新型コロナウィルスの感染予防のため、全国の企業でテレワークが導入されています。

現場で働く若手社員たちにとっては、特に影響が大きかったのではないでしょうか。

テレワークにかかる経費の補助は…

吉本香織さん(仮名・28歳)は、編集プロダクションで働いています。

「編集といってもいろいろありますが、私は主に小説や文芸関係の編集をしています。ネットで人気のある同人作家に声を掛け、ライトノベルと呼ばれる小説の作家としてデビューできるように、プロデュースしています。また、絵がうまい書き手を見つけて、原作がある漫画を描いてもらっています」

「仕事はやりがいがあって楽しい」と語る香織さん。

しかし、今回の新型コロナウィルスの影響で、作業がほぼ在宅になったそうです。

「うちは、大手の出版社ではないため、テレワークの経費補助などが出るとは言われませんでした。そのため、慌てて自分で準備する羽目になりました」

テレワークで携帯代が3万円超え

香織さんは、家ではネットを繋いでいなかったそうです。

「毎日、帰宅も終電で、土日も出社することがあるので、家は必要最低限の家具しか置いていないんです。パソコンも、たまにスマホのデザリングを使って繋ぐくらいで、ネットの閲覧はスマホで済ませていました。なので、テレワークが本格化したことで、急な設備投資にお金がかかることになったんです。
たとえば私が連絡を取るのは、主に小説や絵を描く作家さん。彼らはLINEをやっていない作家が多いんです。編集部にある固定電話を使えないため、この自粛期間に携帯電話代が3万を超えてしまい焦りました」

携帯代金は経費との線引きが難しい

LINEが普及した現在でも、仕事のやりとりは携帯電話でというケースは確かに多そうです。

「私では対応できない事態になったときに、上司が近くにいたら電話を代わってもらうことができるのに、在宅だとそれができないことも悩みました。とはいえ仕事に必要な経費でも個人名義の携帯代金や、WiFiの導入など、上司にどのように伝えようか、すごく迷いました。
上司は、物腰は凄く優しいのですが、もともとはルポライターなどをやっていた人で、頭が切れて仕事には厳しいタイプ。携帯代金は経費との線引きが難しいため悩みましたね」

しかし、一人暮らしのため、自己負担が増えると生活苦に陥るかもしれず、勇気を出して上司に相談したそうです。

電話代以外にも経費を出してもらえることに

「電話代以外にも、テレワークで必要なものを相談し、一旦、上司のカードで清算してもらいました」

具体的にはいくらくらいかかったのでしょうか。

「仕事中に使う座椅子が7000円、画像編集ソフトが3万2000円です。座椅子はお尻も痛くなるし姿勢が悪くなるので買いました。作業効率は上がりましたね。画像編集ソフトは、写植指定のために買ってもらいました。この編集ソフトにあるフォントを使うためだけに、出社して作業していたのですが、納品先もテレワークとなったため、私の家でも導入することになりました」

あれこれ出費を認めてくれて逆に…

しかし、実際には心苦しくなったそうです。

「携帯料金のこともあって、画像編集ソフトも『購入OK』と言われても、申し訳ない気持ちになったんです。うちの会社ではテレワークは強制ではなかったので、自分が出社すれば買わなくてよかったわけで……。コロナに感染するのと、経費がかかるのとではどちらが迷惑になるのだろうと、悩んでしまいました」

このタイミングで、スマホの買い替えも検討したため、新たな出費も必要となったのです。

「ちょうどスマホの寿命がきそうになったんです。普段ならば様子を見るんですが、いつもよりさらに電話が欠かせない状況を考えて決断しました。本体代が7万円程度です。通話料は会社が一部負担してくれるのですが、購入費用は完全に自腹。月々の料金に上乗せされるとしても、最近、自宅にいるためにいつもよりも光熱費などが多くて、支払いができるか不安です」

次の引き落とし日が恐ろしい…

想定外の出費に焦っているという香織さん。

「しかも締日の関係で、会社から支給される電話代は来月以降のお給料と一緒に支払われる予定なんです。そのため、次の引き落とし日は憂鬱……というか怖いです」

まさに金銭的には、綱渡り状態と言える香織さんのテレワーク。

最初から経費の相談ができるように、普段から上司とのコミュニケーションは大事にしておいた方がよさそうです。

ネットの声

「なぜ「使い放題プラン」にしないのか?小一時間問い詰めたい。」

「通話代金がかかってしまったと言う苦しい言いわけをしつつ、実際はアプリへの課金が大半な旦那か子供みたいだわ。話放題にすればいいし、光回線入れれば済むでしょ」

「7万円のスマホに3万円の通信料金?頭がおかしいの?楽天モバイルなら今なら1年間使い放題で料無料(地域によりますが)。端末だって2万円以下でそこそこの物が買えます。グチる前に節約できるところを節約すべきです。」

便利なサービスがあることを知らない…ある意味情報弱者ですよ。

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