
豪華すぎるキャストにも注目! カウチポテトのお供
目次
かつて人類が夢見た近未来
まさしくいまが「そのとき」であり、ロボットやAI(人工知能)が当たり前にすぐそばにある時代になりました。
人類とロボットは友好的な関係を築いているけれど、1歩間違えれば確執が生まれ、戦争になってしまう可能性もゼロではありません。今回ご紹介するのは、そんな世界を描いたパラレルワールドのお話です。
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix映画『エレクトリック・ステイト』を観て、カウチポテしましょう!
#エレクトリック・ステイト #Netflix
郷愁を誘うデザインのロボットたち、派手に暴れ回る大乱闘は豪華な画で楽しめました。
技術の功罪や姉弟愛を軸にした筋書きで十分なんだけど、ディストピアな世界観が作り込まれていて、ロボット側の物語をもっと観ていたかったです。 pic.twitter.com/lmF7g8Cb72— 野良猫 (@shachiku_cat) March 15, 2025
【あらすじ】
1950年代にウォルト・ディズニーによってつくられたロボットたちは、やがて大量生産され、人間が望まない仕事を請け負うようになります。
不平不満を言わず働いていたけれど、いつしか「人間に決められた人生」に嫌気がさし、人権を求めて行動を起こすように!
ところが人間がそれを受け入れなかったために戦争にまで発展してしまうのです。
そして戦争は「人間の勝利」で幕を閉じました。ロボットたちは収容され、人間の世界には「意識を2カ所に分けることで “働きながら遊ぶ” を可能にするドローン」が導入されるように……。
いっぽうそのころ、両親と最愛の弟を亡くした10代の少女・ミシェルは、ドローンが普及する世界に嫌気がさしていました。
そんなある日のこと、1体のロボットが現れて「チームを組もう」と訴えかけてきたのです。
しかもロボットは弟の意識とつながっているようで、死んだと思っていた弟が生きている可能性まで浮上!
ミシェルは弟を探す旅へ出ることを決意します。
【ココが見どころ!】
<その1:近未来のようだけど「過去」なんです! なさそうでありそうなストーリー>
ひとりぼっちになった孤児の少女が、仲間を見つけながら荒廃した世界で旅をするアドベンチャー。
そんな本作の舞台はなんと「90年代」です。
日本における90年代といえば……ポケベルにコギャルにたまごっち。
だけど、ほんの少しでもボタンが掛け違えていたら(?)人間とロボットが戦争する未来になっていたかもしれないわけで。
そんな「あったかもしれない世界」を疑似体験できるレトロフューチャーなストーリー&世界観にご注目!
<その2:えっこれミリー?クリプラ?最高のキャストが90年代へタイムスリップ>
本作の主人公・ミシェルを演じるのは、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でイレブンを演じているミリー・ボビー・ブラウンさん。
90年代のヘアメイク&ファッションがあまりにもハマりすぎていて、ミリーだと気づかない人もいそうです。
そんな彼女とバディを組むのは、『ジュラシック・ワールド』でおなじみのクリス・プラットさん!
こちらも90年代になじみすぎており「え、この人クリプラなの!?」と2度見しちゃうことでしょう。
主要キャストの豪華さもさることながら、脇を固める俳優陣もすごい
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞 助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンさんをはじめ、話題作『教皇選挙』にも出演しているスタンリー・トゥッチさん、
『ブレイキング・バッド』のガスでおなじみジャンカルロ・エスポジートさん、
『カモンカモン』の天才子役として注目されたウディー・ノーマンさんなど、すさまじい豪華さとなっております。
<その3:味わい深い…個性豊かなロボットたち>
本作を語るうえでなくてはならないのが、個性豊かなロボットたちです。
昔のアニメのキャラクターのような風貌がレトロかわいく、テクノロジーはすごいのにビジュアルは「THE 90年代」というチグハグ感も愛おしい。
人間味のあるキャラクター、コミカルなやり取りに魅了されてしまうことウケアイです。
私のお気に入りロボは、クリス・プラットさん演じるキーツの相棒・ハーマンと、旅の途中で出会う郵便配達ロボットちゃん。
こんな子がうちにもいれば……と思わせてくれるとびきり魅力的な子たちです。
【あのルッソ兄弟が制作したカウチポテトな作品】
『アベンジャーズ』シリーズで知られるルッソ兄弟が手がける本作。
アクション×コメディ×姉弟の絆などざまざまな角度から楽しめるうえに、Oasis『Wonderwall』やThe Clash『I Fought the Law』などの昔懐かしい劇中曲も最高。
勧善懲悪なお話なので安心して鑑賞できるんじゃないかと思います。
いい意味で「ベタ」なので、リラックスタイムにも打ってつけ。
視聴を推奨する年齢が13歳以上の作品「13+」ではあるものの、子どもと観ても楽しめる作品です。
春休みに親子で鑑賞するのにもちょうどいいかも!
ネットの声
「いい映画だった。ストーリーに新鮮味は無いけど、レトロフューチャーな画によく合ったストーリーで、楽しかった。
テーマやロボットのデザインに鉄腕アトムっぽい感じもあって、親しみがもてた。
愛すべき映画だと思う。」「良くも悪くもサクっと観れる映画。
決してよくなんちゃって評論家たちが言う芸術作品ではなく、あくまでもエンターテイメントとしての映画って感じ。」「原作に忠実な大量の不気味ロボを描くためだけに、製作費の半分くらいが費やされたんじゃないかと想像すると、まだまだ映画も捨てた物じゃないと思えるんだ。どんな状況でも立ち上がる、この映画のキャラが好き。」