知らないと損するかも?何ができないと「要支援」「要介護」なのか

「要介護」とよく聞きますが、なにができなければ介護が必要になるかわからない…という人も多いのではないでしょうか? 

介護度の区分

介護の必要度合いを区分したものを一般的に「介護度」といいます。

日本では、要支援1・2と要介護1~5の7段階で分けられています。

この介護度の区分によって、介護費用の援助が受けられる限度額も変わってきます。

介護保険の限度額から介護費用の概算を解説した記事がありますが、今回、なにができなくなればどの介護度になるかを知ることで、より介護費用についてイメージできるでしょう。

また、介護保険は市区町村へ申請をして認定されなければ援助を受けることができません。

そのため、実は介護保険を使い介護サービスを受けることができる状態なのに、知らずに困りながら生活していることになってしまいます。

実際に看護師の経験として、入院をすることで要介護の申請を初めて知り、申請する患者さんもいます。

このような損をしないためにも一緒に介護度について見ていきましょう。

要支援は2段階…その違いとは?

要支援は、2段階に分かれていて、厳密にいえば要介護ではありません。

介護保険による援助も介護給付ではなく予防給付といわれます。

基本的に要支援1・2ともに一人で生活できる状態ですが、筋力の低下により、立ち上がりなどの動作に不安があり部分的な介助や見守りが必要とされる状態です。

また、リハビリなど適切な支援を受けることにより、要介護状態へ移行することを予防できるとされているため、給付の名前が予防給付となっています。

具体的な内容としては

  • 要支援1:立ち上がりや起き上がりの能力が低下し見守りや一部介助が必要
  • 要支援2:要支援1の状態に加え、片足立ちなどの能力が低下。風呂の入浴動作や細かい作業などに見守りや一部介助が必要

となります。

要介護は5段階…その内容とは?

要介護の区分は1~5の5段階に分かれています。

その認定基準は、身体的な能力や認知症などによる思考能力の低下により、何らかの介護が6カ月にわたり必要としていることです。

要支援と違う点は能力の低下の度合いもありますが、要支援は調子の浮き沈みなどにより介助が必要な時と必要でない時があるのに対し、要介護は毎日介助が必要という点です。

要介護1について

要介護1は、要介護となっていますが、要支援の分類にも入る少し特殊な区分です。

能力としては、要支援2とさほど変わらず日常生活の一部に介助が必要な状態ですが、先ほど述べたように、毎日介助が必要となるのが要支援2との違いです。

要介護2~5について

要介護2~5は、身体能力や思考能力の低下の程度により区分されます。

具体的に下記のような介助が必要となります。

  • 要介護1:ズボンの上げ下ろし、入浴動作
  • 要介護2:排泄や入浴の一部またはすべて
  • 要介護3:立ち上がりや歩行が一人では困難。杖や歩行器の使用。入浴、排泄、着替えすべて。認知症症状による介助が必要
  • 要介護4 :移動には車いすが必要。認知症症状により徘徊や暴言がみられる
  • 要介護5 :ほとんど寝たきり。寝返りなどにも介助が必要。会話が難しい状態

介護や医療については、知らなければ損をしてしまいかねない制度もあります。

正しい知識をつけることで、損をしないようにしていきたいですね。

ネットの声

「この基準は全国で統一している様に作られているが、結局は自治体任せの認定調査員の裁量で決まるのであてにならない。裏基準があるのかある一定の割合で介護度を決めているのかわからんが、人によって判断が分かれる基準。どうにかして欲しい。」

「現実には、主治医の一筆や認定調査員次第。結果に関与できないケアマネに食って掛かる利用者・家族もいるので、安易に基準を出すのはどうかと思う。保険者によっても、甘いところ厳しいところがあり、基準はあってないようなものです。」

「これはあくまでも基準でしかなくて結局は認定調査員次第なんだよね。ケアマネが調査員と親しかったら甘くなったりね。実際に手引き歩行出来て、認知症も軽くて意志疎通出来る人が4となって驚いたことある。」

介護保険事業の悪化から認定が厳しくなっていると聞きます。

それ以上に調査認定する人の度量にも大きく左右されそうですね。

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