あのタンクから出てるホース何??
なんて声が聞こえてきたのがZXRです。
カワサキの最速マシンZXRシリーズの400が登場したのは1989年です。
当時のワークスマシンのレプリカとして発売されました。
どんなバイク?
一見して目を引くのがホース…ではなくてダクトなんですが、ZXRシリーズの特徴のK-CAS(カワサキ・クール・エア・システム)です。
ガソリンタンクから出ているように見えるダクトですが、実はアッパーカウルから伸びてるんです。
エンジンに空気を送り込んで冷却するシステムですね。
さて、80年代中盤から後半、さらには90年にかけてはレプリカブームでした。
空前のバイクブームに押された形というか、レースも盛んでワークスマシンの人気が高まっていた時代です。
GPZがどちらかといえばツーリング寄りの最速マシンであったのに対して、ZXRはバリバリのワークスレプリカとしての位置づけだったのです。
そう思ってくると、特徴的なダクトも“その気にさせる”装備でした。
輸出仕様の後期型は65 PS/13000 rpm・3.6 kg・m/12000 rpmを発揮しましたが、国内仕様でも59 PS/13000 rpmですから、400クラス最強をほしいままにしていました。※91年仕様
とはいっても、この時期の馬力がMAXであり、それ以降は自主馬力規制で53psまで落とされましたが…。
そして、94年型が最終となってZXRシリーズは終了となります。
思えば3ない運動があって、自主馬力規制があって、その中で登場したZXR400は現在に至っても最強のバイクで在り続けてますね。
ZXR400のインプレッション
散々書いておいてZXR400には乗ったことがありません。
何せ免許とったのが2004年ですから。
とはいっても、その当時でもZXRはよく見かけました。
人気車で玉数も多かったのでしょうね。
で、乗ったのはZXR250…それならZXR250について書けよ…なんて言われそうですが。
今も昔もZXR400は調べれば調べるほど魅力的なバイクです。
それは、ZXR250に乗ったらよくわかります。
これで400ならどんなに素晴らしいのか。
当時でも探せばZXR400は手に入ったかもしれませんが、それ以上に大型の免許も取らなくては…という次の段階に目が向いていたので断念。
大型免許を取得したら、ZX-9Rがすごく欲しくなって…しかしどこにも9Rはなくて(不人気車だった??)
そうこうしてたら、ZZR1200を買ってしまって。
当時も今もZZR1200は不人気バイクの極致的な扱いですが、良いバイクでしたけどね。
ZXR400のスペック
ZXR400(1991年モデル)
型式 | ZX400L |
---|---|
全長 | 1995 |
全幅 | 710 |
全高 | 1080 |
シート高 | 760 |
乾燥重量 | 160 |
燃料タンク容量 | 16 |
タイヤサイズ | 前:120/60-17 後:160/60-17 |
ブレーキ形式 | ダブルディスク/ディスク |
エンジン | 水冷4ストDOHC並列4気筒 |
排気量 | 398 |
最高出力 | 59/12000 |
最高トルク | 4.0/10000 |
変速機 | 6速 |
始動方式 | セル |
みんなのインプレッション
「加速が非常に良い。操作性が、非常に軽いように思う。」
「かっこいい。早い。数が少ない」
「クロスミッションが峠ではいい感じ。FCRのレスポンスも心地よい。フレームが頑丈で、カーブなどで安定性がある。」
「軽い!! だから加速もいい。アクセルのツキも最高。乗れてる時は、よく曲がる。バンク角も深い。ワインディングは、文句無し。ツーリングでは、広いリアシートが荷物を積むのに最適。 1日500kmで、ケツが痛くなることはなかった。市街地でも、車幅が狭いので、すり抜けがラク。しかも、ミラーを倒せるのがGOOD。トラックの隙間もOK。倒立フォークは、オカマを掘っても平気だった。さすが高剛性。」
「かっこよすぎる!。ライムグリーン最高!。速い!。疲れない」
「スタイル、深いバンク角。高回転での伸び。カワサキ。カ-ボン風マフラ-。」