ホンダ・Solo(ソロ)…一人乗りネイキッド!

Soloの発売は2003年3月の発売です。

レトロチックな形状から、かなり古いバイクでは?と思う人も少なくないでしょう。

それでいて、今世紀初頭の発売なのでビックリする人も多いのでは…。

原付1種のバイクなので多少冒険した向きもあるのでしょう。

どんなバイク?

エンジンはスーパーカブ系の横型エンジンを搭載しています。

そのため、カブ系ファミリーといってもいいのですが、それはエンジンだけ。

スタイルは独特でしたね。

自転車のようなサドル型シートはレトロそのもので、ホンダが黎明期に出した『Honda Model A』を彷彿とさせます。

特にリアホイールあたりの雰囲気などがまさにそれですね。

エンジンはカブ系なので、動力伝達は自動遠心クラッチ、3速ロータリーミッションとなっています。

ブレーキは前後ともドラムブレーキです。

原付1種にディスクブレーキは必要ない(暴言?)と思うので、特に問題はないでしょう。

もちろん今風のバイクなのでしっかり制動してくれますよ。

Solo最大の特色となっていたのが、タンク・フレーム・シートのカラーを好みで組み合わせることができることでした。

マットフラットシルバーメタリック・モンツァレッド・パロットイエローの3色が標準色なのですが、この標準色を覗くと、全部で285種類の組み合わせが可能となっています。

販売期間は短く2007年に生産終了。

足かけ5年の販売期間となりました。

売れ行きはそれほどでもなかったようです。

タイミング的に原付1種が良く売れた80年代から90年代初頭にかけて発売されていたら、大ヒットモデルになっていたかもしれません。

女性への訴求効果のあったモデルだと思います。

Soloのインプレッション

Soloっていうネーミングがいいですね。

由来は、「自分自身で選んだ個性を演出するバイク」、「他には無いデザインのバイク」をイメージして命名されたそうです。

外観は、1940年代、50年代の懐かしいバイクをイメージさせます。

といっても大半の人は生まれてないので、写真などでイメージするしかありませんが、レトロチックであるのは間違いないでしょう。

実際にSoloが走っている姿を見たときは思わず目で追ってしまいます。

しかし、よく見かけるといったほど売れてなかったかもしれません。

レトロなバイクって、そのときは注目を集めまつし需要も望めるようですが、飽きられるのも早かったりするんですよね。

まだ乗ってますが、CB400SSが出たときなんかは(瞬間的に)爆発的に売れたんですよ。

それでも翌年くらいには中古市場に溢れんばかりのCB400SSが…。

レトロなバイクって飽きられるんだなって痛感したときでしたね。

良いバイクなんですが…。

話は脱線しましたが、Soloもそんな感じでした。

そういえば、Apeなんかを世に出した“Nプロジェクト”が手がけたモデルでしたね。

Apeはホントに良いバイクだったんですけど、ズーマーとバイトは首をかしげるような…。

目立つには目立つのですが、それだけでズーマーの後のPS250に至っては…。

またまた脱線しました。

Soloに話を戻すと、結局バイクって趣味性の高い乗り物なので、批判したり首をかしげるのではなく、乗りたい人が乗ったらいいんですよ。

それでもバイク好きとしては、いろいろ比較したり批評したりしたくなるんですけどね。

Soloの良いところは、ホイールベースを長く設計しているところだと思います。

原付1種だからといって、変にこじんまりしてないんですよ。

ホイールも18口径という大きなもので、全体的なスタイリングに一役買っています。

Soloって見るからにかっこよくて、カラーバリエーションも豊富なところがいいんですよね。

自分なりのバイクに仕上げることができるんですけど、逆に自分を出し過ぎて飽きてしまったり、ふと恥ずかしくなってしまうことも…。

どちらかというとノーマルで目立たなく乗るのが好きなので、『こういうバイクっていいな…』なんて一瞬思うんですけど、『自分には合わないな…』と、すぐに我に返ってしまうんですけどね。

好みのカラーはタンク・ホイールがホワイトでシートがブラウン。

ショップで見たのですがめちゃっかっこ良かったです。

ちなみにSoloは試乗していません。

Soloのスペック

17型ソロの諸元

画像は本田技研工業より引用
車両型式 BA-AC17
お値段 199,000円
備考 Solo
排気量 単気筒49cc
最高出力 3.5PS[2.6kW]/7500rpm
最大トルク 0.39kgm[3.8Nm]/6000rpm
30kmh燃費 95.0km/L
全長幅高 1995mm/710mm/980mm
面積&体積 1.416m²/1.388m³
地上&座面 150mm/730mm
車両重量 77kg
タイヤ 前:70/100R18 後:70/100R18
ブレーキ 前:ドラム 後:ドラム

見た目の大きさというか長いので取り回しが大変と思いがちですが、そこは原付1種ですし車重も軽いのでそんな心配はないでしょう。

実際に、押し歩きなどは車幅もないので自転車感覚ですよ。

小柄なライダーや女性でも問題はまったくないはず。

なんたって、車重が77kgですよ。

その気になれば持ち上げることもできるかも…。

みんなのインプレッション

「デザイン&レアキャラ。すれ違うバイクに結構ガンミされます。ノーマルでも良いですがさりげなく程よくカスタムが良いかなぁ?カブモンキー系パーツの互換性があるので楽しい。」

「バイク初心者でも非常に運転しやすいです!原付とは思えない迫力と独特のフォルムで個性的かつオシャレで気にいってます。カブエンジンなのでエンストすることがまず無いです。計測はしていませんが燃費はそこそこ良い方です。小回りが利きませんがそこもキュートですね。乗りやすさも、個人的にスクーターより快適と思われます。ノーマル車だとエンジン音も非常に静かで街中走っても全くうるさくありません。パワーは他の原付より劣ってますが、「別にブッ飛ばして運転しなくてもいいや」って人にはもってこいです。スピードが出すぎないため安全運転に徹することもできます(笑)」

「コケてもタンクに傷が付かない。サスが深く疲れにくい。タイヤが18インチでホイールベースも長いため走行が安定する。泥除けがしっかり機能する。カブエンジンの長所を持つ。」

「買って一年少しですが、大変気に入っています。大きなトラブルもなく、燃費も良し。デザインも良く、長く付き合えるバイクですね。」

「乗れば乗るほど愛着が湧く個性的なバイクです(^O^)/カラータイプも豊富にあり、カッコ良くも可愛くも乗れます♪」



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