東京03・角田晃広は俳優でも輝いてるよね…ホットスポットの演技が大反響

東京03・角田晃広、コントで培ってきたリアルな演技で“おじさんキャラ”を熱演 俳優としての魅力に迫る

人気お笑いトリオ・東京03のメンバーとして活躍する傍ら、最近ではドラマ「ホットスポット」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系※TVer、Huluにて配信)の宇宙人役でも注目を集めている角田晃広。

お笑い芸人が俳優として起用されることはよくあるが、角田はその中でも高い演技力を誇ることで知られており、これまでにも数多くのドラマや映画に出演してきた。

ここでは、そんな角田の経歴や俳優としての魅力を紐解いていく。

「キングオブコント」優勝後、俳優にも挑戦

日常の一コマを切り出したようなコントを得意とし、人間関係のふとした“あるある”やちょっとした出来事を扱う東京03。

角田は相方の豊本明長、飯塚悟志とともに、日本一のコント師を決める「キングオブコント」に出場し、2009年大会で見事優勝したことで知名度を一気に広めることとなった。

そんな角田は、2011年頃からコンスタントにドラマに出演し始める。

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」やドラマ「これは経費で落ちません!」(NHK)などへの出演で俳優としての地位を築き上げていった角田だが、彼が本格的に演技力が評価されるようになったのは、堺雅人主演の大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の続編に出演したことが大きいだろう。

角田が演じたのは、半沢と同じ東京中央銀行から東京セントラル証券へ出向してきた営業企画部の三木重行。

続編からの出演ということもあり、大きなプレッシャーがのしかかる中での出演だったが、作中では他の俳優陣に引けを取らない迫真の演技を披露し、キーパーソンの一人として抜群の存在感を示していた。

自然と親近感や愛着がわく“どこにでもいそうなおじさんキャラ”

角田は東京03のコントの中で、サラリーマンなどの“おじさんキャラ”を演じることが多いが、俳優としても似たような役柄を演じることもしばしば。

実際に、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)で演じた、松たか子演じるとわ子の元夫の一人・佐藤鹿太郎役も、一見“どこにでもいそう”なおじさんだった。

周囲からは“器が小さい”と言われ、キザなことを言う割に一言多いような役どころだが、角田はこれを嫌味なく笑いに変えるような演技で“チャーミングなキャラ”に仕上げている。

またバカリズム脚本のドラマ「ホットスポット」も、角田の持ち味が活かされている作品の一つ。

本作で角田が演じる高橋は、宇宙人でありながらその力を使うと関節痛などの副作用が生じる…という、まるで中年男性のようなキャラクター。

そこに角田の見た目やナチュラルな演技が相まって、唯一無二となる“普通のおじさんにしか見えない宇宙人キャラ”が見事に誕生した。

ちなみに、角田の「ホットスポット」への出演は、2024年1月に放送された単発ドラマで、同じくバカリズムが脚本を務めた「侵入者たちの晩餐」への出演が大きかったそうだ。

小田玲奈プロデューサーは、以前インタビューで“角田の二度目の起用”について「やりすぎないというか、間とかをきちんと理解してくれるだろうと信頼が持てました」と語っていた。

そんな「侵入者たちの晩餐」で角田が演じたのは、“冴えないおじさんコンシェルジュ”の毛利貴弘。

作中で角田はコミカルでドタバタな演技を披露しており、物語に“変化球”のようなスパイスを与えている。

“かっこいいヒーロー”というよりも“パッとしないおじさん”を演じることが多い角田。

どこにでもいそうな人物を連想させる見た目や振る舞いは彼の持ち味でもあり、それによって親近感や愛着がわくようなキャラクター像を見事に表現している。

“コント”を通して培ってきた役者としてのスキル

シリアスな演技にも定評がある角田だが、ドラマ「漫画みたいにいかない。」(日本テレビ系)や、シリーズ第2弾「遊戯みたいにいかない。」(日本テレビ系)では“コント師”としての魅力も存分に発揮している。

本シリーズは、「とんねるずのみなさんのおかげでした」「ゴッドタン」などで知られる構成作家・オークラ氏が監督を務めるシチュエーション・コメディ。

角田は、娘のことが心配で仕方ないバツイチの売れない漫画家・戸塚オサム役を務めた。

また、定食屋のマスターで戸塚の幼馴染役を飯塚が、戸塚が連載する雑誌の編集担当者役を豊本が演じており、東京03のメンバーが総出演。

まるでコントを見ているかのようなコミカルなやり取りが繰り広げられ、シニカルな笑いを誘う内容に仕上がっている。中でも、娘を心配しすぎて取り乱す角田の表情やセリフは非常に印象的だ。

リアリティかつナチュラルな演技で、視聴者を魅了し続ける角田。これまでコントで培ってきた“絶妙な間(ま)”や“抜群の演技力”が俳優業でも活かされているのかもしれない。

なお、動画配信サービス・Huluでは角田が出演する「ホットスポット」「大豆田とわ子と三人の元夫」「侵入者たちの晩餐」「漫画みたいにいかない。」「遊戯みたいにいかない。」を見放題配信中。

Hulu

ネットの声

「お笑いトリオ「プラスドライバー」の時からは考えられないような大出世。いつも楽しく拝見させていただいています。」

「ホットスポットは、演技派の幼馴染3人を相手を完全に食ってしまってる。8話の高橋ズルッパゲはツボでした。」

「俳優としてもだが、芸人としても評価良いよね。何にしても器用な印象がある。」

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