スズキ・VOLTY…250ccロードモデル

VOLTYの登場は1994年11月。

当時から、250ccバイクはスズキ…というイメージです。

スポーツ志向ではなく、気軽に乗れるロードモデルという位置づけでした。

どんなバイク?

日常使用に適したバイクがVOLTYです。

そのため、ルックスからも想像できますが、スペック的な性能は追究しない乗りやすい仕様となっています。

90年代当時にしてもレトロ調が人気となりました。

すでにネイキッドブームでもあったのですが、それにも増してクラシカルなデザインが評価されたバイクです。

そして、スズキですから価格もリーズナブル。

250ccで小柄なバイク、そして乗りやすいということで女性受けがよかったモデルでもあります。

それでも、250ccですから、中型バイクのエントリーバイクとして購入する人も少なくなかったようです。

ハイスペックではなかったものの、基本的な性能は高いものがありました。

どこ?なんて言われると数字に表れにくい部分なのですが、信頼性が高く乗りやすいといったところでしょうか。

構造がシンプルなだけに、壊れにくいのは間違いないでしょう。

仮に壊れたとしても修理費は安くつくはず…。

低価格・ロースペックということで心配になる人もいるかもしれません。

それでも、前輪はシングルディスクで、スピードを出さないタイプのバイクであれば制動性能も必要十分です。

他の250ccバイクと比べても一際小さく感じる大きさです。

男性で170cm以上の人でしたら窮屈に感じるくらいでしょう。

一方で、女性であれば誰にでも安心して勧められるバイクでもありました。

2004年に10年間の発売を終えて生産終了となりました。

この手のバイクが好きな人には寂しく感じたかもしれませんが、ST250が後継バイクとして登場します。

ST250の登場は2003年ですから、販売期間が少し被ってるかも。

ST250も売れに売れました(現在も現役です)。

やっぱりこういったバイクの需要っていつの時代でもあるんですね。

VOLTYのインプレッション

ST250と比較されるバイクですが、VOLTYのほうがずんぐりした感じです。

言いかえればST250のほうが洗練されているといっていいでしょう。

もともと、女性に人気の高かったモデルですが、ST250の登場でさらに人気モデルになった感がありますね。

実はVOLTYには乗ったことがありません。

試乗したこともなく、試乗のチャンスもなかったかも。

普通二輪の免許を取ったときにはすでに生産終了してましたからね。

ということで、ST250には乗ったことがあります。

ほぼ似たバイクというか同じバイクという認識だったのですが、VOLTYは4バルブでST250は2バルブということでした。

これって退行してる?なんて思ったものですが、エンジン性能が上がればバルブ数が減っても問題はないでしょう。

ST250のことは置いといて…。

丸っこい感じのVOLTY良いですね。

ただし、小さく感じるので既出していますが、170cm超の男性には窮屈なのは間違いないでしょう。

とはいっても、50cc原付フルサイズのバイクよりは大きいですし、モンキーに乗って違和感のない人でしたら、確実に問題ありません。

今さら、中古市場でVOLTYを探す人はいないでしょう。

ST250も現行車ですからね。

それでも、現在もVOLTYに乗ってる人は、その魅力に心底参っている人でしょう。

そうした、一つのバイクを大切に乗る人は尊敬できます。

そして、VOLTYにぞっこん…というその気持ちも尊敬に値するかも。

CB400SSに乗ってるくらいなので、VOLTYは大好きなバイクです(乗ったことないけど…)。

VOLTYのスペック

NJ47A型ボルティーの諸元

画像はスズキ株式会社より引用
車両型式 BA-NJ47A
お値段 375,900円
備考 type-IとIIを統合 車重は概算値 [乾燥重量125kg]
排気量 単気筒249cc
最高出力 20PS[15kW]/7500rpm
最大トルク 2.1kgm[21Nm]/6000rpm
60kmh燃費 54.5km/L
全長幅高 2005mm/770mm/1075mm
面積&体積 1.544m²/1.660m³
地上&座面 160mm/750mm
車両重量 139kg
タイヤ 前:3.00-18 後:120/80R17
ブレーキ 前:ディスク 後:ドラム

そのままでも十分かっこいいのですが、VOLTYに乗っている人はけっこうカスタムしてました。

カスタムするくらいなら他のバイク乗れよ…なんてちょっと思ってみたり。

好きなバイクにのって好きにいじるのは正しいです。

シートが低いのが窮屈で嫌なのか、ハイシート化してましたね。

それと、がんばって100km/h超えるかどうかの最高速だったようです。

街乗りメインと考えたら十分ですね。

みんなのインプレッション

「何しろ安い! あんまりSRみたいに、シングルミーハーじゃない。カスタムベースとしては十分」

「ずっと乗っていても疲れないのがうれしい(ポジションやシートのせいか?)。メッキ仕様など磨いて可愛がれる、飽きがこないスタイルだと思う。取り回し、足つきはとても楽で、すり抜け楽々で街乗りにはぴったり、実に楽しい。1台目のバイクとしては大満足です。」

「軽い。腰を使わないでも取りまわしできる。初心者にはありがたいです。ポジションが楽。シートも良いし、半日乗りつづけても平気。(さすがもとアメリカン?)燃費良い。街乗りでも遠出でも変わらない好燃費。標準装備のセンタースタンドとハザードランプも何かと便利。リアキャリアも付いて積載性もバツグン。あとはやっぱりデザイン。メッキパーツが多くて磨き甲斐アリます。」

「シンプルなデザインがGood! 余計なものはつけないけれど、センタースタンド、ハザードなどを装備しているのは嬉しい。燃費が非常に良い。適度に”トコトコ”と鳴るマフラー。楽しく走ることを教えてくれるバイクです。」

「おじさんの私が言うのもなんですが、結構かわいい。体重移動しなくてもくるくるよく曲がる。始めて乗ったとき、曲がりすぎてセンターラインをオーバーしそうになった。軽量でコンパクトなため、駅の駐輪場に楽にとめられる。すり抜けが楽々。まるで50ccなみ ホントに250ccなのか」



おすすめの記事