
累計2万部突破!
あの夏、私たちは「家族」だった――。
息子を事故で亡くした絵本作家の千紗子。長年、父・孝蔵とは絶縁状態にあったが、認知症を発症したため、田舎に戻って介護をすることに。
父との葛藤と息子の死に対する自責の念にとらわれる千紗子は、事故によって記憶を失った少年の身体に虐待の跡を見つけ、自分の子供として育てることを決意する。

「嘘」から始まった暮らしではあるものの、少年と千紗子、孝蔵の三人は、幸せなひとときを過ごす。
しかし、徐々に破局の足音が近づいてきて……。
切なさが弾ける衝撃の結末――気鋭のミステリ作家が描く、感動の家族小説。
「介護する状況にある自分と子育てこそ終わったけれど母の気持ちは充分理解てきて心に染み入る話でした 後半は手が止まらず一気読みです。」
「主人公とその友人が飲酒運転に伴い、少年とぶつかってしまう事から、主人公がその少年を引き取って育てる事になるが、ここでも嘘をーーー」
「気にし出せば、細かな設定等に無理はあるのかもしれませんが、登場人物のそれぞれの思いが痛いほど伝わってきました。それぞれがそれぞれの立場で精一杯生きていて、それが脆い嘘の上に成り立つ不安定さがなんとも言えない思いを、読者に抱かせ続けさせているように感じます。展開を知ってからもう一度読み返すには、あまりに切なく、読み終わった途端に、初めから読み返したいような小説ではありませんが、すごく心を掴まれた感覚が残っています。」
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