HONDA BENLY CS90 ホンダ創生期のクラシックコミューター

HONDA BENLY CS90(ベンリィ CS90)は、1960年代のホンダらしい“実用性と軽快さ”を凝縮したクラシックコミューターです。

空冷4スト単気筒の90ccクラスで、当時としては高回転まで気持ちよく回るエンジン特性が魅力。

取り回しの良い車格と素直なハンドリングで、街乗りからちょっとしたツーリングまでこなします。

現代のバイクのような強い加速や豪華装備はありませんが、その分「機械を操る楽しさ」が濃く、整備性の良さや構造の分かりやすさも相まって、旧車入門としても人気の高い1台です。

レストアベースとしての流通もあり、純正然とした雰囲気でコツコツ仕上げていく楽しみもあります。

どんなバイク?

ベンリィCS90は、日常の移動に強い“実用バイク”としての性格を持ちながら、ホンダらしいスポーティさも感じられるモデルです。

排気量は約89cc、空冷4ストローク単気筒で、最高出力は公称8ps(8500rpm)と、90ccクラスとしては元気な高回転型。4速ミッションを備え、エンジンを回して繋いでいく楽しさがあります。

車体はスリムで足つきも扱いやすく、押し引きの軽さも旧車としては魅力。

現代のスクーターのような“ただ乗れる”方向ではなく、始動・暖機・シフト操作・ブレーキングまで、ひとつひとつの操作がダイレクトに返ってくるタイプです。

一方で旧車ゆえの注意点もあり、個体差(点火系・キャブ・電装・消耗部品の状態)で乗り味が大きく変わります。

購入後はまず基本整備(点火、燃料、吸気、圧縮、ブレーキ、タイヤ、ケーブル類)をリセットするのが鉄板。

そこを押さえれば、のんびり流しても気持ちよく、景色の良い道を“バイクと会話しながら”走れる味わいが出てきます。

クラシックなスタイル、メッキや鉄の質感、そして当時の工業製品らしい機械感を楽しみたい方に刺さる1台です。

YouTube動画:

HONDA BENLY CS90 のインプレッション

走り出してまず感じるのは、車体の素直さです。

ハンドルを切った分だけスッと向きが変わり、軽量級らしいヒラヒラ感があります。

加速は現代基準だと穏やかですが、回転を合わせてシフトアップしていくと、エンジンが“乗ってくる”ポイントが分かりやすく、気持ちよく伸びていきます。

低速で粘るというよりは、回して楽しいキャラクター。

エンジン音や振動の出方も含めて「古いバイクに乗っている実感」が強く、短い距離でも満足感があります。

乗り心地は“ふわふわ快適”というより、路面情報がほどよく手元とお尻に伝わるタイプ。

スピードを出しすぎると車格なりの落ち着きは必要ですが、法定速度付近の流れならのんびり気持ちよく走れます。

ブレーキやタイヤ、サスは現代の性能を前提にしないことが大切で、急制動よりも「早めの減速」「余裕ある車間」が似合います。

逆に言えば、丁寧に操作するほどバイクが応えてくれるので、ライディングが上手くなったような感覚が得られるのも面白いところです。

通勤や街乗りでも“作業”にならず、移動そのものが趣味になる——そんな味のある乗り味です。

HONDA BENLY CS90 のスペック

全長×全幅×全高 1840×670×925 mm
ホイールベース 1185 mm
最低地上高 160 mm
エンジン 空冷4ストローク 単気筒
排気量 89 cc
最高出力(公称) 8 ps / 8500 rpm
最大トルク(公称) 0.71 kgf・m / 7500 rpm
圧縮比 9.0
ボア×ストローク 50.0 × 45.6 mm
変速機 4速
タイヤ(前) 2.25-17
タイヤ(後) 2.50-17

みんなのインプレッション

旧車らしい扱い方は必要ですが、「軽い・素直・回して楽しい」という声が多いのがBENLY CS90の特徴です。

街中での取り回しの良さや、景色の良い道をのんびり流す気持ちよさが評価されやすい一方、ブレーキや足まわりは現代車と比べると余裕を持った運転が前提になりがちです。

購入後に点火・キャブ・ブレーキなど基本整備をしっかり行うと満足度が上がる、という意見も定番。

見た目のクラシック感だけでなく、操作に対してきちんと反応してくれる“機械感”が好きな人には刺さりやすい1台です。

『車体が軽くて押し引きがラク。狭い場所でも扱いやすい。』

『回転を合わせてシフトしていくのが楽しい。乗ってる感がある。』

『のんびり流すだけで気持ちいい。景色を楽しめるバイク。』

『現代車みたいに止まらないので、早め早めの減速が大事。』

『整備すると見違える。点火とキャブを出すと調子が良くなる。』

『メッキや鉄の質感が最高。所有して眺めるだけでも満足。』

『速さより雰囲気。丁寧に乗るほど味が出る。』

『部品や情報を集めながら仕上げるのが楽しい。レストア向き。』

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