
使いやすさは「グーグルマップ」を超えた!
細い道は案内しない
トヨタが本気で開発したオススメ「無料カーナビアプリ」とは…
スマホのカーナビアプリは「ビッグデータを使った“より早いルート”での案内」、「道路や施設情報の更新の速さ」、そして「基本的に無料で使える」などのメリットが評価され、人気を集めてきました。
目次
トヨタ車オーナーだけでなく誰でも無料で使える
日本においては「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」がユーザー数も多く2強といわれています。
しかし現在、これらを追うカーナビアプリが注目を集めています。
それはトヨタグループでIT事業を担う「トヨタコネクティッド」がリリースする「moviLink(モビリンク)」です。
トヨタが開発したカーナビアプリ「モビリンク」。その使い心地はトヨタの純正カーナビそのもの
Android版の評価(Google Play)は4.0で、4.3のYahoo!カーナビには差を付けられていますが、3.0のGoogleマップを大きく上回っています。
またiPhone版の評価(App Store)は、Googleマップの4.5には及びませんが、Yahoo!カーナビの4.3に迫る4.2となっています。(評価は2025年3月上旬時点、編集部調べ)。
ではモビリンクは、なぜ高い評価を集めているのでしょうか。
モビリンクは、他の有力なカーナビアプリと同じく、統計情報とリアルタイムの交通情報をもとにルート検索を行います。
その情報源に使われるのが、「VICSによる最新の交通情報」とトヨタのテレマティクスサービス「T-Connect」、「レクサスG-link」が収集したデータをもとにした独自の「Tプローブ」です。
NXのナビ有料地図更新をしなかったのですが、Android AutoやCarPlayでmoviLinkやGoogleマップ、Yahooカーナビを使えば最新地図での案内が可能なので特に問題がなければそれらを使うつもりです。
ただし、純正ナビソフトと違い、ヘッドアップディスプレイに簡易案内が表示されません?? pic.twitter.com/MJo7BUEZzC— OUBELPRA (@TATSU_NX350h) December 9, 2024
痒いところに手が届く
提案されるルートは「おすすめ」「早さ優先」「一般優先」の3つが基本ですが、「もっとみる」をタップしてあらわれる「距離優先」「有料優先」「運転しやすい」「省エネ」から選択し入れ替えることも可能です。
このうち「運転しやすい」は、「交差点の右左折」が少なく、「センターラインがない両側1車線の道路」をできるだけ通らないルートを選択するというものです。
これに加え、検索時の詳細設定で「細い道を避ける」を選択することで、「知らない場所だから、多少時間がかかっても気を使うことなく走りたい」「自分のクルマよりも大きなレンタカーでのドライブだから、狭い道は通りたくない」といったニーズにマッチします。
目的地の検索は音声入力にも対応しますが、実際に利用してみると、GoogleマップやYahoo!カーナビよりもヒット率が低い印象です。
ただそうした場合でも、Googleマップから検索結果を共有すると、簡単に目的地を設定できます。
手順としてはGoogleマップで検索し、「共有」からモビリンクを選ぶだけです。
とくに「○○の近くの××」など、Googleマップが得意とする“あいまい検索”を利用すると、いっそう便利に活用できるでしょう。
moviLinkアプリをOttoAibox P3にインストールして使ってみました。ナビの音声もNXの純正ナビと同じ女性の声で、縮尺変更ボタン(設定変更で有効にする必要あり)が右側にあるのは良い感じ。
分割画面に対応していないのが残念?? pic.twitter.com/rW3MSCsxnN— kogasan (@kgtkmt) March 8, 2025
使っていて便利なのが「おでかけプラン」
ルート案内は、画面上部に「曲がる地点と方向」を大きく表示、さらに複数のレーンがある交差点では「レーンリスト」も同じエリアに表示し、運転中の視線移動をできるだけ少なくなるよう、工夫されています。
moviLinkをCarPlay上で展開させ、分岐点に近づくとリアルなCGを使って進行方向を案内した
高速道路を走行中は、画面上部は進行方向にあるICなどのリスト表示を行うモードに切り替わります。
そしてJCTや出口での分岐の際は、イラストと矢印により、進行方向をわかりやすく表示します。
また探索したルートを走行中は適切なタイミングで音声による案内も行われるため、運転に集中しつつナビゲーションを受けることができます。
さらにモビリンクは徒歩の案内にも対応しているので、目的地近辺でクルマを停めたあとの移動にも不安はありません。「駐車位置保存」の機能を使えば、「停めた場所がわからない!」と慌てる心配もなくなります。
こうしたナビゲーション関連の機能に加え、モビリンクにはドライブをより便利にする仕組みも用意されています。それが「おでかけプラン」です。
おでかけプランとは、ドライブに出かける前に出発時刻や到着時刻、スマホで検索した目的地をあらかじめ設定し、moviLinkに登録しておく機能です。
この機能を利用すれば、出かけた先で目的地を検索、設定するわずらわしさはなくなり、時間の節約にもなります。
なおモビリンクは自車マークをトヨタ車などのイラストに変更するなど「アプリ内課金(買い切り)」も用意されていますが、基本機能についてはすべて無料で、しかも広告などの表示なしで使うことができるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
スマホのカーナビアプリにわかりやすく走りやすいルートを案内してほしい人、シンプルでかつ高機能なカーナビアプリを使ってみたい人、ぜひダウンロードして試してみてはどうでしょうか。
トヨタのmovilink、気づいたらダッシュボード対応してて良すぎ
これで俺の車もトヨタ車 pic.twitter.com/5LOFXFp4xm— ばすた (@basuta0421_3) March 14, 2025
ネットの声
「iPhone版を利用してます。確かに車搭載のナビに近い使いやすさですが、「一般優先」にしてたはずがナビの途中で「お勧め」に強制変更されて、さっきまでとは違う道順(高速を含む)を案内することが度々あり、高速使いたくない時には利用しないようにしています。半年ほど前の出来事だから、今では修正されてるのかな?」
「Googleマップは道と認識されてるところなら通そうとするので、車両が通らないようにされたポールがある道を案内された事があります。
今はiPhoneに搭載されてるマップを使用していますが、こちらはこちらで下道を選んでるのに何度も高速を提案されてその都度操作しないといけないのが面倒です。」「先月、雪国に行って試しにMoviLinkを使ってみたが冬季の通行止めの道を案内されてUターンした。
yahooナビは通行止めの道を表示しているし、googeマップは表示はしないが案内もしない。
この時期にyahooナビで新潟、山形、秋田の地図を見てみると冬季の通行止めの表示でいっぱいになるよ。
むしろ通れる道を探す方が難しい位。
MoviLinkは冬季間の通行止めの情報を持ってないようですね。ただこれはカーナビでも同じですが。」「トヨタ車に乗っているので Movilinkで検索して車に転送で使いますが
モバイルだけで使うならYahooのほうが情報量が多い。
Yahooはゼンリンの地図データのようで、詳細地図で一軒一軒の地番まで表示されて便利。」