桑田佳祐初のソロアルバム『Keisuke Kuwata』は昭和63年に発売されました。
翌年が平成元年ですから、まさに昭和のラストを飾るアルバムとなったのです。
もちろん、人それぞれ思い出に残る楽曲はたくさんあると思いますが、この『Keisuke Kuwata』で昭和に思いを馳せる人は多いのではないでしょうか。
なんと言っても名盤ですね。
一つとして無駄な楽曲もなく、アルバムとして完成度がとても高くなっています。
歌詞がスッと入ってくる
サザンの活動からいきなりソロになったわけではなく、妻である原由子の産休による『KUWATA BAND』としての活動の後でのソロアルバムの発表となりました。
アルバムで特筆するべきは、歌詞の内容です。
サザンを含めた以前の活動では、五感重視の言葉遊び的な面が多く見られたのに対して、歌詞がかなり洗練されています。
すでにロックバンドとしての地位を確立していたサザンオールスターズですが、このアルバムによって、桑田佳祐自身にさらに多くのファンを引きつけることになりました。
この年の日本レコード大賞の『優秀アルバム賞』にも輝いていますよ。
ユニクロのCMで復活
1989年発売ですから、30年以上前になります。
このアルバムをリアルタイムで青春時代に聞いていた人は、すでに40代50代といったところでしょうか。
サザンオールスターズデビュー当時からのファンでしたら、60歳以上という人も多いでしょう。
何故思い出したように『Keisuke Kuwata』のアルバムなのか…。
言わずと知れていますが、今年(2021年春)ユニクロのCMになったことが大きいですね。
『悲しい気持ち JUST A MAN IN LOVE』『遠い街角(The wanderin’ street)』『いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)』それとアルバム外ですが、『若い広場』などです。
『Keisuke Kuwata』の楽曲ですが、「悲しい気持ち」などを聞いていると元気をもらえるような気がします。
心がウキウキしてくるような感じです。
他にしっとりとした曲もあるのですが、それでも何かほっこりとした感じになるのは、桑田佳祐の人柄もあるのでしょうね。
ユニクロのCM(本人の備忘録っぽい)綾瀬はるかが綺麗だ…
「悲しい気持ち JUST A MAN IN LOVE」
「遠い街角(The wanderin’ street)」
「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」
見ていると桑田佳祐のファンというよりも綾瀬はるかのファンなのかもしれない…。
昭和と平成の融合みたいな感じですね。
それでも、30年以上前の曲とは思えないのが桑田佳祐のすごいところなのでしょう。
当時はもちろんCDで聴くしかなかったのですが、今はサブスクで聴いている人が多いのでしょうね。
サザンの楽曲も含めて桑田佳祐の楽曲はサブスクで配信されていますよ。