完売続出のチューナーレステレビ 地上波が映らなくても大丈夫なワケ
地上波が映らないテレビが売れています。
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルHDが昨年12月に発売した「ネット動画専用スマートTV」は、累計で1万3000台以上を販売。
エディオンのオリジナルチューナーレステレビは、先行予約販売を始めた6月17日当日中に50台全てが完売しました。
なぜこれほど地上波が映らないテレビが売れているのでしょうか。
目次
動画配信サービスが生活の一部に
最大の要因は、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスの急拡大です。
スマホ情報サイト「Appliv TOPICS」の調査によれば、45.5%が定額制動画配信サービスを利用しており、YouTubeなども含めれば、生活の一部になったと言っても過言ではありません。
また、テレビ離れに歯止めをかけるべく、民放公式テレビ配信サービス「TVer」は、4月11日から地上波で放送するテレビ番組をネットで同時配信する「地上波リアルタイム配信」を解禁。
その他、各社は見逃し配信やネット配信を開始しています。
こういったテレビ離れを止める施策が、皮肉にもチューナーレステレビで地上波の番組が見れる状況を作り出したのです。
ちょっと調べてみたんだけど
チューナーレステレビでも
DVDやBluRay見ることできるっぽい?もしかして。
テレビ放送は
普段見ることないから、
チューナーレスでもいいかなとか
思ってたんだけど。
ちょうど家のテレビ壊れてしまったし。
ネット動画映し出せて
DVDやBluRay見れればそれでいいかな— かぼちゃ (@nyannko_bara) June 22, 2022
テレビだからこその強み
チューナーレステレビと比較対象になるのが、モニターです。
SNS上では、「モニターや大型端末で事足りる」「PCにつなぐモニターとどう違うのか」といった意見も見られます。
モニターとの一番の差別化ポイントは、画質や音響機能を向上させていることです。
エディオンの43V型チューナーレステレビは、4Kかつ立体音響と本家テレビとも遜色ない仕様。
Google TVを搭載し豊富なネット動画サービスに対応する他、ゲームモードも搭載しています。
担当者によれば、「高スペックなのにお手ごろ価格」「43V型以外にもラインアップを検討してほしい」といった好意的な意見が多いそう。
ドウシシャが7月下旬に販売を予定しているフラグシップモデルも「50型4Kモデル」で、大画面と高画質を両立。
ユニテクは、高画質なコンテンツに対応するため43インチから4Kにするなどインチによって対応する他、リモコンにNetflix、Amazon Prime Video、YouTube、Google Playへのジャンプボタンを配置、テンキ―はパスワードなどに入力がしやすい仕様にしました。
オリオンもチューナーレススマートTVか。一人暮らし家電の定番カテゴリになりそうですね(*・∀・)
ORION、AndroidTV搭載のチューナーレステレビ。50型4Kモデル含む全4機種、27800円から(PHILE WEB)#Yahooニュースhttps://t.co/FhoUKaRybz— ふっけん(´・ω・)っ?? (@fukken_z) June 22, 2022
チューナーレスへの乗り換えもあり得る?
チューナーレステレビを一躍有名にしたドンキの「ネット動画専用スマートTV」は、6月24日頃から増産2回目となる追加生産分が店頭入荷予定だそう。
消費者から一番多い要望はサイズについてで、「もっと大きなサイズの展開を望まれる声をいただいております」といい、今後はこれらの意見を踏まえた新モデルを検討しているということです。
現在では、1人暮らしや地上波は見ないとテレビを持っていなかった層、リビングにテレビはありつつ自室用のセカンドテレビとして、人気を集めているチューナーレステレビ。
マクロミルの「最新のテレビ利用動向調査」によると、テレビの保有率は、93.2%(推定人口約7672万人)で、そのうちネット接続率は41.8%(同約3441万人)でした。
特に、世代別で見ると接続率は若年層ほど高く、20代以下では過半数に上っています。
現在、本家テレビの所有者者、特に動画配信サービスを中心に見る層が、チューナーレステレビに乗り換える可能性もあるでしょう。
地上波が映らないテレビが、本家テレビの座を奪う日が来るかもしれません。
チューナーレステレビが売れまくってるね
うちではNETFLIXとDアニメとAmazonPrimeが入ってるが、月額で考えるとNHKの受信料はこの三本の総額より高い。
テレビはまともに見たのは何ヶ月前なんだろう?久しく無いな。
チラ見するのもニュースだけ…本当にチューナーレスを検討しようか?
— isenokami_kuki (@isenokami73) June 25, 2022
ネットの声
「今後テレビ離れはどんどん進むでしょう。ネット配信が充実しており、チューナーレスの需要が高いと証明されて、各メーカーも販売に参入するでしょう。これに拍車をかけているのはやはりNHKの強制徴収が原因と思う。魅力あるコンテンツに対価としてお金を払うのは当然だけど、NHKのように観なくても強制で契約させられお金を取られ、契約の自由は無い。何十年も前の法律を歪曲しさらにはネット環境のある人からも徴収しようと考える始末。さらに高額報酬ときたら納得する人は少ないでしょう。スクランブルを導入し、契約の自由を!・・・。速攻で解約(スクランブル)します!」
「NHKはなんでスクランブル化しないの?徴収する手間を考えたらそれが1番いいような。
本当に全国民の義務にしたいなら価格をめちゃくちゃ安くするしかないんじゃない?
テレビなくても困らない時代なんだから余計にこのままじゃダメだと思う。
テレビがダメならネット環境があれば徴収とかヤクザみたいなやり方が許されるのもおかしいと思う。
ほんと何年も朝は多少地上波のニュース番組を見るけど仕事から帰ってきたらYouTubeつけて、ネトフリやアマプラ、Hulu徘徊してドラマや映画みて、気が向いたらTverでバラエティ見てって感じの生活。
サッカー見たい時だけ地上波かな。
でもチューナーなければDAZNに入ればいいしね。
そこの選択肢にNHKのサブスクが入ればいいと思うけど今はそういう選択もできないしね。」「TVerのおかげで一部対象外の番組があるとはいえ本当にNHKだけが見られないという状況になりましたね。
私はNHKも見ますし受信料も払っていますが、ワンセグやネットでの受信料徴収等無理筋で強行的なNHKの態度はかえって自身の首を絞める結果にしかならない様な気がします。」
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