
「あなたが名前を挙げる人物を、ここから思念で殺してみせる」。
怪しげな降霊会で、霊媒師が予告した殺人。
宣言通り、その人物が、遠く離れた密室で首を吊って見つかった。
美しき探偵・妹尾は、会の証言を基に謎を追うが、奇しくも第二の予告と殺人が達成され――。
果たして霊媒師の力は本物か?
奇怪な不可能犯罪に挑む、前代未聞の本格ミステリ。
著者について
一九六四年新潟県生まれ。新潟大学大学院教育学研究科修了。九八年『殉教カテリナ車輪』で第九回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著作に『バベル消滅』『冬のスフィンクス』『バラバの方を』『堕天使拷問刑』『抹殺ゴスゴッズ』などがある。
「超能力による遠隔殺人、そして死体にはある特徴がある。なぜかわからないが氏の作品を読んでいるときは不思議と飽きが来ない。捜査パートも先へ先へと読み進められてしまう。割とオーソドックスなほうなのかなぁ。ちょっとしたところに個人的な好きのポイントも多い。」
「冒頭のシーンなど読み返しても違和感があるのだが、そういった違和感を些細なことと一気読みさせる勢いのある作品。「抹殺ゴスゴッズ」を読む前に読めてよかった。」
「超能力のような胡散臭いネタを扱いながらも真っ当にミステリ解決で話を収める。その結果が雪だるまなのは絵的にちょっと笑ってしまったけれど。タイトルの由来もチェーホフの銃みたいな感じが面白い。真面目にやってもユーモアは残っていたか。」
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