を抑えるとともに肉芽形成を促して傷口の治りを早める働きがあるのです。
ケナログA
口内炎の治療薬のケナログAです。
口内炎の治療薬で副腎資質ステロイドの作用によって、口の中の炎症を抑えてくれます。
軟膏薬で口内炎に直接塗って使うものです。
通販やドラッグストア等でも購入可能な薬です。
正式にはケナログ口腔内軟膏0.1%で2gと5gのものがあります。
製薬会社はブリストルマイヤーズ株式会社で主成分は、トリアムシノロンアセトニドとなっています。
ペラックT錠
喉の腫れや口内炎などに効果を発揮するのがペラックT錠です。
ぺラックT錠は、喉の痛みに対して一番効果の高い薬とされています。
1日3回(朝・昼・晩)服用する薬ですが、喉の痛みに、1回目の服用ですでに痛みが引いてくるなど早期に効果が見られるとても評判の良い薬なのです。
手足口病に効果がある病院処方薬は?
早く治ってほしい、手足口病ですが、長引く人は完治までに10日以上かかることも・・
その間は、かゆみにも耐えなくてはいけませんし、喉の痛みや口内炎の痛みにも耐えなくてはいけません。
我慢強ければいいのですが、ガマンするよりも素直に病院で薬を処方してもらうのがいいです。
リンデロン
リンデロンは皮膚科などで処方される、塗り薬です。
リンデロンの塗り薬には、主に4種類があります。
リンデロンDP、リンデロンV、リンデロンVG、リンデロンAとなっていて、名前の最後のアルファベットに違いがあるのです。
いずれもステロイド系の塗り薬です。
かゆみを止めてくれる優れものですからしっかりと患部に塗ってかゆみを止めましょう。
ペリアクチン
シロップ剤などの剤形があり、小児の治療薬として重用されている抗ヒスタミン薬です。
手足口病による皮膚の症状の他、アレルギー性鼻炎や風邪のくしゃみ、鼻水などの症状にも使われています。
食欲を増進させる作用があるとの考えもあり、口内炎などで食欲不振になりがちな手足口病においては有用な薬の一つです。
アタラックス
散剤とシロップ剤などの剤形がある抗ヒスタミン薬です。
手足口病で出る症状の中でも、痒みを抑える効果に関しては特に期待がもてます。
アタラックスは「抗アレルギー性緩和精神安定剤」と呼ばれることもあって、自律神経の安定化などの作用をもち、かゆみや不安で眠れないといった症状にも効果が期待できます。
ネットの声
「手足口病で免疫下がったところに風邪をひいて死んでましたが、風邪が完治、手足口病が治りかけたところでまた違う兄の風邪をもらいました」
「手足口病つらーーーーー足の裏の発疹が痛くて普通に歩けなくなってきた。よちよち歩き。全体重がかかるから、すんごく痛い。指先の発疹のせいで手先を使うと痛たたた、チャイルドシートのベルトをカチッとするの地獄。」
「手足口病、温かいものは食べづらいのね…。食べたいと言ったうどんを食べずに、冷めたおかゆとヨーグルトを食べてくれた。明日良くなるといいな…」
とにかく食べるのが辛いんです。