今でもみんなが振り返るカワサキ・ZXR250は30年を過ぎても現役バリバリの4気筒レプリカバイク!!

カワサキ・ZXR250は1989年に発売されました。

バブル期の最後を飾るバイクですね。

当時は熱病のようなバイクブームを終焉を迎える気配がありました。

新型バイクは続々登場していましたが、売れ行きは芳しくなく…。

バブルの終焉とときを同じくするかのようにバイクブームも終わっていったのです。

もっとも、ホンダをはじめとしたバイクメーカーの新型バイクの投入は、

バブルが弾けた後も数年続きました。

バブル期に開発していたのでタイムラグがあったということですね。

ZXR250は250ccバイクという人気もあり、

なおかつレーサーレプリカで250cc4発バイクですから、

飛ぶように売れた…はず。

確固たるデータはありませんが、

中古市場にいまだにZXR250が出回っているくらいですから、かなりの数が売れたのは間違いありません。

ここでは、昔懐かしいZXR250をご紹介します。

どんなバイク?

カワサキ初の250ccバイクで4気筒DOHCエンジンを搭載。

フルカウルスポーツのレーサーレプリカバイクでした。

実は、バイクメーカーとしてカワサキは同クラスでは後発となりました。

というのも、ホンダCBR250R、ヤマハFZR250R、スズキGSX-R250Rといったように、

各メーカーの看板バイクが市場に出回っており、250ccバイクはすでに戦国時代といった状況でした。

その中で、ZXR250の登場でクォーターマルチのライバルモデルが勢揃いとなりました。

すでに自主規制の時代であり、250ccクラスのパワーは45psとなっていた時代です。

なので、どのバイクも目一杯のパワーを高回転で絞り出していました。

ZXR250も15,000回転で最高出力を出す高回転型エンジンを採用。

とにかく、レーサーレプリカらしくぶん回してナンボのエンジンだったのです。

ZXR250 のインプレッション

バイクの免許を取得して試乗したことがあります。

その当時で10年以上前のバイクです。

こちらも超初心者だし、人のバイクだったのでアクセルを開けることもできず、

“チョイノリ”したような感じです。

4気筒バイクなのに軽い感じでヒラヒラした印象です。

さすがレプリカバイク…なんて思ったものです。

しかし、それ以上の感想がなかったのは初心者ならではということでしょうか。

それから、バイクも上達してZXR250に乗る機会はありませんでしたね。

ただし、同じエンジンを積んだ後継バイクとも言えるバリオスにはしっかり乗りました。

エンジンは一緒ですが、レプリカでもないし、ネイキッドなので違ったバイクに感じましたね。

今もときたまZXR250を見かけます。

大事に乗っているんだなと思うとエールを送りたくなります。

部品なんかどうしてるんだろ、なんて余計なお世話ですが。

1995年で生産終了となりました。

92年には馬力が下がって40psになったのは残念でしたね。

それ以降、250ccバイクの最大馬力は40psとなりました。

同時期には2気筒のZZR250がありました。

こちらは1990年から2007年まで生産されたロングセラーとなったバイクです。

ツアラーはやっぱり息が長いですね。

ちなみに91年を境にZXRの風貌は劇的に変化します。

前期のZXR250は丸目2灯なのですぐにわかりますよ。

ZXR250といえばこっちのバイクなんですよね。

後期型のほうが見た目は今風に近いのですが、前期型のほうが少ないので希少です。

そして、なぜかZXR250の紹介のときは丸目の前期型を掲載するのが多いのも興味深いですね。

ZXR250のスペック

カワサキ「ZXR250」主なスペック

全長×全幅×全高 2020×695×1105mm
ホイールベース 1370mm
最低地上高 150mm
シート高 740mm
乾燥重量 144kg
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 249cc
ボア×ストローク 48.0×34.5mm
圧縮比 12.2
最高出力 45PS/15000rpm
最大トルク 2.6kg-m/11500rpm
燃料供給方式 キャブレター(CVKD30)
燃料タンク容量 16L
変速機形式 6速リターン
キャスター角 24°
トレール量 90mm
ブレーキ形式(前・後) Φ300mmダブルディスク・Φ230mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後) 110/70-R17・140/60R18

みんなのインプレッション

「全体的に非常にコンパクト、身長170ですが足つきベッタリで初心者の俺は初日から安心して乗れました。
エンジンは100Km/hで5速10000rpm、6速8000rpmで10000すせも辺りからパワーが出てきます。下は下で待ち乗りも楽チンです。トロトロ流すのも、ハイスピードで流すのもストレス感じません。
車体にはフロント倒立ダブルディスクで、ワインディングや高速でのブレーキングも安心です。
あと音がノーマルでもかっこよい、まさにF1サウンド。
見た目と違い、初心者にとっつき易いバイクです。」

「スタイルが良い!後期型より気に入ってます!
現行ではこのクラスのレプリカモデルは無いので希少です(^^)
倒立サスがライバルに無い魅力ですね~今はB2用を付けてますので伸縮調整可能でRサスもOH前提の構造です。(SP)
スタンダードより口径のでかいキャブが何となく嬉しい(笑)
クロスミッション(SP)はワインディング走行で威力発揮!1~3速は引っぱれます!
高回転域は甲高いサウンドを響かせてレブが作動する19000rpmまで回せます。
2ストよか低速トルクあるので6速3000rpmでも走れます。
カウリング効果は有効でネイキッドよか冬場は楽です(^^;)
K-CASのダクト、パイプがむき出しでスパルタン!K-RASもちゃんとアンダーカウルより取り入れられてる作りに満足!
バリオス、バリオス2よか明らかに高速域はパワフルに速度に乗ります。」

「軽い車体なので、倒し込み、切り返しやブレーキングが非常に楽。
7000RPMからパワーが出てくるエンジンが面白い。
また低回転域もトルクがそこそこ有るので、町中でも楽。
タイヤが滑りそうな時は、きちんと前触れがあるので安心(ハンドルの震えなど)
レプリカにしては姿勢が楽。
足つきが非常によく、女性の方でも苦にはならないと思う。」



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