「停電してもスマホはつながるの?」NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天に聞いてみました
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今後も厳しい状況が続く
関東地方では、3月30日20時以降にかけて電力需給が極めて厳しい状況が続きます。
21日からは初の「電力需給ひっ迫警報」が発出され、22日夜にも停電が発生する可能性が報道されているのです。
停電の懸念があるなかで、電気で動く生活の重要なインフラ、スマホの「モバイル通信」に影響はないのでしょうか。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルそれぞれの状況を問い合わせました。
スマホの停電対策のまとめです。 pic.twitter.com/d8sk9rjAw2
— 荒木健太郎 (@arakencloud) March 16, 2022
4キャリアとも停電後ただちには影響なし
各社に送った質問は「計画停電などが起きた際、通信可能なエリアや通信速度に影響はでるか?」という内容です。
それに対する各社の答えは以下の通り。
NTTドコモ広報部
「ドコモの設備には停電時にも運用可能なバッテリーを搭載しており、直ちにお客様に影響が出るようなことはございません。
『ノードビル』と呼ばれる通信設備を設置しているビルにはエンジン(発電機)を設置しており、給油を行うことで通信サービスの継続が可能となっております」
KDDI広報部
「基地局は、どの基地局も非常用電源を備えており、少なくとも数時間は稼働が可能。
停電の規模を見ながら、車載基地局・可搬基地局の配置を検討していく」
ソフトバンク広報本部
「(一般論として)基地局は、非常用バッテリーで一定時間の稼働が可能な他、その他の非常用設備(発電機など)も活用することで、通信サービスの継続提供に努めます。
しかし、停電が長期化し、周辺の基地局同士でカバーできない場合は、一部地域で繋がりにくくなるケースがございます」
楽天モバイル広報部
「基地局設備に予備電源・バッテリーを配備しており、また、主要施設には発電機を備えています。
長期的な停電が発生し、これにより、サービスに影響が出る場合には、お客様にご案内いたします」
これはスマホが普及した時代に大地震喰らった身の経験則ですけど、もし停電復旧の目処が立たないようであれば近くの大手パチンコ店をチェックしておくのも手ですよ。
大手の店は自家発電設備を持っているところもあり、停電時に店を開けてスマホの充電用にコンセントを無料で開放する場合もあります— 砂鷹 (@maroyaka_bouz) March 16, 2022
個人個人の節電が大切
いずれのキャリアも基地局に予備電源を備えており「停電後直ちに通信ができなくなる恐れはない」と回答しました。
特にドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアの場合は、2011年3月11日の東日本大震災を経験し、災害時に備えた設備投資を進めています(とくにKDDIはすべての基地局において非常用電源を備えていると明言)。
楽天モバイルは唯一大震災を経験していませんが、「3キャリアの対策は勉強している」「定期的に非常時の訓練は実施している」(楽天モバイル広報部)とコメントしています。
なお、楽天モバイルは停電時に利用できない場合のある施設やスポット(首都圏は駅が多い)を公開。
ひとまず、もしものときのためにモバイル通信ができるスマホなどは充電をしておき、そのほかの不要不急の電子機器は電源を切るなどして、この状況を乗り切るのが良さそうです。
停電に備えましょう 水を汲んでおく(飲み水の他にお風呂に溜めればトイレにも使える)エレベーターが動かなくなる前に買い物 スマホ充電 カセットコンロなど無い場合はご飯を炊いておく パンや茹で卵などレンジや火を使わないで食べられる物を用意 ポットにお湯 夜に備えて懐中電灯 携帯ラジオ
— はにわ (@hanihaniwa820) March 22, 2022
ネットの声
「北海道ブラックアウト経験者です。最後の最後まで電力が復旧しなかった地域でした。auの基地局近くに住んでいました。2日目ぐらいから電波が弱くなり、3日目は電話が途切れ途切れで、職場への連絡も大変でした。
スマホのバッテリーは十分でも、基地局の電源は3日ほどのようです。
ご参考までに。
それよりも寒さ対策を少しでもした方が良さそうですね。停電になると水の確保も大変です。エレベーターなども使わない方が良いかもしれませんね。」「東日本大震災の時は、震災後3時間くらいは使えたなぁ。
今は、もう少し増強されていると思いますが、各自、予備バッテリーを充電しておくとか、自衛した方が良いですね。」「ドコモ回線使用だけど、先日の停電では直ちにモバイルデータ通信が使えなくなったよ。
ウソつきだな。
影響がない場合もある、という言い方ならまだ納得する。」