ホンダ・ナイトホーク750…アメリカンなロードスポーツという新機軸を打ち出すもすぐに消えた…

ナイトホーク750は1991年7月に発売されたバイクです。

アメリカンタイプのロードスポーツモデルという新しい感覚が話題となりました。

CB系の空冷4気筒DOHC747ccエンジンをダブルクレードルフレームに搭載。

どんなバイク?

同じ年に発売されたCB750とエンジン部分を共有していました。

そうなると、CB750との比較になるのですが、エンジンは共通です。

そして、出力特性もキャブレターの形式も同じ。

5段ミッションも同じ(二次減速比が少し異なるようです)。

アメリカンタイプなのでホイールベースはナイトホークのほうが長くなっていました。

といっても10ミリ程度のものだったのです。

それでも、外観はCB750がシュッと引き締まった印象なのに、ナイトホークのほうはゆったりとした感じです。

もっとも、ネイキッドとアメリカンの違いであれば当然なのですが、外観を変えただけの‘同じバイク’という印象が否めません。

見た目が違うので違うバイクに見えなくもない…というよりも違うバイクに見えるのですが、その実、中身は一緒だったというオチです。

CB750と兄弟車といってもいい位置づけで、ナイトホークが北米を意識したバイクであることを考えると納得する部分もありました。

日本国内ではあまりにも売れなかったため、すぐに販売終了となってしまいました。

ナイトホーク750のインプレッション

パッと見はアメリカンに見えません。

CB750と比べても外観はそれほど違いを見いだせないのです。

ただし、ナイトホークのほうが大柄に見えます。

やはり北米ユーザーをターゲットにしたからでしょう。

CB750に憧れていたので、ナイトホークは小耳に挟んだ程度。

実車は見たことがあるのかないのか記憶にありません。

それでも、写真で見るだけでも良い感じですよね。

これがどうして、売れなかったのか。

理由は明解のようで、国内向けに販売といっても、CB750を出した時点でネームバリュー的に負けていたこと。

中身がほぼ一緒であることから、ホンダが如何に国内で売る気がなかったのかがわかります。

逆に、国内ではナイトホークは希少価値が高いので、見れば歓声が上がるのは間違いないかも。

といっても当時に限定されますが。

もちろんディスっているわけではなく、基本はCBなのでしっかりしています。

CB信者なので、ナイトホークはどうしても亜流に見てしまいがちなのですが、北米向けに専念したらいいのに、国内向けに売り出してしまったホンダの判断ミスかもしれませんね。

ナイトホーク750のスペック

ナイトホーク750(1991年モデル)

型式 RC39
全長 2230
全幅 805
全高 1140
シート高 780
乾燥重量 211
燃料タンク容量 18
タイヤサイズ 前:110/80-18

後:140/70-17

ブレーキ形式 ディスク/ドラム
エンジン 空冷4ストDOHC4気筒
排気量 747
最高出力 75/8500
最高トルク 6.5/7500
変速機 5速
始動方式 セル

日本国内では750台限定で発売されました。

そのため、希少価値の高いバイクであることは間違いありません。

ナイトホーク250のほうはそこそこ売れたようですね。

みんなのインプレッション

「ポジションが楽・疲れない 音が静か・そのくせパワ-がある」

「絶品のエンジン 低速では軽く優しくスムーズなフィーリング 3000回転を越えるとさすが750パワー よく磨くとタンクに自分の姿が映る。排気音はとても静かで気がねしない。ハンドリングも非常に軽く小回りが利く たくさんありすぎて書ききれない。」

「シンプルでバイクらしいデザイン(個人的にはかっこいいと思う) 乗りやすくて疲れないポジション(どこまでも走れそうな気になる) 粘り強くてどこからでもパワーがでてくるエンジン(けっこう速い) いままでCB1300SFに乗っておりセカンドバイクとして購入したが、乗り心地がいいので今はこちらがメインかも?」

「音が静か。低速トルクが強くて市街地走行が楽。」

「 あまり飛ばすバイクじゃないので、高速はきついかも。
私は通勤に使っているのです が、燃費が良いのとパワーがあるので、街中はほとんどストレスなくスイスイ走れま す。
あと音も静かで気に入ってます。走っているときは風の音しかしません。」



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