京都に女王と呼ばれた作家がいた 花房観音 (著) 幻冬舎 (2022/9/8) 737円

1996年、日本で一番本が売れた年、帝国ホテルで執筆中に山村美紗が亡くなった。

200冊以上の本を出しベストセラー作家と持て囃された〝ミステリの女王〟。

華やかな活躍の陰で「文学賞を獲りたい」という強烈な劣等感を抱いていたこと、公然の秘密と噂された作家との関係や夫の存在など、秘められた謎は多い。

文壇のタブーに挑むノンフィクション。

「あまりの面白さに届いたその日に読了。山村美紗と西村京太郎、申し訳ないが彼らの推理小説は読んだことがない。ってか、もの凄く売れている割に評論家やインテリに相手にされてない印象。もっぱら京都での私生活ぶりが話題だった。そういう世の評価に、山村美紗自身が傷つき、それをバネに執筆に執着し続け、ほとんど過労死だったようだ。」

「山村美紗のミステリアスな人物像と、決して語られることの無かった家族の存在、西村京太郎とのスキャンダラスな関係は、長らく文壇のタブーとして黙殺され、反権力の旗頭「噂の真相」で唯一、再三取り上げられたのみ。そのタブーが暴かれるという下世話な興味があったものの、それだけのために新刊を購入することに逡巡すること数日。しかし、団鬼六賞受賞者で女性、京都在住で現役バスガイドという筆者のプロフィールへの興味と、下手をすると、じきに出版差し止め・発禁になるかもしれないという危機感で購入し、内容の重さに3日かけて読了。その感想が標記のタイトル。」

「懐かしい名前に思わず読んだ。自分の本棚にどれだけの数彼女の本があっただろうか?家族みんなで出る本を片っ端から読んでいたことなど思い出した。
ドラマも見ない日はないくらい名前が踊る。役者が変更されて再度放送や局が替わって放送。
懐かしい。」


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