『自力脱出はまず不可能…』ひとり暮らしでトイレに閉じ込められた場合です

「トイレに入ったら鍵が壊れて出られなくなった」。

ツイッターに2020年9月23日、こんな投稿が寄せられました。

外側のドアノブが壊れて内側から開けられなかったのです。

幸いにも手元にあった携帯電話で119番に通報、事なきを得たということです。

こうしたアクシデントが起こる要因や対策について、J-CASTトレンドは総務省消防庁に話を聞きました。

住宅のトイレは「ほぼ完全に密室」

ツイートを見たユーザーからは「閉所恐怖症なので想像しただけで息苦しくなる」という声や、

「閉じ込められたことあるけど本当に洒落にならない」
「一人暮らしだとマジでどうにもならん」

などの体験談が寄せられました。

取材に応じた総務省消防庁の国民保護・防災部参事官補佐の乾高章さんは、

トイレに閉じ込められた人の救助というケースは「あまり頻繁に発生する事態ではない」とした上で、こう説明しています。

「考えられる主な要因としては、トイレの中で急に意識を失ったり持病で倒れたりしてしまい、自力で脱出できなくなるケースです。また、トイレのドアが内側に開くタイプだった場合は、倒れこんだ当人自身が開閉を妨げてしまい外から開けられないこともあり得ます」

公共のトイレはトラブルを事前に想定

公共のトイレの個室は、閉じ込められた利用者を救急隊員が救助する想定で、

「個室上部などに隙間が空いていることが多い」と乾さん。

半面、住宅のトイレは隙間が無く、窓があっても防犯上人が通れる大きさではなかったりして「ほぼ完全に密室」。

そのため、出られなくなるトラブルが起こり得るというのです。

ドアを完全に閉めない、連絡手段を確保

「そもそも閉じ込められないように対策をすることが最重要です」

と乾さん。

一般人ではトイレのドアを壊すのは難しく、何か工具があっても鍵やドアノブをいじって脱出するのは「非現実的」だそうです。

トイレに閉じ込められた場合は「自力での脱出はほぼ不可能だと考えた方がいい」

「家族がいれば助けを呼んで対処してもらうこともできますが、ひとり暮らしだとそうもいかないと思います。トイレに入る際はドアを完全に閉めないようにする、自宅でも携帯電話などの連絡手段を肌身離さず持っておく、といった自己防衛策を徹底するとよいでしょう」

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