友近の「ひとり旅」の過ごし方…ポイントは温泉と移動手段!

家族や友達とにぎやかに旅行に行くのも楽しいですが、自分の気の向くままに過ごすひとり旅もいいものです。

「いちばん好きなものは『旅』」と公言する芸人の友近さんに、ひとり旅の過ごし方と、おすすめスポットの岐阜県の下呂(げろ)温泉について聞いてみました。

体と心を癒やすために温泉へひとり旅!

この世でいちばん好きなもの。

じつは私にとってそれは「旅」なんです。

だいたい1日の内に5時間くらいは、旅のことを考えています。

愛読書は、旅行雑誌と旅行代理店のパンフレット、そして時刻表です。

私が旅で大事にしているポイントは、移動手段と温泉です。

欲を言えば、ちょっとぜいたくに、お部屋に露天風呂がついてる旅館をさがします。

あとは景色も重要ポイントですね。

食事ももちろん大事なんですが、とにかく温泉に浸(つ)かりたいんです。

温泉に浸かって、四十肩と腰と心をどうにかしてあげたいのです。それにはひとり旅がやっぱりいちばんの癒やしですね。

今回の行き先は、岐阜の下呂(げろ)温泉。

列車「特急ひだ」に乗って、景色を楽しみながら向かいます。

下呂はとにかくお湯がトロっとしていて、美容液のよう!

美人の湯と言われるのも納得です。

下呂温泉では、私が常連として通っている旅館「しょうげつ」に宿泊しました。

何度入っても最高なお部屋の露天風呂

仲居さんがお部屋から退出されるやいなやすぐ全裸になり、お部屋の露天にちゃぽん!

1回目の入浴とまいります。

旅館が小高い丘の上にあるので、私の理想の実現、風呂入りながら電車が走っているのを見ることができるわけです。

特急ひだを全裸で見てるんですよ。

最高です。

10分ぐらい浸かったらサッとあがって、テレビをつけます。

チャンネルをザッピングしながらぶつぶつ言っていると、またお風呂に入りたくなり、2回目の部屋露天入浴です。

温泉好きなのに、意外と早風呂で、5分から10分で出ます。

ここでビールでも飲んで、と言いたいところですが、お酒弱いんです、昭和のスナック顔しているくせに。

なので冷たいお水を飲んでぷは~、です。

最高の時間。

出汁がおいしいお食事をゆっくりと堪能

さて、夕食まであと1時間あります。

その間なにをするかというと、またまた携帯で旅サイトを開き、次の土日はどこに行こうかと決めるわけです。

旅先なんだから今を楽しめ、じっとしとけ、なんですが、こればっかりは性分なんで仕方ない。

そんな次の旅の妄想をしているとお食事タイムの到来です。

個室料亭です。昔はお部屋食がいいと思ってたんですが、それだとお布団を敷くタイミングがむずかしいでしょ、和室なんで。

だから個室料亭がお気に入り。

まさにこちらは出汁がいい、かぶら煮やしんじょう系のお料理に木の芽、ゆず、そしてメインの飛騨牛A5がでてきます。

ちなみに肉を焼きますから、お食事をいただくときは、寝る時の浴衣は着て行かないでくださいね。

浴衣についた肉の匂いが布団の中で襲ってきますから、別の浴衣でいきましょう。

部屋に戻ったら、いよいよ寝る前の至福の瞬間!

で、そう!!

いちばんの幸せがこのあとの瞬間ですよ。

お食事から帰ってきて部屋に入るとお布団が敷かれてある、その光景!!

しかもお布団の横で、行灯(あんどん)が心地いい癒しの光を放っているという、この瞬間がいちばん好き。

ここからはもうテレビは見ません。

本日3回目の入浴タイムに入り、夜景を見ながら人生を考えるわけですよ。とにかく口角を上げて、うそでも笑っていれば幸せがくる!!

とゲッターズ飯田さんの言葉を思い出しながら、心をやすらかにします。

そして22:00下呂駅着の最終の特急ひだを、高い所からまた全裸でながめます。

夜の電車はなにかもの哀しいですね。

それでまた勝手にノスタルジックになったりして、ひとり旅に酔いしれます。

ネットの声

「個室料亭、いいですね。一人旅、宿泊先での食事が、どうしたものか、でしたが。1人で部屋食というのも、かと言って食事処で周りがグループ、家族連れのにぎやかな中で、1人でというのもなんとなくわびしくなるというか。美味しいものを堪能したい、せっかくの気ままな一人旅。個室料亭で満喫。いいですね。私もこれからはそのプランで。」

「若い頃はあまり温泉が好きじゃなかったけど、今は疲れてくると温泉に入りたいなと思うようになりました。
家が神戸なので基本は有馬温泉で日帰り入浴ですが、半年に一度は一人旅で温泉旅館に泊まって贅沢します。去年の春は長野を選びましたが最高でした。
冬は東北方面は大雪で動けなくなる可能性があるので西日本を中心に探して、春になったら東北や北陸方面で温泉を探してます。探してるだけでも行った気分になれて楽しいです。」

「この記事(文章)は、友近さんの言葉をそのまま文字にしたのか、エッセイのようにご本人に書いてもらったのか。どちらにせよ、とてもテンポよく友近さんらしさが出てますね。
地元愛媛松山の道後ミュージック(ヌードショー)好きを公言してたり、YouTubeで昭和さながらのサスペンスドラマを配信しているだけあって、友近さんのどこかノスタルジックな雰囲気がとても好きです。
自由気ままなひとり旅で、あの独特な芸を磨いてるんでしょう。」

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